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ICPCコード | 要素 | 愁訴と症状 | 前回バージョンICPCとの比較 | 包含される語句(英語版の訳) | 類語集(日本プライマリ・ケア学会国際疾病分類研究会で収集) | 除外 | 定義 | 考慮 | 注意 | ICD-10 |
A | 0 | 全身および部位が特定できないもの | ||||||||
A01 | 1 | 全身の/多発する疼痛 | 疼痛:全身/不特定 | 慢性全身疼痛、多発痛 | 全身の痛み、全身性疼痛、全身痛 | 部位を特定できない痛み A29 | R52 | |||
A02 | 1 | 悪寒 | 寒気、身震い | 戦慄 | 発熱 A03 | R50,R68.8 | ||||
A03 | 1 | 発熱 | 熱発、熱感、高熱、体温上昇、不明熱 | 発疹を伴う発熱 A76、熱中症による発熱 A88 | R50 | |||||
A04 | 1 | 全身脱力/倦怠感 | 全身脱力/倦怠感/気分不良(心理的なものを除く) | 慢性疲労症候群、疲労、 | 全身倦怠感、ウイルス感染後疲労症候群 | G93.3,R53 | ||||
A05 | 1 | 不快感 | 全身衰弱(心理的なものを除く) | 体調不良 | 易疲労感、元気ない、機嫌が悪い、気分不良、気分不快 | 加齢を気にすること、老衰 P05、悪液質 T08、栄養障害 T91 | R53 | |||
A06 | 1 | 失神 | 失神、意識喪失 | 虚脱、血管迷走神経反射 | 意識喪失、意識消失 | 昏睡 A07、めまい、めまい感 N17 | R55 | |||
A07 | 1 | 昏睡 | 昏迷 | 傾眠状態、傾眠、嗜眠状態、嗜眠 | 失神 A06 | R40 | ||||
A08 | 1 | 腫脹 | 腫瘤、腫瘍NOS | リンパ節腫脹 B02、足首の浮腫 K07、関節腫脹 L20、乳房腫瘍 X19 | R68.8 | |||||
A09 | 1 | 発汗異常 | 多汗、寝汗 | 発汗過多症、発汗過剰、夜間発汗 | 汗腺の疾患 S92 | R61 | ||||
A10 | 1 | その他の出血 | 部位不明の出血 | 内出血 | R58 | |||||
A11 | 1 | その他の胸痛 | 前回なし | 胸部痛、側胸部痛 | 心臓痛 K01、胸壁の痛み L04、呼吸器による胸痛 R01 | R07.3,R07.4 | ||||
A13 | 1 | 治療に関する事柄/心配 | 薬剤反応に関する事柄 | 薬剤反応等治療全般に関する事柄 | 医薬品の副作用 A85、手術や内科的治療による合併症 A87 | Z71.1 | ||||
A16 | 1 | 落ち着きのない乳児 | 号泣する乳児 | 過敏性乳児、乳児の過度の啼泣 | 乳児疝痛 D01、焦燥や怒り P04、小児期の行動の症状あるいは愁訴 P22、多動性障害 P81 | R68.1 | ||||
A18 | 1 | 外見に関する愁訴 | 前回なし | 耳の外見に関する愁訴 H15、妊娠中の身体像についての愁訴 W21、乳房の外見に関する愁訴 X22 | R46.8 | |||||
A20 | 1 | 安楽死の要望/討論 | Z71.8 | |||||||
A21 | 1 | 悪性疾患の危険因子 | 前回なし | 病歴、家族歴、治療歴などにみられる悪性疾患の危険因子 | Z80,Z85 | |||||
A23 | 1 | その他の危険因子 | 前回なし | 感染性疾患との接触、病歴、家族歴などにみられるその他の疾患の危険因子 | 悪性疾患の危険因子 A21、循環器疾患の危険因子 K22 | Z20,Z23-29,Z72.0-72.5,Z73.2,Z81,Z82.0-82.2,Z82.5-82.8,Z83,Z84,Z86.0-86.6,Z87,Z88,Z91,Z92 | ||||
A25 | 1 | 死の心配 | Z71.1 | |||||||
A26 | 1 | 癌の心配NOS | 実際に癌に罹患していればその癌のコードをつける | 癌ではないまたは未だ診断されていない患者の癌に対する心配 | Z71.1 | |||||
A27 | 1 | その他の疾患の心配 | その他の癌の心配 A26、実際に疾患に罹患していればその疾患のコードをつける | その疾患ではないかまたは未だ診断されていない患者の疾患に対する心配 | Z71.1 | |||||
A28 | 1 | その他の疾患による機能制限/能力低下 | A29に相当するもの | 他の章のどれにも当てはまらない機能制限または能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照)。 | Z73.6,Z74,Z93.8,Z93.9,Z99.0,Z99.3,Z99.8,Z99.9 | ||||
A29 | 1 | 全身症状/愁訴、その他 | その他の全身症状/愁訴 | 不器用、眠気、部位を特定できない痛み | 転倒しやすい、よく転ぶ | R68.0,R68.8 | ||||
A30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
A31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
A32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
A33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
A34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
A35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
A36 | 2 | 便検査 | ||||||||
A37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
A38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
A39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
A40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
A41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
A42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
A43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
A44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
A45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
A46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
A47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
A48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
A49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
A50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
A51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
A52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
A53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
A54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
A55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
A56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
A57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
A58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
A59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
A60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
A61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
A62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
A63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
A64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
A65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
A66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
A67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
A68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
A69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
A70 | 7 | 結核 | 結核(呼吸器結核を除く) | すべての臓器の結核感染症、およびその後遺症 | カリエス、脊椎カリエス、尋常性狼瘡 | ツベルクリン反応の陽転、培養か塗末標本での結核菌の証明、または特徴的なレントゲン所見、または生検標本での特徴的な組織所見 | 発熱 A03、咳 R05 | A15-19,B90 | ||
A71 | 7 | 麻疹 | 麻疹合併症 | 麻疹後脳炎、麻疹脊髄炎、麻疹脳炎、麻疹脳脊髄炎、麻疹後髄膜炎、麻疹後肺炎、麻疹肺炎、麻疹後中耳炎、麻疹性中耳炎、麻疹性角結膜炎、麻疹性結膜炎、麻疹性角膜炎、はしか | 結膜の充血を伴ったprodrom、熱、咳、加えて口腔粘膜のKoplic斑、または顔、体幹に広がる癒合傾向のある発疹、または麻疹の流行期に部分免疫をもった患者の不定形発疹、または血清学的根拠 | 発熱 A03、発疹を伴うウィルス感染 A76、発疹 S07 | B05 | |||
A72 | 7 | 水痘 | 水痘合併症 | 水痘、水痘髄膜炎、水痘後髄膜炎、水痘後脳炎、水痘後脳脊髄炎、水痘脳炎、水痘後脊髄炎、水痘肺炎、水痘後急性扁桃炎、水痘性角結膜炎、水痘性角膜炎 | 帯状疱疹 S70 | 集族する水泡性発疹、表層性の丘疹から小水疱、また時には痂皮の形成まで急速に進行する皮膚病変 | 発熱 A03、発疹を伴うウィルス感染 A76、発疹 S07 | B50-54 | ||
A73 | 7 | マラリア | マラリア合併症 | 脳性マラリア、熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、四日熱マラリア、マラリア性悪液質 | マラリア予防 A44 | マラリア発生地域の住民または旅行者の悪寒戦慄を伴う間歇性発熱、または抹消血液におけるマラリアの証明 | 発熱 A03 | B06,P35.0 | ||
A74 | 7 | 風疹 | 風疹合併症、先天性風疹症候群 | 風疹性髄膜炎、風疹脊髄炎、風疹脳炎、風疹性肺炎、風疹性関節炎 | 小児バラ疹 A76 | リンパ節腫脹を伴った急性の発疹。後頭下部、耳介後部に最も頻発し、顔面にmacular発疹を伴い体幹や四肢の近位部に拡がる。、または風疹感染の血清学的証明 | 発熱 A03、発疹を伴うウィルス感染 A76、発疹 S07 | B27 | ||
A75 | 7 | 伝染性単核球症 | 腺熱 | 伝染性単核細胞症、伝染性単核症、単核細胞性アンギーナ、伝染性単核症髄膜炎、伝染性単核症多発ニューロパシー | 前頚部に限局しないリンパ腺腫脹を伴う扁桃や咽頭の感染、血液塗末標本での異形リンパ球の証明か脾腫の存在、または異常heterophile抗体価またはEBウィルス抗体価の上昇 | 発熱 A03、リンパ腺腫脹 B02、急性上気道炎 R74 | B27 | |||
A76 | 7 | その他のウィルス性発疹 | 発疹を伴うその他のウィルス性疾患 | 発疹を伴う発熱、第5病、小児バラ疹 | 痘瘡、サル痘、ウォルフウイルス病、突発性発疹症、りんご病、伝染性紅斑、流行性紅斑、手足口病、 | 麻疹 A71、水痘 A72、風疹 A74、伝染性単核球症 A75 | A88.0,B03,B04,B08.0,B08.2-08.4,B08.8,B09 | |||
A77 | 7 | その他のウィルス性疾患 | アデノウィルス、牛痘、コックスザッキー、デング熱、手足口病、Ross River fever | 狂犬病、デング熱、黄熱、ラッサ熱、エボラ出欠熱、ウィルス性出血熱、サイトメガロウイルス病 | その他のウィルス性発疹 A76、インフルエンザ R80 | A82,A90-96,A98,A99,B00.7,B25,B33.0,B33.1,B33.3,B33.8,B34,B97 | ||||
A78 | 7 | その他の感染症 | ブルセラ、部位不特定の感染症、ライム病、髄膜炎菌感染症、マイコプラズマ、Q熱、リケッチア感染症、猩紅熱、性感染症NOS、鵞口瘡、トキソプラズマ症 | ペスト、野兎病、ワイル病、レプトスピラ症、ねこひっかき病、ハンセン病、非定型抗酸菌症、敗血症、放線菌症、ノカルジア、クロストリジジウム、MRSA感染症、ぶどう球菌感染症、トリコモナス症、性感染症、スピロヘータ症、オーム病、クラミジア症、発疹チフス、カンジダ症、アスペルギルス症、クリプトコッカス症、真菌症、糸状菌症、ニューモシスティスカリニ肺炎、 | 髄膜炎菌性髄膜炎 N71 | A20-28,A30,A31,A32.7-32.9,A38,A39.1-39.9,A40-44,A48.0,A48.2-48.4,A48.8,A49,A59.8,A59.9,A64,A68,A69.2,A69.8,A70,A74.8,A74.9,A75,A77-79,B37.7-37.9,B38-B49,B55,B57,B58.8,B58.9,B59,B60,B64,B89,B92,B94.8,B94.9,B95,B96,B99 | ||||
A79 | 7 | その他の悪性腫瘍 | 癌腫症(原因巣不明) | 原発巣不明の二次性、転移性腫瘍、癌腫症(原因巣不明) | 中皮腫、カポジ肉腫、 | 組織学的悪性の証明 | その他の全身疾患 A99 | C38.1-38.3,C38.8,C45.7,C45.9,C46.7-C46.9,C76,C78,C79,C80,C97,D09.7,D09.9 | ||
A80 | 7 | その他の事故/損傷 | 交通事故 | 多発性外傷 A81、外傷の後遺症 A82 | S11,S15,S21,S25,S26,S27,S35,S37.9,S38.1,S38.3,S39,S45,S55,S65,S75,S85,S95,T09,T14.5,T14.7-14.9,T28.4,T28.9 | |||||
A81 | 7 | 多発性外傷 | その他の多発性内臓損傷 | S31.7,S36.7-36.9,S37.7,S37.8,S39,T00-05,T06.5-06.8,T07,T29 | ||||||
A82 | 7 | 外傷の二次的影響 | 変形、以前の外傷による瘢痕、切断後 | 外傷性空気塞栓症、外傷性脂肪塞栓症、外傷性ショック、出血性ショック、失血性ショック、外傷性皮下気腫、外傷性てんかん、脳外傷後遺症、骨折後遺症、打撲後遺症、陳旧性圧迫骨折、脊髄損傷後遺症、むちうち後遺症、頚椎捻挫後遺症、中毒後遺症、振動病 | 特定の臓器系に関した影響、心理的影響 P02、急性ストレス反応 P02、外傷後ストレス障害 P82、創部感染症 S11、皮膚の瘢痕 S99 | T79.0-79.2,T79.4,T79.5,T79.7-79.9,T90-98 | ||||
A84 | 7 | 医薬品による中毒 | 薬物依存、薬物の多量服用 | 薬品中毒、麻薬中毒、 | 医薬品の乱用 P18、自殺企図 P77、インスリン昏睡 T87 | 通常量では治療に用いられるものを誤って多量に服用したためにおこる毒性や障害 | 本来医療用でない物による中毒はA86である。 | T36-50 | ||
A85 | 7 | 医薬品の副作用 | 通常使用量の医薬品による副作用 | 副作用、通常使用量の医薬品によるアレルギーやアナフィラキシー | 薬剤性再生不良性貧血、薬剤性鉄芽球性貧血、薬物誘発性頭痛、薬剤性低血圧症、薬疹、薬剤性ショック、薬物過敏症、薬物アレルギー、薬物誘発性高血糖、薬剤性痛風 | 薬物の多量服用、中毒 A84、予防接種や輸血に対する反応 A87、パーキンソン病 N87、依存または嗜癖 P18、接触性皮膚炎 S88、インスリン昏睡 T87 | 疾病や損傷によるものではなく、医薬品の通常使用による愁訴や症状 | D61.1,D64.2,G44.4,I95.2,L27.0,L27.1,T88.6,T88.7 | ||
A86 | 7 | 医薬品以外の物質による中毒 | 一酸化炭素中毒、全身または局所の反応、工業製品、鉛、有毒動物、昆虫、植物、蛇 | 農薬中毒、ふぐ中毒、毒キノコ、エタノール中毒、ガソリン中毒、ベンゼン中毒、トルエン中毒、鉛中毒、イタイイタイ病、水銀中毒、食中毒、食あたり、接着剤による害 | 医薬品によるもの A84、A85、アルコール、タバコ、薬物依存 P16-19、呼吸器の中毒症状 R99、化学薬品による熱傷-内部または外部 S14、非毒性の咬傷 S12、S13、接触性皮膚炎 S88 | D61.2,D64.2,T51-65 | ||||
A87 | 7 | 治療の合併症 | 麻酔ショック、予防接種による反応、輸血による反応、縫合不全、手術創の感染、手術創の出血、診断治療のために行った放射線照射による問題 | 薬物の多量服用 A84、医薬品の副作用 A85 | 外科的、内科的治療、放射線治療、またはその他の医学的管理の結果発生した予期せぬ障害 | E89,G97,H95,K91.0,K91.3,M96,N99,O29,O74,O86.0,O89,O90.0^90.2,T80,T81,T86,T87 | ||||
A88 | 7 | 物理的因子による有害作用 | 冷気による有害作用、熱による有害作用、電撃による有害作用、動きによる有害作用、圧力による有害作用、放射線による有害作用、凍瘡、時差ぼけ | 熱射病、日射病、熱中症、しもやけ、高山病、減圧病、潜水病、雷撃 | 医学的放射線の作用 A87、雪盲 F79、アルコールの作用 P16、タバコの作用 P17、放射線による熱傷 S14、日焼け S80 | T33,T34,T35,T66-69,T70.2-70.4,T70.8,T70.9,T71,T73,T75,T78.8,T78.9 | ||||
A89 | 7 | 装具による影響 | 大腸吻合、カテーテル留置、胃吻合、人工弁、関節置換、臓器移植、ペースメーカー等臓器欠損を補うために装着されたものが原因となる能力低下、不快感、不利、痛みまたは機能制限 | 人工肛門の装具による愁訴、腸瘻装具による愁訴、慰労装具による愁訴、人工関節置換術後の痛み、ペースメーカーが痛い | 義歯または入れ歯による問題 D19 | K91.4,T82-85,Z95-97 | ||||
A90 | 7 | その他の先天奇形/重複奇形 | 多発奇形症候群/先天奇形 | ダウン症候群、マルファン症候群、その他の染色体異常 | フォン・レックリングハウゼン病、結節性硬化症、スタージ・ウェーバ病、内臓逆位、結合双生児、多発先天奇形、ターナー症候群、クラインフェルター症候群 | 特定の臓器に関係した奇形はその臓器の章のコードをつける、先天性風疹症候群 A74 | Q85-87,Q89.3,Q89.4,Q89.7,Q89.9,Q90-93,Q95-99 | |||
A91 | 7 | 異常結果の精査 | 解釈不能の病理所見、画像検査、電解質異常、低血糖など | 異常白血球 B84、血液学的異常 B99、尿検査異常 U98、子宮頚部細胞診異常 X86 | 既知の疾病と結びつかない異常結果 | E83,R73,R74,R76-79,R83-94 | ||||
A92 | 7 | アレルギー/アレルギー反応 | 部位が特定されないすべてのアレルギー反応、アレルギー性浮腫、アナフィラキシーショック、血管神経性浮腫 | 非特異的アレルギー、非特異的アレルギー反応 | 医薬品による反応 A85、アレルギー性鼻炎 R97、蕁麻疹 S98 | T&78.0,T78.4 | ||||
A93 | 7 | 未熟児 | 妊娠37週未満の出生児 | P07 | ||||||
A94 | 7 | 周産期の罹患/その他 | 全周産期罹患率 | その他の先天性奇形 A90、未熟児 A93、発育不全 T10 | 子宮内でのおよび出生7日以内の疾病罹患率 | P00-05,P08,P10-15,P20-29,P35-39,P50-61,P70-72,P74,P76-78,P80,P81,P83,P90-94,P96 | ||||
A95 | 7 | 周産期死亡 | 子宮内胎児死亡および生後7日以内の死亡 | P95,R95 | ||||||
A96 | 7 | 死亡 | 周産期死亡 A95 | R95-R99 | ||||||
A97 | 7 | 疾患無し | 受診時に何も疾病が認められなかったもの | 健康維持・予防医学 A98 | 家庭医にはその守備範囲で診断を下せないような愁訴を持って患者が来院する場合がある。このような場合に家庭医や総合診療医は患者の受診理由が自分の責任の持てる範疇でないということを説明する代わりにこのA97というコードをつけることがある。 | Z00 | ||||
A98 | 7 | 健康維持/予防医学 | 遺伝子相談を含む予防のための医療手技と相談 | 健康診断 | 疾患無し A97 | Z51.8 | ||||
A99 | 7 | 性状を特定できない全身疾患/部位を特定できない疾患 | その他の全身疾患/多発症候群 | 特定できない疾病のキャリアー、現在存在するが特定できない問題の調査 | 湯あたり、健康保菌者 | D15.7,D15.9,D36.7,D36.9,D48.9,R69,Z22,Z90.0,Z90.8,Z94.8,Z94.9,Z98.8 | ||||
B | 0 | 血液、造血器、リンパ組織、脾臓 | ||||||||
B02 | 1 | リンパ節腫脹/疼痛 | リンパ節腫脹 | 痛み/圧痛を伴うあるいは伴わないリンパ腺腫脹 | リンパ腺腫脹、顎下リンパ節腫脹、鎖骨上窩リンパ節腫脹、耳後部リンパ節腫脹、鼡径部リンパ節腫脹、肺門部リンパ腺腫脹、頚部リンパ腺腫大、Virchowリンパ節腫脹、ウイルヒョウリンパ節腫脹、腋窩リンパ節腫脹、鼠径リンパ節腫脹、慢性リンパ腺炎 | 急性リンパ節炎 B70、慢性リンパ節炎 B71 | R59 | |||
B03 | 1 | 削除→B02に含む | その他のリンパ節の症状 | |||||||
B04 | 1 | 血液の症状/愁訴 | 血液/造血器の症状 | 貧血 B82、蒼白 S08、紫斑 S29、出血 A10 | R68.8 | |||||
B25 | 1 | エイズの心配 | AIDSの心配、HIV感染の心配 | エイズかHIV感染の診断がついていれば、その疾患でコードする | エイズかHIV感染ではないかまたは未だその診断がついていない患者の疾患に対する心配 | Z71.1 | ||||
B26 | 1 | 血液/リンパ系の癌悪性腫瘍の心配 | 血液/造血器/リンパ節/脾臓の癌の心配 | 白血病の心配、悪性リンパ腫の心配 | 診断がついていれば、その疾患でコードする | 血液/リンパ系の悪性腫瘍ではないかまたは未だその診断がついていない患者の疾患に対する心配 | Z71.1 | |||
B27 | 1 | その他の血液/リンパ系疾患の心配 | 血液/リンパ系の悪性腫瘍の心配 B26、診断がついていれば、その疾患でコードする | 血液/リンパ系の疾患ではないかまたは未だその診断がついていない患者の疾患に対する心配 | Z71.1 | |||||
B28 | 1 | 血液/リンパ系疾患による機能制限/能力低下 | 出血障害による能力低下 | 血友病による運動制限 | 血液またはリンパ系の問題にもとづく機能制限または能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照)。 | Z73.6 | |||
B29 | 1 | 血液と免疫機能の症状/愁訴 | 他の血液、造血器、脾臓の症状/愁訴NOS | 易感染性、易出血性 | 脾腫 B87 | R68.8 | ||||
B30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
B31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
B32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
B33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
B34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
B35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
B36 | 2 | 便検査 | ||||||||
B37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
B38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
B39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
B40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
B41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
B42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
B43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
B44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
B45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
B46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
B47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
B48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
B49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
B50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
B51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
B52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
B53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
B54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
B55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
B56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
B57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
B58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
B59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
B60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
B61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
B62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
B63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
B64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
B65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
B66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
B67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
B68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
B69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
B70 | 7 | 急性リンパ節炎 | 急性リンパ腺炎 | リンパ節の膿瘍 | 頚部急性リンパ節炎、頚部化膿性リンパ節炎、頭部急性リンパ節炎、顔面急性リンパ節炎、単純性頚部リンパ節炎、腋窩急性リンパ節炎、股関節部急性リンパ節炎、急性化膿性リンパ節炎、リンパ節フレグモーネ、急性リンパ腺炎 | 慢性リンパ腺炎 B71、腸間膜リンパ腺炎 B71、急性リンパ管炎 S76 | 解剖学的に同一部位に1つまたはそれ以上の赤く腫脹した圧痛や痛みを伴うリンパ腺節を認める、最近(6週間以内)の発症で感染の原発巣が不明なもの | リンパ節腫脹 B02 | L04 | |
B71 | 7 | 慢性リンパ節炎、非特異的リンパ節炎 | 慢性ないし非特異的リンパ節炎/腸間膜リンパ腺炎 | 腸間膜リンパ節炎 | 急性リンパ腺炎 B70、急性リンパ管炎 S76 | 6週以上にわたって腫大し圧痛のあるリンパ節が存在する、または手術、超音波検査、リンパ管造影で腫大して発赤した腸間膜リンパ節を認めたもの | リンパ節腫脹 B02 | I883,C77,C88,C90,C96 | ||
B72 | 7 | ホジキン病/リンパ腫 | ホジキン病 | ホジキン氏病、ホジキン肉牙腫、ホジキン肉腫、バーキットリンパ腫、びまん性リンパ腫、菌状息肉症、セザリー病、リンパ肉腫症、悪性細網内皮症、悪性リンパ腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫 | 特徴的組織所見 | その他の血液悪性新生物 B74、良性あるいは悪性と断定できない血液新生物 B75 | C81-85 | |||
B73 | 7 | 白血病 | 白血病のすべての型 | すべての型の白血病 | 骨髄性白血病、リンパ性白血病、単球性白血病、赤白血病、その他の白血病、成人T細胞白血病、AML、APL、AMMOL、CML、ALL、CLL、ATL | 特徴的組織所見 | 良性あるいは悪性と断定できない血液新生物 B75 | C91-95 | ||
B74 | 7 | その他の血液悪性新生物 | その他造血器悪性新生物 | 骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫 | 原発性マクログロブリン血症、レッテラー・ジーベ病、悪性組織球症、MPD | ホジキン病、リンパ腫 B72 | C73,C46.3,C77,C88,C90,C96 | |||
B75 | 7 | 良性あるいは悪性と断定できない血液新生物 | 造血器の良性新生物 | 血液の良性新生物、検査できないために良性悪性の鑑別ができない血液新生物、真性多血症 | 良性胸腺腫、リンパ腺混合腫瘍、肥満細胞腫、本態性血小板血症、骨髄線維症、M蛋白血症 | D15.0,D36.0,D45,D47 | ||||
B76 | 7 | 外傷性脾破裂 | S36.0 | |||||||
B77 | 7 | 血液/リンパ/脾臓のその他の損傷外傷 | 外傷性脾破裂 B76 | T14.9 | ||||||
B78 | 7 | 遺伝性溶血性貧血 | 鎌状赤血球症、球状赤血球症、サラセミア | 地中海貧血 | ヘモグロビン電気泳動、血液塗末、あるいは赤血球脆弱試験などの特徴的所見 | その他の先天奇形 B79 | D56-58 | |||
B79 | 7 | 血液/リンパの先天奇形、その他 | 先天性貧血 | ファンコーニ貧血、遺伝性鉄芽球性貧血、先天性赤血球形成異常性貧血、先天性無脾症 | 遺伝性溶血性貧血 B78、血友病 B83、血管腫 S81、リンパ管腫 S81 | D61.0,D64.0,D64.4,Q89.0,Q89.8 | ||||
B80 | 7 | 鉄欠乏性貧血 | 血液損失による貧血 | 出血性貧血 | 貧血を伴わない鉄欠乏 T91 | ヘモグロビンまたはヘマトクリットが性、年齢の基準値以下のもの、加えて以下のもののいずれかが存在するもの、血液の損失、顕微鏡下での淡染色性赤血球の存在とサラセミアでないこと、血清鉄の減少と不飽和鉄結合能の増加、血清フェリチンの低下、骨髄でのへモジデリンの減少、鉄剤投与への良好な反応 | 特定できない貧血 B82 | D50 | ||
B81 | 7 | ビタミンB12/葉酸欠乏性貧血 | 大球性貧血、悪性貧血 | 遺伝性巨赤芽球性貧血 | 貧血を伴わないビタミンB12欠乏 T91 | 血液塗末標本や他の指標による大球性貧血、加えて血中ビタミンB12または葉酸の低下、またはシリングテスト陽性 | D51,D52 | |||
B82 | 7 | その他の/特定できない貧血 | 再生不良性貧血、後天性溶血性貧血、巨赤芽球性貧血NOS、蛋白欠乏性貧血 | 寒冷グロブリン血症、自己免疫性溶血性貧血、発作性夜間血色素尿症、骨髄低形成、汎血球減少症、鉄芽球性貧血、二次性貧血、老人性貧血、本態性貧血、骨髄異形成症候群、不応性貧血、寒冷凝集素症、赤芽球癆、乳児貧血 | 鉄欠乏性貧血 B80、ビタミンB12/葉酸欠乏性貧血 B81、妊娠中の貧血 W84 | D46,D53,D55,D59-60,D61.3,D61.8,D61.9,D62,D64.1,D64.3,D64.8,D64.9 | ||||
B83 | 7 | 紫斑/凝固異常 | 異常血小板、血友病、血小板減少症 | DIC、第VIII因子欠乏症、フォン・ウィルブランド病、アナフィラクトイド紫斑病、アナフィラキシー様紫斑病、シェーンライン・ヘノッホ紫斑病、血管性紫斑病、血小板無力症、血小板機能異常症、紫斑病、特発性血小板減少性紫斑病、カサバッハ・メリット症候群、播種性血管内凝固症候群、アレルギー性紫斑病、ITP、巨大血小板 | D65-69 | |||||
B84 | 7 | 異常白血球 | 無顆粒球症、好酸球増多症、白血球増加症、リンパ球症、好中球減少症 | 単球減少症、白血球減少症、無顆粒球症、好酸球増加症、リンパ球減少症、類白血病反応、白血球増多症 | 白血病 B73 | D70-72,R27 | ||||
B85 | 7 | 削除→A91に含む | (原因不明の血液検査異常 | |||||||
B87 | 7 | 脾腫 | 巨脾 | 脾機能亢進 B99 | R16.1,R16.2 | |||||
B90 | 7 | HIV感染、エイズ | HIV感染症(AIDS/エイズ関連症候群(ARS)を含む) | 後天性免疫不全症候群、AIDS、HIV、エイズ関連症候群、ARS | B20-24,R75,Z21 | |||||
B99 | 7 | その他の血液/リンパ/脾臓疾患 | 血液の自己免疫性疾患、補体欠乏症、脾腫、脾機能亢進症、免疫不全症、その他または特定できない血液学的異常、赤沈亢進、赤血球異常、サルコイドージス、二次性多血症 | 赤血球増多症、赤血球増加症(真性多血症の診断に至らないもの)、血小板増加症、血小板増多症(本態性血小板血症の診断に至らないもの)、無ガンマグロブリン血症、サルコイドーシス、サルコイド、血沈亢進 | 急性リンパ節炎 B70、慢性リンパ節炎 B71、真性多血症 B75、HIV感染 B90、リンパ浮腫 K99 | D73-76,D80-84,D86,D89,I89,R70,R71 | ||||
D | 0 | 消化器 | ||||||||
D01 | 1 | 腹部全体の疼痛/激痛 | 腹部疝痛、腹部けいれん、腹部不快感、小児の腹部疝痛 | 重症腹痛、腹痛、腹症、腹部激痛、小児疝痛、乳児疝痛、疝痛、仙痛、腹痛症、腹部圧痛、腹壁痛 | 心窩部痛 D02、胸やけ D03、限局性腹痛 D06、消化不良 D07、ガスによる腹痛 D08、胆石疝痛 D98、腎疝痛 U14、月経困難 X02 | R10.0, R10.4 | ||||
D02 | 1 | 心窩部痛 | 心窩部不快感、胃部膨満感、胃痛 | みぞおちの痛み、上腹部痛、食べ過ぎた感じ | 消化不良 D07、放屁 D08 | R10.1 | ||||
D03 | 1 | 胸やけ | 酸っぱい感じ、むしず、呑酸 | 胃酸過多 | 心窩部痛 D02、消化不良 D07、逆流性食道炎 D84 | R12 | ||||
D04 | 1 | 直腸/肛門痛 | 肛門痙攣、一過性直腸神経痛 | 肛門括約筋痙攣、直腸痙攣 | 便の詰まり D12 | K59.4, R10.2, R10.3 | ||||
D05 | 1 | 肛門周囲の痒み | 肛門周囲?痒 | 肛門周囲?痒症、肛門?痒症 | 外陰?痒症 X16 | L29.0, L29.3 | ||||
D06 | 1 | その他の限局性腹痛 | 大腸の痛み | 側腹部痛、下腹部痛、下腹痛、回盲部痛、臍部痛、骨盤痛、坐骨部痛、坐骨部疼痛、腸骨部痛鼡径部痛、腸骨窩部痛、臍下部痛、臍仙痛、虫垂疝痛、腸仙痛、臍周囲痛、下腹部鈍重感 | 腹部全体の痛み、心窩部痛 D02、胸やけ D03、消化不良 D07、ガスによる腹痛 D08、胆石疝痛 D98、腎疝痛 U14、月経困難 X02 | R10.1 to R10.3 | ||||
D07 | 1 | 消化不良/胃酸過多 | 消化機能低下、消化吸収障害、消化障害、胃腸機能障害 | 心窩部痛 D02、胸やけ D03、げっぷ/おくび D08 | K30 | |||||
D08 | 1 | 鼓腸/放屁/げっぷ/おくび | 鼓腸/鼓腸による痛み/げっぷ/頻回放屁 | 鼓腸、おくび、ガスによる痛み、ガスによる腹部膨満、腹鳴 | おなら、屁、腹満、あい気、ガス痛、お腹がゴロゴロ鳴る、ガスによる腹痛 | 消化不良 D07、腹囲の増加 D25 | R14 | |||
D09 | 1 | 嘔気 | 吐き気、悪心、むかつき | 食べ過ぎた感じ D02、嘔吐 D10、アルコールによる嘔気 P16、食欲不振 T03、妊娠による嘔気 W05 | 診断名として嘔気と嘔吐をつける場合はD10にコードする | R11 | ||||
D10 | 1 | 嘔吐 | 嘔吐、頻回の嘔吐、噴出性嘔吐、げろ | 吐血 D14、妊娠による嘔吐 W05 | 診断名として下痢と嘔吐をつける場合はD11にこーどする | F50.5, R11 | ||||
D11 | 1 | 下痢 | 頻回の便通、緩い便通、水様便 | 軟便、泥状便 | 黒色便/メレナ D15、他の便通異常 D18 | K52.9, K59.1 | ||||
D12 | 1 | 便秘 | 便の詰まり | 糞詰まり、便秘性イレウス | 腸閉塞 D99 | K56.4, K59.0 | ||||
D13 | 1 | 黄疸 | 眼が黄色い | R17 | ||||||
D14 | 1 | 吐血 | 血を吐いた | 血痰 R24 | K92.0 | |||||
D15 | 1 | 黒色便/メレナ | 下血/黒色タール便 | タール便 | 黒吐症、新生児メレナ、便が黒い | 便中の鮮血 D16 | K92.1 | |||
D16 | 1 | 直腸出血 | 便中の鮮血 | 血便、下血、便に血がついている、血みどろの便、肛門出血、肛門部出血、肛内出血 | 黒色便/メレナ D15 | K62.5 | ||||
D17 | 1 | 漏便 | 便失禁 | 下着の汚れ、便が漏れる、ガスと一緒に便が漏れる | 遺尿/遺糞 P13 | R15 | ||||
D18 | 1 | 便や便通異常 | 排便習慣変化、大量便、粘液便、便異常、便色異常、緑色便、便が灰色、便が白い、排便異常 | 下痢 D11、便秘 D12、失禁 D17 | R19.4, R19.5 | |||||
D19 | 1 | 歯や歯肉の症状/愁訴 | 入れ歯の問題、歯肉炎や歯肉出血、不整咬合、歯痛 | 生歯困難、生歯症候群、歯肉腫脹 | 齲歯 D82 | 診断としての歯や歯肉の疾患は D82 | K00.7 | |||
D20 | 1 | 口腔、舌、口唇の症状/愁訴 | 口臭、舌苔、口唇のひび割れ、流涎、口の乾き、口唇腫脹、口渇 | 口唇びらん、舌腫脹、口唇水疱、口唇のあれ、舌のびらん、口臭、呼気悪臭、口がくさい、口内乾燥、口が痛い、食べ物がしみる | 歯や歯肉の症状 D19、異味症 N16、脱水 T11 | 診断としての口腔や口唇の疾患はD83 | K14, R19.6, R68.2 | |||
D21 | 1 | 嚥下異常 | 窒息感、嚥下困難 | 喉につかえる、つかえ感、嚥下障害、嚥下痛、嚥下不能 | R13 | |||||
D22 | 1 | 寄生虫 | D96へ移動 | |||||||
D23 | 1 | 肝腫大 | 前回なし | 肝腫脹、肝脾腫、上腹部腫瘤、右季肋部腫瘤 | R16.0, R16.2 | |||||
D24 | 1 | その他の腹部腫瘤 | 腹部の塊 | 腹部のできもの、腹部瘤、臍腫瘤 | 脾腫 B87、肝腫大 D23、腎腫瘤 U14 | R19.0 | ||||
D25 | 1 | 腹部膨満 | 腫瘤のない腹部腫大 | 腹がはる、腹囲の増加、腹部膨隆 | 鼓腸/ガス D08、腹部腫瘤 D24、腹水 D29 | R19.0 | ||||
D26 | 1 | 消化器癌の心配 | 便潜血を指摘されての心配 | 診断がついていればその疾患でコードする | 消化器癌でないか、または未だ診断がついていない患者が、消化器癌に対する心配をもつとき | Z71.1 | ||||
D27 | 1 | その他の消化器疾患の心配 | 癌以外の消化器系疾患の心配 | 診断がついていればその疾患でコードする | その疾患でないかまたは未だ診断がついていない患者の疾患に対する心配 | Z71.1 | ||||
D28 | 1 | 消化器系疾患による機能制限/能力低下 | 人工肛門(腸瘻)/胃瘻の装具による愁訴 A89、術後の障害 D99、ダンピング症候群 D99 | 消化器系の問題にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照) | Z73.6, Z93.1 to Z93.4 | ||||
D29 | 1 | 消化器のその他の症状/愁訴 | 腹水、歯ぎしり | カエル腹 | R18, R19.1 to R19.3, R19.8 | |||||
D30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
D31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
D32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
D33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
D34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
D35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
D36 | 2 | 便検査 | ||||||||
D37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
D38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
D39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
D40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
D41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
D42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
D43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
D44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
D45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
D46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
D47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
D48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
D49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
D50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
D51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
D52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
D53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
D54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
D55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
D56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
D57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
D58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
D59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
D60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
D61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
D62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
D63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
D64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
D65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
D66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
D67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
D68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
D69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
D70 | 7 | 病原体の確定された消化管感染症 | 感染性下痢、赤痢 | カンピロバクター、鞭毛虫、アメーバ赤痢、サルモネラ、赤痢菌、チフス菌、コレラ菌などの特定された病原体による胃腸の感染症 | 食中毒、食あたり、腸炎ビブリオ、ブドウ球菌、ぶどう球菌、病原性大腸菌、腸管出血性大腸菌、エルシニア、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌、ロタウイルス、HIVウイルス、セレウス菌、アデノウイルス、エンテロウイルス−による腸炎/下痢、ヘリコバクター・ピロリ感染症 | 感染症、寄生虫症患者との接触、病原微生物のキャリア A99、感染症を疑う消化管炎症 D73 | 症状を有する患者において、便や摂取された食物から病原菌、ウイルス、原虫が分離、あるいは免疫的な確証が得られたもの | 感染を疑う消化管炎症 D73 | A00 to A08 | |
D71 | 7 | 流行性耳下腺炎 | ムンプス髄膜炎、ムンプス睾丸炎、ムンプス膵炎 | おたふくかぜ、ムンプス精巣炎、ムンプス脳炎、ムンプス脊髄炎、ムンプス関節炎、ムンプス腎炎 | 急性非化膿性、非紅斑性の有痛性びまん性炎症を一つ以上の唾液腺に認めたもの、あるいは免疫的な方法によって証明された急性のムンプスウイルスによる感染症、あるいはムンプスウイルスに接触した者が一定の潜伏期間後に睾丸炎を発症したもの | 腫瘤や局所の腫脹 A08 | B26 | |||
D72 | 7 | ウイルス性肝炎 | 感染性肝炎 | ウイルス性の慢性活動性肝炎と推測される全ての肝炎 | A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、D型肝炎、E型肝炎、G型肝炎、非A非B型肝炎、劇症肝炎、サイトメガロウイルス肝炎 | その他の肝炎 D97 | 黄疸の有無に関わらずウイルス感染に伴う肝臓の炎症の確証が得られたもの、または肝炎ウイルスによる感染の免疫学的確証のえられたもの | 黄疸 D13、肝腫大 D23 | B15 to B19 | |
D73 | 7 | 感染を疑う消化管炎症 | その他の消化器感染と推定されるもの | 感染症と推定される下痢や嘔吐、赤痢NOS、食中毒、腸かぜ | 食中毒、食あたり、急性胃腸炎、腸炎 | 機能性消化管障害 D93、非感染性胃腸炎 D94、D99 | A09 | |||
D74 | 7 | 胃の悪性新生物 | 胃癌 | 胃平滑筋肉腫、胃悪性リンパ腫、胃肉腫、胃悪性黒色腫、胃カルチノイド | 特徴的な組織所見 | その他の/詳細不明の消化器の悪性新生物 D77、良性あるいは悪性と断定できない消化器の新生物 D78 | C16 | |||
D75 | 7 | 大腸/直腸の悪性新生物 | 大腸癌、上行結腸癌、横行結腸癌、下行結腸癌、S状結腸癌、直腸癌、大腸ポリープ(悪性)、結腸癌、回盲部癌、盲腸癌、大腸平滑筋肉腫、結腸平滑筋肉腫、大腸肉腫、結腸肉腫、大腸カルチノイド、直腸カルチノイド、家族性大腸腺腫症、大腸絨毛腺腫、大腸悪性黒色腫、大腸メラノーマ | 肛門癌は皮膚悪性新生物 S77 | 特徴的な組織所見 | その他の/詳細不明の消化器の悪性新生物 D77、良性あるいは悪性と断定できない消化器の新生物 D78 | 日本では上皮内癌を悪性に分類しているが、米国では良悪不明のD78に分類している | C18 to C21 | ||
D76 | 7 | 膵臓の悪性新生物 | 膵癌 | 膵臓癌、悪性インスリノーマ、粘液産生膵癌、粘液性嚢胞腺癌 | 特徴的な組織所見 | その他の/詳細不明の消化器の悪性新生物 D78、良悪性が不明である新生物 組織所見が得られないとき D78 | C25 | |||
D77 | 7 | その他の/詳細不明の消化器の悪性新生物 | D74-D76を除く消化器系原発の全ての悪性新生物、胆嚢癌、肝癌 | 食道癌、肝細胞癌、肝臓癌、胆管細胞癌、肝芽腫、口唇癌、舌癌、口腔癌、唾液腺癌、口腔内悪性腫瘍、耳下腺癌、舌下腺癌、顎下腺癌、食道肉腫、十二指腸癌、十二指腸肉腫、小腸癌、空腸癌、回腸癌、胆嚢癌、胆管癌、乳頭部癌、腹膜中皮腫、腹膜癌、消化管カルチノイド、十二指腸カルチノイド | 既知の部位に原発する二次性悪性新生物(部位をコードせよ)、原発不明悪性新生物 A79 | C00 to C08, C14.8, C15, C17, C22 to C24, C26, C45.1, C46.2, C48 | ||||
D78 | 7 | 良性あるいは悪性と断定できない消化器新生物 | 消化器系の良性新生物 | 胃、十二指腸、結腸、直腸のポリープ | 膵嚢胞、胃粘膜下腫瘍、大腸ポリープ、結腸ポリープ、大腸ポリポーシス、胆嚢ポリープ、胃平滑筋腫、胃迷入膵、胃脂肪腫、胃線維腫、胃血管腫、胃神経性腫瘍、胃嚢腫、肝血管腫、肝嚢胞、消化器系上皮内癌、消化管良性腫瘍、消化管乳頭腫、消化管線維腫、インスリノーマ、グルカゴノーマ | D00, D01, D10 to D13, D20, D37, D48.3, D48.4, K62.0, K62.1 | ||||
D79 | 7 | 消化管異物 | 口、食道、直腸あるいは嚥下された、消化管異物 | 異物誤嚥、異物誤飲、異物残留、嚥下異物 | 喉頭異物 R87、吸入異物 R87 | T18 | ||||
D80 | 7 | その他の消化器系の外傷 | その他の消化器系の損傷 | 腹部臓器の外傷、歯の外傷、舌の外傷 | 多発外傷 A81、女性の骨盤臓器外傷 X82、男性の骨盤臓器外傷 Y80 | S00.5, S01.5, S02.5, S03.2, S36.1 to S36.6, T28.0 to T28.2, T28.5 to T28.7 | ||||
D81 | 7 | 消化器系の先天奇形 | 胆道奇形、口唇口蓋裂、メッケル憩室、巨大結腸、先天性巨大結腸症(ヒルシュスプルング病)、食道閉鎖症、幽門狭窄症、舌短縮症 | 先天性腸閉塞症、先天性腸狭窄症、十二指腸閉鎖症、小腸閉鎖症、先天性耳瘻、翼状頚、巨口症、小口症、兎唇、巨舌、先天性ガマ腫、食道憩室、食道ヘルニア、小腸閉鎖、重複腸管、先天性総胆管嚢腫 | 血管腫 S81、リンパ管腫 S81、先天性代謝異常 T80 | Q18, Q35 to Q45 | ||||
D82 | 7 | 歯や歯肉の疾患 | 齲歯、歯周膿瘍、歯肉炎、異常咬合、側頭上顎関節疾患、顎関節疾患 | 虫歯、歯槽膿漏、歯周病、顎関節症、顎関節炎、生歯困難、埋伏歯、舌小帯短縮、歯髄炎 | 不整咬合 D19、義歯の問題 D19、歯や歯肉の外傷 D80、潰瘍性偽膜性アンギナ(ワンサンのアンギナ) D83、顎関節の症状 L07 | K00.0 to K00.6, K00.8, K00.9, K01 to K10 | ||||
D83 | 7 | 口腔/舌/口唇の疾患 | アフタ性潰瘍、口角症、舌炎、粘液嚢胞、耳下腺炎、鵞口瘡、唾液腺石、口内炎、潰瘍性偽膜性アンギナ | 口腔カンジダ症、鵞口瘡、舌癒着、地図状舌、移動性舌炎、舌苔、ガマ腫、口角炎、口腔乾燥症、扁平紅色苔癬、唾石症、ワンサンアンギナ | 流行性耳下腺炎 D71、その他の消化器系の外傷 D80、単純ヘルペス S71 | A69.0, A69.1, B00.2, B37.0, K11 to K14 | ||||
D84 | 7 | 食道の疾患 | アカラシア、食道憩室、マロリーワイス症候群、食道炎、逆流性食道炎、食道潰瘍 | Mallory-Weiss症候群、食道膿瘍、アカラジア、食道びらん、食道狭窄、バレット食道、食道気管瘻、食道憩室 | 食道癌 D77、食道裂孔ヘルニア D90、食道静脈瘤 K99 | K20 to K22 | ||||
D85 | 7 | 十二指腸潰瘍 | 十二指腸出血性潰瘍、潰瘍による十二指腸閉塞、十二指腸潰瘍穿孔 | 特徴的なX線画像所見または内視鏡所見を得たもの、あるいは確定された十二指腸潰瘍の既往を持つ患者の症状増悪 | 胸やけ D03、消化不良 D07 | K26 | ||||
D86 | 7 | その他の消化性潰瘍 | 胃潰瘍、胃空腸吻合部潰瘍、吻合部潰瘍、急性出血性胃炎 | 胃潰瘍、消化性潰瘍、ストレス潰瘍、急性胃粘膜病変、AGML(acute gastric mucosal lesion) | 食道潰瘍 D84、十二指腸潰瘍 D85 | 特徴的なX線画像所見または内視鏡所見を得たもの、あるいは確定された消化性潰瘍の既往を持つ患者の症状増悪 | 胸やけ D03、消化不良 D07 | K25, K27, K28 | ||
D87 | 7 | 胃の機能障害 | 胃の機能障害/胃炎 | 急性胃拡張、十二指腸炎、胃炎(アルコール性を含む) | 胃炎、慢性胃炎、胃切除後症候群、メネトリエ病、反応性リンパ腫、胃カタル、瀑状胃 | 病原体の確定された消化器感染症 D70、病原体が確定されていない消化器感染症 D73 | 検査によって確定された胃機能障害 | 腹部全体の腹痛 D01、その他の限局性腹痛 D06、心窩部痛 D02、胸やけ D03、消化不良 D07、ガスによる問題 D08、嘔気 D09、食道炎 D84、嘔吐 D10 | K29 | |
D88 | 7 | 虫垂炎 | 虫垂膿瘍、穿孔 | 盲腸、虫垂カタル、急性虫垂炎、急性壊疽性虫垂炎、慢性虫垂炎 | 手術や病理学的検索などによる虫垂の炎症の客観的証明 | 腹部全体の腹痛D01、その他の限局性腹痛 D06、嘔吐 D10 | K35 to K37 | |||
D89 | 7 | 鼠径ヘルニア | 脱腸、陰嚢ヘルニア、鼡径ヘルニア、外鼠径ヘルニア、内鼠径ヘルニア | 大腿ヘルニア D91 | 鼠径部の腫瘤で咳をした時に衝撃が伝わるもの、いきみに伴い腫大する鼠径部腫瘤、腹腔内への還納が可能な鼠径部腫瘤、腸閉塞を伴う鼠径部腫瘤 | 腹部腫瘤 D24 | K40 | |||
D90 | 7 | 食道裂孔ヘルニア | 食道裂孔ヘルニア(横隔膜) | 横隔膜ヘルニア | Bochdalekヘルニア、Larreyヘルニア、Morgagniヘルニア、傍食道ヘルニア、先天性横隔膜破裂 | 逆流性食道炎 D84 | 特徴的なX線画像所見、内視鏡所見、内圧検査所見、手術所見を得たもの | 心窩部痛 D02、胸やけ D03、消化不良 D07 | K44 | |
D91 | 7 | その他の腹部ヘルニア | 大腿ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、臍ヘルニア、腹壁ヘルニア | 股ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア、月状線ヘルニア、弓状線ヘルニア、臍ヘルニア、内ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、キライジチ症候群 | 食道裂孔ヘルニア D90 | 手術時に確定された鼠径部以外の腹部ヘルニア、あるいは咳に伴って衝撃が伝わるような特定部位の腫瘤、いきみに伴って腫大する腫瘤、腹腔内への還納が可能な腫瘤、腸閉塞を伴う腫瘤 | 腹部腫瘤 D24 | K41 to K43, K45, K46 | ||
D92 | 7 | 消化管憩室 | 腸管憩室症 | 憩室炎、腸管憩室症 | 十二指腸憩室、空腸憩室、回腸憩室、後天性小腸憩室、大腸憩室 | メッケル憩室 D81、食道憩室 D84 | X線で憩室を描出されたもの、手術時に憩室を確認されたもの、あるいは発熱を伴う急性腹痛で下行結腸かS状結腸の触知可能な圧痛を伴うもの | 腹部全体の腹痛D01、その他の限局性腹痛 D06 | K57 | |
D93 | 7 | 過敏性腸症候群 | 粘液性大腸炎、大腸痙攣 | イリタブルコロン、過敏性腸炎 | 病原体の確定された消化管感染症 D70、感染を疑う消化管炎症 D73、限局性腸炎 D94、アレルギー性胃腸症 D99、食餌性胃腸症 D99、中毒性胃腸症 D99、神経性下痢 P75 | 継続性または間欠性の腹痛と一定期間中に変化しうる便通、ガスの増加、結腸の圧痛や触知可能性、潜血がなく粘液のみの便の病歴 | 腹部全体の腹痛D01、その他の限局性腹痛 D06、鼓腸 D08、下痢 D11、便秘 D12 | K58 | ||
D94 | 7 | 慢性腸炎/潰瘍性大腸炎 | クローン病、限局性腸炎、潰瘍性大腸炎 | 放射性大腸炎 | これらの疾患に特徴的な内視鏡、画像、組織所見 | 腹部全体の腹痛D01、その他の限局性腹痛 D06、下痢 D11、粘液性大腸炎 D93 | K50, K51, K52.0 | |||
D95 | 7 | 痔裂/肛門周囲膿瘍 | 肛門裂肛/肛門周囲膿瘍 | 痔瘻、坐骨直腸膿瘍 | 肛門周囲皮下膿瘍、坐骨直腸窩膿瘍、肛門粘膜下膿瘍、低位筋間痔瘻、高位筋間痔瘻、複雑痔瘻、骨盤直腸窩膿瘍 | 毛巣嚢胞膿瘍 S85 | K60, K61 | |||
D96 | 7 | 寄生虫病 | 多節条虫、皮膚爬行症による皮疹、特定できない腸内寄生虫、旋毛虫、包虫症 | 回虫症、有鈎条虫症、無鈎条虫、さなだ虫症肝包虫症 | 成虫、幼虫、卵による蠕虫の特定、皮膚テストや免疫学的検査陽性 | B65 to B83 | ||||
D97 | 7 | その他の肝疾患 | アルコール性肝炎、肝硬変、脂肪肝、その他の肝炎、肝不全、門脈圧亢進症 | 薬物性肝炎、肝性脳症、肝膿瘍、原発性硬化性胆管炎 | ウイルス性肝炎 D72、包虫症 D96 | B58.1, B94.2, K70 to K76 | ||||
D98 | 7 | 胆嚢炎/胆石症 | 胆石疝痛、胆管炎、胆石 | 胆嚢内結石、化膿性胆管炎、無石性胆嚢炎、胆石性胆嚢炎、化膿性胆嚢炎 | 胆嚢炎:超音波検査か手術による典型的所見、右上腹部に限局する圧痛と黄疸、発熱、または胆石の病歴。胆石症:画像か手術による胆嚢結石所見。急性胆石疝痛:発熱を伴わない急性疝痛性の右上腹部の痛み、黄疸か右上腹部の圧痛または胆嚢結石の病歴 | その他の限局性腹痛 D06 | K80 to K83 | |||
D99 | 7 | その他の消化器疾患 | 腹部癒着、セリアック病、ダンピング症候群、食物不耐症、アレルギー性胃腸症、中毒性胃腸症、食餌性胃腸症、腸閉塞、腸重積、吸収不良症候群、腸間膜血管性疾患、膵疾患、腹膜炎、二次性巨大結腸、スプルー(ウィップル病)、他の消化器疾患NOS | イレウス、虚血性大腸炎、虚血性腸疾患、急性胃腸炎(非感染性) | 抗生剤関連性腸炎 A85、胃の悪性新生物 D74、大腸の悪性新生物 D75、膵臓の悪性新生物 D76、その他の消化器の悪性新生物 D77 | K31, K38, K52.1, K52.2, K52.8, K52.9, K55, K56.0 to K56.3, K56.5 to K56.7, K59.2, K59.3, K59.8, K59.9, K62.2 to K62.4, K62.6 to K62.9, K63 to K66, K85 to K86, K90, K91.1, K91.2, K91.5 to K91.9, K92.2, K92.8, K92.9, Z90.3, Z90.4, Z94.4, Z98.0 | ||||
F | 0 | 眼 | ||||||||
F01 | 1 | 眼の痛み | 眼痛、眼球痛、眼窩部痛 | 眼異常感 F13 | H57.1 | |||||
F02 | 1 | 赤眼 | 赤眼、炎症を起こした眼 | 眼球結膜の充血、眼球結膜の出血 | H57.8 | |||||
F03 | 1 | 眼脂/流涙 | 眼脂 | 流涙、膿性分泌物、涙目 | 眼やに、涙液分泌過多、目やに、目脂、目がねばねばする | H04.2 | ||||
F04 | 1 | 飛蚊症 | 視野中の固定性あるいは移動性の点 | 黄視 | 視覚異常 F05 | H53.8 | ||||
F05 | 1 | その他の視覚の問題 | 霧視、字が読みにくい、視力障害、複視、眼精疲労、羞明、暗点、眼に症状が限定されているときの目のくらみ、その他の一過性盲目、視野狭窄、目が弱い | かすみ眼、眩しい | 片眼の盲 F28 、雪目 F79 、屈折異常 F91 、失明 F94 、色盲 F99 、夜盲 F99 | H53.1 to H53.3, H53.9, H54.7 | ||||
F13 | 1 | 眼異常感 | 眼の異常感覚 | 眼が焼けるように痛い、眼乾燥症、眼の痒み | 乾き眼、眼違和感 結膜違和感 結膜異物感 | 眼の痛み F01 | H57.8 | |||
F14 | 1 | 眼球運動の異常 | 瞬目異常、眼球運動遅延、眼振 | 斜視 F95 、不随意運動 N08 、眼のチック P10 | H55 | |||||
F15 | 1 | 眼の外観異常 | 眼の色の変化、眼の腫大 | 眼部腫脹 眼腫脹 | 赤眼 F02 | H57.8 | ||||
F16 | 1 | 眼瞼の症状/愁訴 | 眼瞼下垂 | 兎眼、眼裂狭小 | 眼瞼腫脹 F72 | H02.2 to H02.7 | ||||
F17 | 1 | 眼鏡についての症状/愁訴 | 眼鏡に伴う構造上、機能上の問題、眼の違和感 | コンタクトレンズについての症状/愁訴 F18 | Z46.0 | |||||
F18 | 1 | コンタクトレンズについての症状/愁訴 | コンタクトレンズの症状/愁訴 | 眼鏡に伴う構造上、機能上の問題、眼の違和感 | Z46.0 | |||||
F27 | 1 | 眼疾患の心配 | 盲の心配 | 診断がついていればその疾患でコードする | 眼疾患でないかまたは未だ診断がついていない患者の眼疾患に対する心配 | Z71.1 | ||||
F28 | 1 | 視覚あるいは眼の疾患による機能制限/能力低下 | 片眼の盲、眼や視覚の問題による障害 | 視力低下、視力減退、一過性視力障害 | 失明 F94 | 視覚あるいは眼の問題にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を記載するのに適している(第8章参照) | H54.4 to H54.6, Z73.6 | ||
F29 | 1 | その他の眼の症状/愁訴 | H57.9 | |||||||
F30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
F31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
F32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
F33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
F34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
F35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
F36 | 2 | 便検査 | ||||||||
F37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
F38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
F39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
F40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
F41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
F42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
F43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
F44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
F45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
F46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
F47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
F48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
F49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
F50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
F51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
F52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
F53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
F54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
F55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
F56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
F57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
F58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
F59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
F60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
F61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
F62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
F63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
F64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
F65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
F66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
F67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
F68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
F69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
F70 | 7 | 感染性結膜炎 | 感染性結膜炎(細菌性/ウイルス性) | 細菌性、ウイルス性、NOS | プール熱、クラミジア結膜炎、流行性角結膜炎、アデノウイルス性角結膜炎 | アレルギー性結膜炎(鼻汁の有無は問わない) F71 、閃光熱傷 F79 、トラコーマ F86 | 除外項目にリストされた状態がない結膜炎 | A74.0, B30, H10.0, H10.2 to H10.5, H10.8, H10.9 | ||
F71 | 7 | アレルギー性結膜炎 | 鼻汁の有無に関わらないアレルギー性 | アトピー性結膜炎 | 細菌性結膜炎 F70、ウイルス性結膜炎 F70 、閃光熱傷 F79 、トラコーマ F86 | 流涙過多、結膜の痒みや浮腫を特徴とする、アレルギー性と推測されるあるいは証明された結膜の充血 | H10.1 | |||
F72 | 7 | 眼瞼炎/麦粒腫/霰粒腫 | 眼瞼の皮膚炎と皮膚症、眼瞼の感染症、麦粒腫、マイボーム腺嚢胞、瞼板嚢胞 | ものもらい、眼瞼腫脹、眼瞼接触性皮膚炎 | 涙嚢炎 F73 | 瞼板腺を含む眼瞼の全体的または局所的な炎症や腫脹 | H00, H01 | |||
F73 | 7 | その他の眼の感染症/炎症 | その他の眼の感染症 | 涙嚢炎、角膜潰瘍のない単純ヘルペス、眼窩の炎症、虹彩毛様体炎、角膜炎 | 麻疹性角膜炎 A71 、角膜潰瘍(ヘルペス) F85 、トラコーマ F86 、帯状疱疹 S70 | B00.5, B58.0, H04.3, H04.4, H05.1, H05.2, H16.1 to H16.4, H16.8, H16.9, H20 to H21, H30 | ||||
F74 | 7 | 眼/付属器の新生物 | 目と付属器の良性と悪性新生物 | C69, D09.2, D31, D48.7 | ||||||
F75 | 7 | 打撲/眼の出血 | 打撲/剥離/眼瞼皮下出血 | 眼の周りの黒あざ、前房出血、結膜下出血 | 角膜潰瘍 F85 | H11.3, S00.1, S05.1 | ||||
F76 | 7 | 眼内異物 | 眼球異物、眼異物、目異物 | 角膜剥離 F79 | T15 | |||||
F79 | 7 | その他の眼の外傷 | その他の眼の損傷 | 角膜剥離、閃光熱傷、雪目 | 眼球破裂 球結膜裂創 | 打撲/眼の出血 F75 、眼内異物 F76 | H44.6, H44.7, S00.2, S01.1, S05.0, S05.2 to S05.9, T26 | |||
F80 | 7 | 乳児の鼻涙管の閉塞 | 涙管閉塞 | 涙嚢炎 F73 、乳児以外の鼻涙管閉塞 F99 | 生後3ヶ月以内に生じるもので、泣いていなくても涙があふれる | Q10.5 | ||||
F81 | 7 | その他眼の先天奇形 | 小眼球、眼形成異常 | Q10.0 to Q10.4, Q10.6, Q10.7, Q11 to Q15 | ||||||
F82 | 7 | 網膜剥離 | 網膜裂孔、黄斑円孔 | H33 | ||||||
F83 | 7 | 網膜症 | 糖尿病性及び高血圧性網膜症 | 糖尿病性網膜症、高血圧性網膜症 | 未熟児網膜症 | 判明した原因疾患、例えばI型糖尿病 T89、II型糖尿病 T90、高血圧 K87を二重にコードせよ | H35.0 to H35.2, H35.4, H36 | |||
F84 | 7 | 黄斑変性 | 黄斑症、ドルーゼン黄斑 | 網膜症 F83 | H35.3 | |||||
F85 | 7 | 角膜潰瘍 | 樹枝状角膜潰瘍、ウイルス性角膜炎 | 角膜剥離 F79 、その他の眼の外傷 F79 | H16.0 | |||||
F86 | 7 | トラコーマ | クラミジア・トラコマティスが証明された感染か、慢性炎症と黄色または灰色の顆粒形成を伴う結膜の炎症または増生を含むクラミジア・トラコマティス感染の典型的臨床所見 | 赤眼 F02、眼分泌物 F03 | A71, B94.0 | |||||
F91 | 7 | 屈折異常 | 乱視、遠視、近視、老視 | 老眼、近眼、調節異常、屈折障害 | 失明 F94、両目の部分的あるいは完全な盲 | 適切なレンズによって矯正可能な視力低下 | H52 | |||
F92 | 7 | 白内障 | 白そこひ | 先天性白内障 F81 | 視力低下、視力障害を来すような、水晶体の一部あるいは全体の混濁 | H25, H26 | ||||
F93 | 7 | 緑内障 | 眼圧上昇 | 黒そこひ、眼圧亢進 | 先天性緑内障 F81 | H40 | ||||
F94 | 7 | 失明 | 両眼の部分的あるいは完全な盲 | 全盲 | 霧視 F05 、一過性盲 F05 、片眼の盲 F28 、雪盲 F79 、屈折異常 F91 、色盲 F99 、夜盲 F99 | H54.0 to H54.3 | ||||
F95 | 7 | 斜視 | やぶにらみ | 両眼の視線が平行でないことが検査によって確認されたもの | 眼球運動異常 F14 | H49 to H51 | ||||
F99 | 7 | その他の眼/付属器の疾患 | 弱視、老人環、色盲、角膜混濁、眼窩内疾患、眼瞼外反、眼瞼内反、上強膜炎、睫毛乱生、夜盲、乳頭浮腫、翼状片、虹彩炎、他の眼疾患 | 逆まつげ、とりめ、散瞳、縮瞳、眼瞼潰瘍、鼻涙管閉塞 | 乳児の鼻涙管閉塞 F80 | H02.0, H02.1, H02.8, H02.9, H04.0, H04.1, H04.5 to H04.9, H05.2 to H05.5, H05.8, H05.9, H11.0 to H11.2, H11.4, H11.8, H11.9, H15, H17, H18, H27, H31, H34, H35.5 to H35.9, H43, H44.0 to H44.5, H44.8, H44.9, H46 to H47, H53.0, H53.4 to H53.6, H57.0, H57.8, H58, H59, Z94.7 | ||||
H | 0 | 耳 | ||||||||
H01 | 1 | 耳痛 | H92.0 | |||||||
H02 | 1 | 聴力の愁訴 | 複聴、聴覚過敏 | 片側難聴 H28 老人性難聴 H84、音響外傷 H85、騒音性難聴 H85、両側難聴 H86 | H93.2 | |||||
H03 | 1 | 耳鳴 | 耳の中で、鐘や鈴が鳴る感じ、蜂などがぶんぶんいう感じ、反響する感じ | 耳がパチパチいう H29、耳がパンパンいう H29 | H93.1 | |||||
H04 | 1 | 耳漏 | 耳だれ | 耳出血 H05、脳脊髄漏 N99 | H92.1 | |||||
H05 | 1 | 耳出血 | 耳内出血、耳からの出血 | H92.2 | ||||||
H13 | 1 | 耳閉感 | 耳閉 | 耳閉鎖感、耳閉塞感 | 過多耳垢 H81 | H93.8 | ||||
H15 | 1 | 耳の外見に関する愁訴 | 立ち耳 H80、先天的奇形 H80 | R46.8 | ||||||
H27 | 1 | 耳疾患の心配 | 聴力喪失の心配 | 耳疾患の健康心配症(健康なのに病気ではないかと心配している者) | 診断がついていればその疾患でコードする | 実際には罹患していないか、または診断が確定するまでの耳疾患や難聴の心配をしている患者 | Z71.1 | |||
H28 | 1 | 耳と聴覚に関する機能制限/能力低下 | 一側性難聴、一過性難聴 | 老人性難聴 H84、音響外傷 H85、難聴 H86、回転性めまい H82、めまい N17 | 耳あるいは聴覚の問題にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を記載するのに適している(第8章参照)。 | Z73.6 | |||
H29 | 1 | その他の耳の症状/愁訴 | 耳がパチパチいう、耳がパンパンいう、耳が痒い、耳が引っ張られる感じ | 回転性めまい H82、めまい N17、平衡感覚の消失 N17 | H93.9 | |||||
H30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
H31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
H32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
H33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
H34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
H35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
H36 | 2 | 便検査 | ||||||||
H37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
H38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
H39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
H40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
H41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
H42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
H43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
H44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
H45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
H46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
H47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
H48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
H49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
H50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
H51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
H52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
H53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
H54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
H55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
H56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
H57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
H58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
H59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
H60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
H61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
H62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
H63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
H64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
H65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
H66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
H67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
H68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
H69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
H70 | 7 | 外耳炎 | 外耳道の膿瘍、外耳道湿疹、外耳道?、外耳道せつ、水泳者耳、スイマーズイヤー | 耳せつ、薬品などによる化学性外耳炎、外耳道のアトピー性皮膚炎、外耳道の湿疹 | 外耳道の炎症や表皮剥離 | H60 | ||||
H71 | 7 | 急性中耳炎/鼓膜炎 | 急性化膿性中耳炎、他に分類されない中耳炎、急性鼓室炎 | 漿液性中耳炎H72、慢性中耳炎H74 | 排膿を伴った最近の鼓膜穿孔、炎症を起こし膨隆した鼓膜、一側の鼓膜が反対側よりも発赤している、耳痛を伴う鼓膜の発赤、または鼓膜上の水疱 | 耳痛H01、耳漏H04 | H66.0,H66.4,H66.9,H73.0 | |||
H72 | 7 | 漿液性中耳炎 | 中耳炎(glue ear)、浸出性中耳炎 | 急性および慢性 | 急性中耳炎 H71、慢性中耳炎 H74 | 炎症所見無く鼓膜から透見できる液体、陥凹または膨隆を伴う鼓膜の混濁、または聴力低下に関連した鼓膜の混濁 | 耳閉感H13、耳管炎または耳管閉塞H73 | H65 | ||
H73 | 7 | 耳管炎 | 耳管の閉塞/カタル/機能不全 | 耳管開放 | 漿液性中耳炎H72 | 耳閉感H13 | H68,H69 | |||
H74 | 7 | 慢性中耳炎 | 慢性中耳炎、その他の耳の感染症 | 真珠腫、慢性化膿性中耳炎、乳様突起炎 | 慢性鼓膜炎、鼓膜穿孔を伴う慢性中耳炎 | 漿液性中耳炎 H72 | H66.1toH66.3,H70.H71,H73.1 | |||
H75 | 7 | 耳の新生物 | 耳の良性および悪性新生物 | 中耳のポリープ H99、聴神経腫 N75 | C30.1,D48.9 | |||||
H76 | 7 | 耳内異物 | 外耳道異物、耳に虫が入った、耳におもちゃを詰めた | T16 | ||||||
H77 | 7 | 鼓膜穿孔 | 鼓膜穿孔(除外H71) | 急性中耳炎 H71、慢性中耳炎 H74、外傷もしくは圧力による鼓膜破裂 H79 | H72 | |||||
H78 | 7 | 耳の表在性損傷 | 外耳道、耳介 | 耳介血腫 | 鼓膜の損傷 H79 | S00.4,S09.9 | ||||
H79 | 7 | その他の耳の損傷 | その他の耳の損傷 | 外傷もしくは圧力による鼓膜破裂 | 耳の開放創、鼓膜の損傷 | S01.3,S09.2,T70.0 | ||||
H80 | 7 | 耳の先天的奇形 | 副耳、立ち耳 | ダウイン結節、コウモリ耳、猫耳、袋耳、耳垂裂、聳立耳、耳介欠損、耳管欠損、中耳・内耳の先天奇形 | 先天性難聴 H86 | Q16,Q17 | ||||
H81 | 7 | 過多耳垢 | 耳垢(過多) | 耳垢栓塞 | 耳垢による症状/愁訴 | H61,2 | ||||
H82 | 7 | 回転性めまい症候群 | 回転性めまい症候群/迷路炎/前庭炎(除外N17) | 良性発作性頭位眩暈、流行性めまい(ウイルス感染症) 、迷路炎、メニエール病、前庭神経炎 | 中枢性めまい、メニエール症候群、目が回る、景色が回る、ぐらぐらする | 真性回転性めまい | 回転性めまい H82、眩暈、めまいN17 | A88.1,H81,H83.0 | ||
H83 | 7 | 耳硬化症 | H80 | |||||||
H84 | 7 | 老人性難聴 | 難聴 H86 | 両側かつ対称的で、加齢に伴って徐々に進行する特に高音領域の難聴 | 聴力障害 H28 | H91.1 | ||||
H85 | 7 | 音響外傷 | 騒音性難聴 | 騒音性難聴 | 鼓膜穿孔 H77 | 騒音に曝露された明らかな既往がある高音領域の難聴 | 非特異的難聴H86 | H83.3 | ||
H86 | 7 | 難聴 | 難聴/完全ないし部分、NEC | 先天性難聴、両耳の不完全又は完全な難聴 | 伝音性難聴、感音性難聴、突発性難聴 | 一時的難聴 H28、片方のみの難聴 H28、耳硬化症 H83、老人性難聴 H84、騒音性難聴 H85 | H90,H91.0,H91.2toH91.9 | |||
H99 | 7 | その他の耳/乳様突起の疾患 | 中耳のポリープ | 外耳軟骨膜炎 | 乳様突起炎 H74 | H61.0,H61.1,H61.3toH61.9,H73.8,H73.9,H74,H83.1,H83.2,H83.8,H83.9,H93.0,H93.3,H93.8 | ||||
K | 0 | 循環器 | ||||||||
K01 | 1 | 心臓痛 | 心臓に起因する疼痛 | その他の胸痛 A11、心臓病の心配 K24、狭心症 K74、胸部絞扼感 R29 | 胸部の痛みで心臓が痛いと訴える物 | R07.2 | ||||
K02 | 1 | 心臓の圧迫感/絞扼感 | 重苦しさheavinessはinclへ | 患者の言による心臓に起因する重苦しさ | 胸部圧迫感、胸部絞扼感、前胸部痛 | 心臓病の心配 K24、狭心症 K74、息ぎれ/呼吸困難 R02 | R07.2 | |||
K03 | 1 | その他の心血管系に由来する痛み | 血管痛 | 心臓に起因する疼痛 K01、跛行 K92、片頭痛 N89 | R09.8 | |||||
K04 | 1 | 動悸/心拍の自覚 | 頻拍 | 心悸亢進、ドキドキする | 発作性頻拍 K79 | R00.0 to R00.2 | ||||
K05 | 1 | その他の不整脈 | 動悸 K04 | R00.8 | ||||||
K06 | 1 | 静脈怒張 | 異常な静脈怒張、クモ巣状母斑 | くも状血管腫、カプートメドゥサ | 静脈瘤 K95、血管腫S81 | I78.1,I87.8 | ||||
K07 | 1 | 足首の浮腫/腫脹 | 水腫、水分貯留、足腫脹、下腿腫脹 | 足背浮腫、下腿浮腫、足のむくみ | 足首の症状 L16、限局性の腫脹 S04 | R60 | ||||
K22 | 1 | 循環器疾患の危険因子 | 新設 | 循環器疾患の既往歴、循環器疾患の家族歴、前駆症状やその他の危険因子 | Z82.3,Z82.4,Z86.7 | |||||
K24 | 1 | 心臓病の心配 | ICPC1はFear of heart attack(inclに移動) | 心臓発作の心配 | 心筋梗塞発作の心配、狭心症発作の心配、頻脈発作の心配、徐脈発作の心配、不整脈発作の心配 | 診断がついていれば、その疾患のコードをつける | 心疾患を有しないか、または未だ診断がついていない患者が、心臓発作に対する心配をもつとき | Z71.1 | ||
K25 | 1 | 高血圧の心配 | 高血圧の診断がついていれば、その疾患のコードをつける | 高血圧ではないか、未だその診断がついていない患者が高血圧に対する心配をもつとき | Z71.1 | |||||
K27 | 1 | その他の循環器疾患の心配 | 動脈硬化の心配 | 心臓病の心配 K24、高血圧の心配 K25、診断がついていればその疾患でコードする | その他の循環器疾患ではないか、未だその診断がついていない患者が、循環器疾患に対する心配をもつとき | Z71.1 | ||||
K28 | 1 | 循環器疾患による機能制限/能力低下 | impairment→limited function | 循環器疾患にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照)。 | Z73.6 | ||||
K29 | 1 | その他の循環器の症状/愁訴 | 心臓の愁訴、低血圧、心臓が弱い | 神経循環無力症 | 胸水 R82、チアノーゼ S08 | 訳注:起立性低血圧症と診断されたものはK88である | R03.1,R09.8 | |||
K30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
K31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
K32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
K33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
K34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
K35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
K36 | 2 | 便検査 | ||||||||
K37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
K38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
K39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
K40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
K41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
K42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
K43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
K44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
K45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
K46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
K47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
K48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
K49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
K50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
K51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
K52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
K53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
K54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
K55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
K56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
K57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
K58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
K59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
K60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
K61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
K62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
K63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
K64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
K65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
K66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
K67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
K68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
K69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
K70 | 7 | 循環器の感染症 | 急性心内膜炎、亜急性心内膜炎、感染性心内膜炎・心筋炎・心膜炎(リウマチ性を除く) | 結核性心膜炎 | リウマチ性心疾患 K71、静脈炎及び血栓性静脈炎 K94、動脈炎 K99 | B33.2,B37.6,I30,I33,I38,I40 to I41 | ||||
K71 | 7 | リウマチ熱/リウマチ性心疾患 | 急性・慢性を削除 | 舞踏病、僧帽弁狭窄症 | 小舞踏病、シデナム舞踏病 | 急性リウマチ熱:先行する溶連菌感染に続く1つあるいは2つの大項目と2つの小項目の出現 ?大項目:移動性多関節炎、心炎、舞踏病、輪状紅斑、新たな皮下結節 ?小項目:発熱、関節痛、血沈あるいはCRPの上昇、心電図上のPR延長 慢性リウマチ性心疾患:リウマチ熱の既往のある患者における心弁膜病変に起因する所見、あるいはリウマチ熱の既往が無くても他の証明し得る原因のない僧帽弁狭窄の所見のいずれかがあること |
心弁膜疾患 K83、その他の心疾患 K84 | I00 to I02,I05 to I07,I09 | ||
K72 | 7 | 循環器の新生物 | 心血管系の良性腫瘍、心血管系の悪性腫瘍 | 心臓腫瘍、心房粘液腫、悪性中皮腫 | 血管腫 S81 | 2次性あるいは転移性腫瘍の場合は原発巣の方のコードを使用して下さい。 | C38.0,C45.2,D15.1,D15.2,D48.7 | |||
K73 | 7 | 循環器の先天奇形 | 心房中隔欠損、心室中隔欠損、ファロー四徴、動脈管開存症 | 心内膜床欠損症、Valsalva洞動脈瘤破裂、左室流出路狭窄(弁狭窄および弁下膜型狭窄症)、肺動脈弁狭窄症、大動脈縮窄、冠動静脈瘻(BWG症候群を含む)、Ebstein奇形、大血管転位症 | 血管腫 S81 | Q20 to Q28 | ||||
K74 | 7 | 狭心症 | 労作性狭心症、冠痙縮性狭心症、狭心痛、不安定狭心症 | 異型狭心症、安定狭心症、切迫梗塞 | 狭心症以外の虚血性心疾患 K76 | 病歴と心電図所見から明らかな陳旧性心筋梗塞、あるいは安静時または運動負荷時心電図による心筋虚血の証明、あるいは画像診断で証明された冠動脈狭窄や心室瘤 | 心臓痛 K01 | I20,I24 | ||
K75 | 7 | 急性心筋梗塞 | 急性または発症から4週間(28日)以内に特定された心筋梗塞 | 陳旧性心筋梗塞 K74、治癒した心筋梗塞 K76 | 心筋虚血に特徴的な胸痛、15分以上持続し、心電図上で異常ST-T変化や異常Q波が出現し、あるいは血中の心筋逸脱酵素が上昇する | 心臓痛 K01、狭心症 K74、慢性虚血性心疾患 K76 | K74またはK76と共にコードしてもよい | I21 to I23 | ||
K76 | 7 | 狭心症以外の虚血性心疾患 | 慢性が削除 | 心室瘤、動脈硬化、動脈硬化性心疾患、冠動脈疾患、虚血性心筋症、陳旧性心筋梗塞、無症候性心筋虚血 | 無痛性心筋虚血、冠動脈硬化症 | 狭心痛を伴う虚血性心疾患 K74 | 陳旧性心筋梗塞が病歴+心電図あるいは画像診断で明らかな人、安静時または運動負荷時心電図による心筋虚血の証明、あるいは画像診断で証明された冠動脈狭窄や心室瘤 | I24,I25 | ||
K77 | 7 | 心不全 | 心臓喘息、うっ血性心不全、その他の心不全、左心不全、肺水腫、右心不全 | 肺性心 K82 | 浮腫、頚静脈圧の上昇、肝疾患のない肝腫大、肺鬱血、胸水、心拡大といった複数の徴候を認める | I50 | ||||
K78 | 7 | 心房細動/粗動 | 発作性頻拍 K79 | 心電図での特徴的な所見、あるいは脈拍の欠滞を伴う全く不規則な心拍 | 動悸 K04、異常に不規則な心拍 K05 | I48 | ||||
K79 | 7 | 発作性頻拍 | 上室性頻拍、心室性頻拍 | 心房性頻拍、接合部性頻拍、torsades de pointes、非持続性多形性心室頻拍 | その他の頻脈 K04、心房細動 K78 | 急に始まって急に消失する速い心拍(140/分以上)発作を繰り返すこと | 動悸 K04、異常に不規則な心拍 K05 | I47 | ||
K80 | 7 | その他の不整脈 | ICPC1はEctopic beats,all types | 心房性期外収縮、接合部性期外収縮、心室性期外収縮、徐脈、二段脈、異所性拍動、早期拍動、洞不全症候群、心室細動、心室粗動 | 補充調律、異所性心室調律 | 発作性頻拍 K79 | 基本となる規則的な心拍とは時間的にずれて出現する1つあるいは複数の心拍。 | 動悸はK04、異常に不規則な心拍の自覚はK05にコードせよ | I49 | |
K81 | 7 | その他の心/血管雑音 | arterial追加 | 心雑音、頚動脈雑音、小児機能性雑音、腎動脈雑音 | 大動脈雑音 | リウマチ性心疾患 K71、弁膜疾患 K83、脳血管疾患 K90 | R01 | |||
K82 | 7 | 肺性心 | 慢性肺性心、肺血管疾患、原発性肺高血圧症 | 肺塞栓 K93 | 肺や肺血管あるいはガス交換における慢性疾患が存在し、右室の拡大または右心不全が存在する | 右心不全 K77 | I27,I28 | |||
K83 | 7 | その他の心臓弁膜症 | 1では非リウマチ性心臓弁膜症 | 慢性心内膜炎、僧帽弁逸脱、非リウマチ性大動脈弁/僧帽弁/肺動脈弁/三尖弁疾患 | リウマチ性心疾患 K71 | 慢性リウマチ性心疾患(K71)の診断基準を満たさず、特徴的な心雑音や異常な弁を超音波検査や画像検査で確認すること | I08,I34 to I37 | |||
K84 | 7 | その他の心疾患 | 脚ブロック、心停止、心肥大、心膜疾患、心筋症、心臓ブロック、左脚ブロック、その他の刺激伝導系疾患 | 房室ブロック、右脚ブロック、左脚前枝ブロック、左脚後枝ブロック、WPW症候群、洞房ブロック、QT延長症候群、洞(性)不整脈、洞徐脈、洞頻脈、不整脈源性右室異形成、左軸偏位、右軸偏位 | その他の不整脈 K80 | I31,I42,I44 to I46,.I51,O90.3 | ||||
K85 | 7 | 血圧の上昇 | K86、K87の診断基準を満たさない血圧の上昇、一過性または不安定な高血圧。 | 白衣高血圧 | R03.0 | |||||
K86 | 7 | 合併症のない高血圧症 | 本態性高血圧、その他の高血圧、特発性高血圧 | 合併症のある高血圧症 K87、妊娠に伴う高血圧 W81 | 2回以上の受診時に各々2回以上測った成人の血圧の平均値が拡張期95mmHg以上あるいは収縮期160mmHg以上であるか、または、1回の受診時に2回以上測った拡張期血圧の平均値が120mmHg以上あり、心、腎、眼、脳の合併症を認めないこと。 | 血圧の上昇 K85 | 1:小児については適切な小児血圧表を参照 2:2次性高血圧は基礎疾患のコードを併用 |
I10 | ||
K87 | 7 | 合併症のある高血圧症 | 1では臓器障害を伴う高血圧症 | 悪性高血圧 | 合併症のない高血圧症 K86 | 2回以上の受診時に各々2回以上測った成人の血圧の平均値が拡張期95mmHg以上あるいは収縮期160mmHg以上であるか、または、1回の受診時に2回以上測った拡張期血圧の平均値が120mmHg以上あり、心臓(心肥大、心不全)、腎臓(蛋白尿、高窒素血症)、眼、脳に高血圧による合併症を伴うもの | I11 to i13,I15,I67.4 | |||
K88 | 7 | 体位性低血圧症 | 表題に含まれていた(単なる)低血圧はK29に移動 | 特発性起立性低血圧症 | 薬剤性低血圧症 A85 | 臥位から起き上がったときに脳血管不全の症状や徴候(めまい、失神)があり、その際、15mmHg以上の血圧低下を2回以上確認すること | 低血圧 K29 | I95.0,I95.1,I95.8,I95.9 | ||
K89 | 7 | 一過性脳虚血 | 椎骨脳底動脈循環不全、失神発作、一過性脳虚血発作(TIA)、一過性全健忘 | 脳血管障害 K90、片頭痛 N89、頚動脈雑音 K81 | 一過性(24時間以内)の脳の低機能状態の症状が突然起こり、脳血管由来と想定され、後遺症がなく、片頭痛、片頭痛等価症、てんかんが除外されること。 | 失神 A06 | K91と二重コードせよ | G45 | ||
K90 | 7 | 脳卒中/脳血管障害 | 脳出血、脳塞栓、脳梗塞、脳血栓、脳血管障害(CVA)、脳血管閉塞、脳血管狭窄、くも膜下出血 | 中風(発症から4週間以内)、可逆性虚血性神経脱落症候(RIND)、可逆性脳虚血発作(RIND)、RIND | 一過性脳虚血 K89 | 脳血管由来と想定される脳機能障害の徴候や症状のうち、24時間以上続くか死に至るもので、発症から4週間(28日)以内のもの。 | K91と二重コードせよ | G46,I60 to I64 | ||
K91 | 7 | 脳血管疾患 | 1のK91:動脈硬化症はK92に一括され、K91に脳血管疾患が新設された | 脳動脈瘤、脳卒中後遺症 | 中風 | 一過性脳虚血発作や脳卒中が先行すること。または、検査による脳血管疾患の証拠があること。 | I65,I66,I67.0 to I67.3,I67.5 to I67.9,I68,I69 | |||
K92 | 7 | 動脈硬化 / 末梢血管疾患 | 動脈硬化症、動脈閉塞、動脈塞栓、動脈狭窄、粥状硬化症、動脈内膜炎、壊疽、間欠性跛行、四肢虚血、レイノー症状、血管攣縮 | 閉塞性動脈内膜炎、ビュルガー病、バージャー病、閉塞性血栓血管炎、脂肪塞栓症候群、間欠性跛行、ルリーシュ症候群 | 腸間膜動脈硬化症 D99、眼動脈硬化症 F99、網膜動脈硬化症 F99、冠動脈硬化症:狭心症 K74、急性心筋梗塞 K75、狭心症以外の虚血性心疾患 K76、肺動脈硬化症 K82、脳動脈硬化症 K89、K90、大動脈瘤 K99、腎動脈硬化症 U99 | I70,I73,I74,R02 | ||||
K93 | 7 | 肺塞栓 | 肺梗塞、肺動脈閉塞、肺静脈閉塞、肺血栓 | 肺血栓塞栓 | 妊娠・出産・流産に伴う合併症はW99、産褥に伴う合併症はW96 | 突然発症する呼吸困難や頻呼吸があり、臨床的あるいは画像診断的に肺梗塞の証拠があるか、または心電図上で急性右心負荷の所見があること | 呼吸困難 R02 | I26 | ||
K94 | 7 | 静脈炎と血栓性静脈炎 | 表層または深在静脈血栓、門脈血栓 | 深部静脈血栓症、有痛性青股腫、エコノミークラス症候群 | 脳血栓 K90、妊娠に伴う血栓性静脈炎 W99、産褥に伴う血栓性静脈炎 W96 | I80 to I82,I87.0 | ||||
K95 | 7 | 下肢の静脈瘤 | 下肢静脈瘤、下肢の静脈不全、下肢の静脈うっ血 | 下肢の静脈瘤潰瘍 S97 | 下肢の表在静脈の怒張が見られるか、または静脈弁不全が証明されること | 静脈怒張 K06 | I83.1,i83.9,I87.2,I87.8 | |||
K96 | 7 | 痔核 | 内痔核(合併症の有無を問わず)、肛門周囲血腫、痔、血栓性外痔核、肛門または直腸の静脈瘤 | 痔疾、痔瘻、イボジ、切れ痔 | 肛門あるいは肛門管の静脈叢に静脈瘤ができること。または、肛門周囲に敏感な、痛みを伴う青い局所の腫脹。または、肛門周囲の皮膚弁。 | 肛門痛 D04、直腸出血 D16、肛門腫瘤 D29 | I84 | |||
K99 | 7 | その他の循環器疾患 | 大動脈瘤、動脈炎、動静脈瘻、リンパ浮腫、食道静脈瘤、その他の動脈瘤、結節性動脈炎、血管炎、下肢以外の静脈瘤 | 高安氏病、大動脈炎症候群、高安動脈炎、脈なし病、大動脈解離 | 慢性リンパ節炎 B71、非特異性リンパ節炎 B71、脳動脈瘤 K91、壊疽 K92 | I71,I72,I77,I78.0,I78.8,I78.9,I85,I86,I87.1,I87.9,I99,M30,M31,R57,T06.3,Z94.1,Z94.3 | ||||
L | 0 | 筋骨格 | ||||||||
L01 | 1 | 頚部の症状/愁訴 | 頚椎または頚部の筋骨格系に由来する痛み。 | 頚部痛、頚部重圧感、頚部疲労感、頚部硬直感、頚部の運動制限、首が痛い、首が曲がらない、首が回らない、首が重い、頚部の筋萎縮、肩こり | 頭痛 N01顔面の痛み N03、肩の症状 L08 | 訳注:症状としての肩こりは頚部の症状/愁訴 L01、疾患としては頚部症候群 L83 | M54.0,M54.2 | |||
L02 | 1 | 背部の症状/愁訴 | 他に特定されない背部痛、胸背部の痛み | 背部痛、背中が痛い、背部の変形、背部の筋萎縮 | 腰痛 L03 | M54.0,M54.6,M54.8,M54.9 | ||||
L03 | 1 | 腰部の症状/愁訴 | 放散症状を除く(without radiation)は削除 | 腰椎・仙腸骨領域の背部痛、尾骨痛、腰痛 | 仙骨痛、腸骨痛、尾底骨痛、腰背部の変形、腰背部重圧感、腰背部疲労感、ぎっくり腰、腰が曲がっている、腰が重い、腰がだるい | 胸郭背側の痛み L02、坐骨神経痛 L86 | M53.3,M54.0,M54.5 | |||
L04 | 1 | 胸部の症状/愁訴 | 筋骨格系に由来する胸部の痛み | 胸部の運動痛、胸部の変形、胸部の運動制限、胸部の筋萎縮 | その他の胸痛 A11、心臓痛 K01、呼吸時疼痛 R01、胸膜性疼痛 R01、側胸痛 R01 | R29.8 | ||||
L05 | 1 | 側腹部/腋窩の症状/愁訴 | わき腹の痛み | 腋窩痛 | 腎臓の症状 U14 | R29.8 | ||||
L06 | 1 | 腋窩の症状/愁訴 L06は、側腹部/腋窩の症状 L05に包含された | ||||||||
L07 | 1 | 顎部の症状/愁訴 | 顎関節の症状 | 顎関節痛、顎関節の腫れ、顎が痛い、開口困難、顎が開かない、顎が閉まらない、顎が外れた、顎部の変形 | 歯と歯肉の症状/愁訴 D19、顎関節症 D82 | M25.5,R29.8 | ||||
L08 | 1 | 肩の症状/愁訴 | 肩痛、肩周囲の痛み、肩関節痛、肩運動制限、肩が挙がらない、肩が重い、肩の筋萎縮 | 訳注:症状としての肩こりは頚部の症状/愁訴L01、疾患としては頚部症候群 L83 | M25.4,M25.5,M25.6 | |||||
L09 | 1 | 上肢の症状/愁訴 | 上肢痛、上腕痛、前腕痛、上肢の腫れ、上肢の変形、上肢の筋萎縮 | 筋肉痛 L18 | M79.6,R29.8 | |||||
L10 | 1 | 肘の症状/愁訴 | 肘痛、肘の腫れ、肘運動制限、肘が曲がらない、肘が伸びない、肘の変形、肘の過伸展 | M25.4,M25.5,M25.6 | ||||||
L11 | 1 | 手首の症状/愁訴 | 手首痛、手首の腫れ、手首運動制限、手首が曲がらない、手首が伸びない、手首の変形、手首の過伸展、手首の過屈曲、鍵を開けられない | M25.4,M25.5,M25.6 | ||||||
L12 | 1 | 手と指の症状/愁訴 | 手指の痛み、手指の腫れ、手指の運動制限、手指が曲がらない、手指が伸びない、手指の変形、手指の過伸展、手指のこわばり、手指の拘縮、手指の筋萎縮、手指の痙攣 | 筋肉痛 L18 | M25.4,M25.5,M25.6,R29.8 | |||||
L13 | 1 | 臀部・股関節の症状/愁訴 | 股関節の痛み、股関節の運動制限、股が広がらない | M25.4,M25.5,M25.6,R29.4 | ||||||
L14 | 1 | 下腿/大腿部の症状/愁訴 | 下腿のこむらがえり | 大腿/下腿痛、太股の痛み、ふくらはぎの痛み、下腿/大腿部の痙攣、下腿/大腿部の腫れ、下腿/大腿部の変形、下腿/大腿部の筋萎縮 | 筋肉痛 L18、不穏下肢症候群 N04 | R25.2,R29.8 | ||||
L15 | 1 | 膝の症状/愁訴 | 膝痛、膝の腫れ、膝の運動制限、膝がガクッとなる、膝から音がする、膝が曲がらない、膝が伸びない、膝がつっかえる、膝の変形、膝の過伸展、膝窩痛、膝窩部痛、膝窩腫脹、膝窩部腫脹 | M25.4,M25.5,M25.6 | ||||||
L16 | 1 | 足首の症状/愁訴 | 足首痛、足首の腫れ、足首の運動制限、足首が曲がらない、足首が伸びない、足首の変形、足首の過伸展 | M25.4,M25.5,M25.6 | ||||||
L17 | 1 | 足と趾の症状/愁訴 | 中足骨痛、Morton足、Morton趾、Morton病 | 足(趾)痛、足(趾)が腫れる、足(趾)の運動制限、足(趾)が曲がらない、足(趾)が伸びない、足(趾)の変形、足(趾)の過伸展、足(趾)の痙攣 | 筋肉痛 L18 | M25.4,M25.5,M25.6,R29.8 | ||||
L18 | 1 | 筋肉痛 | 結合織炎、線維筋痛、筋痛、その他の確定されていないリウマチ症 | その他の筋肉の痙攣 | 脊柱の痛み:頚椎の痛み L01、胸椎の痛み L02、腰椎の痛み L03、下肢のこむらがえり L14 | M60.1,M60.2,M60.8,M60.9,M77.4,M77.5,M79.0,M79.1,M79.6 | ||||
L19 | 1 | その他の特定されない筋肉の症状/愁訴 | 筋強直、筋萎縮、筋消耗、筋肉の疲れ、筋力の低下 | あちこちの筋肉にこむら返り(痙攣)が起こる、全身の筋萎縮、全身の筋固縮、全身の筋肉疲労、全身の筋肉の倦怠感、筋硬直、ミオトニー、筋浮腫 | 脊柱の痛み:頚椎の痛み L01、胸椎の痛み L02、腰椎の痛み L03、下肢のこむらがえり L14、小児の成長痛 L29、不穏下肢症候群 N04、筋ジストロフィー N99 | M62.5,M62.6,M79.9 | ||||
L20 | 1 | 関節の症状/愁訴 その他の物 | 関節痛、関節に水がたまった、関節腫脹、関節強直、関節水腫、関節がぐらぐらする | 多関節痛、多関節の運動制限、多関節の腫脹、多関節の過伸展、多関節の過屈曲 | 特定の関節:顎関節の症状 L07、肩の症状 L08、肘の症状 L10、手首の症状 L11、手と指の症状 L12、股関節の症状 L13、膝の症状 L15、足首の症状 L16、足と趾の症状 L17 | M25.4,M25.5,M25.6,M25.8,M25.9 | ||||
L26 | 1 | 筋骨格系の悪性腫瘍の心配 | 肉腫の心配 | 実際に癌を持っている場合はその癌のコードをつける | 悪性腫瘍ではないか、悪性腫瘍と確定診断されていない患者が筋骨格系の悪性腫瘍を心配していること | Z71.1 | ||||
L27 | 1 | その他の筋骨格系疾患の心配 | 骨粗鬆症の心配 | 筋骨格系の癌についての心配 L26、診断がついていればその疾患でコードする | その他の筋骨格疾患ではないか、未だその診断がついていない患者が、筋骨格疾患に対する心配を持つとき | Z71.1 | ||||
L28 | 1 | 筋骨格系疾患による機能制限/能力低下 | 転倒しやすい A29、跛行 N29、歩行困難 N29、歩行の問題 N29、間欠性跛行 K92 | 筋骨格系の問題にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を記載するのに適している(第8章参照)。 | Z73.6 | ||||
L29 | 1 | その他の筋骨格系の症状/愁訴 | 小児の成長痛、筋骨格系のその他の徴候/愁訴、はっきりとしない筋骨格系の症状 | 太鼓ばち指 S22 | R29.3,R29.8 | |||||
L30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
L31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
L32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
L33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
L34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
L35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
L36 | 2 | 便検査 | ||||||||
L37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
L38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
L39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
L40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
L41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
L42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
L43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
L44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
L45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
L46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
L47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
L48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
L49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
L50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
L51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
L52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
L53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
L54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
L55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
L56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
L57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
L58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
L59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
L60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
L61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
L62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
L63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
L64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
L65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
L66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
L67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
L68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
L69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
L70 | 7 | 筋骨格系の感染症 | 感染性腱鞘炎、骨髄炎、化膿性関節炎 | 蜂巣炎、ブロディー骨膿瘍、脛骨骨髄内膿瘍 | ライター症候群の多発関節痛 L99、ポリオの後遺症 N70 | 筋骨格系に限局した感染症 | 訳注:結核は全てA70へ分類。 | M00,M46.2 to M46.5,M60.0,M65.0,M65.1,M71.0,M71.1,M86 | ||
L71 | 7 | 筋骨格系の新生物 | 線維肉腫、骨肉腫 | 軟骨肉腫、傍骨性肉腫、悪性線維性組織球腫(MFH)、滑膜肉腫、脂肪肉腫、、蜂巣状軟部肉腫、平滑筋肉腫、ユーイングEwing肉腫、横紋筋肉腫、血管肉腫、脂肪肉腫、脊索腫、カポジKaposi肉腫、骨巨細胞腫 | 転移性骨腫瘍(原発巣のコード)、筋骨格系の良性/詳細不明の新生物 L97 | 特有の組織学的所見 | C40,C41,C49 | |||
L72 | 7 | 骨折:橈骨/尺骨 | コリース骨折、Colles骨折 | カルス骨折、コーレス骨折、コリーズ骨折、コリズ骨折、橈骨骨幹部骨折、橈骨頭骨折、橈骨頚部骨折、尺骨骨幹部骨折、モンテギアMonteggia骨折、ガレアッチGaleazzi骨折、スミスSmith骨折、バートンBarton骨折 | 病的骨折 L95、L99、偽関節 L99 | 骨折の画像上の証拠、あるいは、外傷後の視診上・触診上の変形、または、骨の軋み音 | 上肢の症状 L09、他の外傷 L81 | 訳注:脱臼や靭帯の損傷を合併する骨折を含む | S52 | |
L73 | 7 | 骨折:脛骨/腓骨 | ポット骨折 | Pott骨折、脛骨顆部骨折、脛骨骨折、腓骨骨折、足関節果部骨折 | 膝蓋骨骨折 L76、病的骨折 L95、膠原病に伴う骨折 L99、偽関節 L99 | 骨折の画像上の証拠、あるいは、外傷後の視診上・触診上の変形、または、骨の軋み音 | 下肢の症状 L14、足首の症状 L16、他の外傷 L81 | 訳注:脱臼や靭帯の損傷を合併する骨折を含む | S82.1 to S82.9 | |
L74 | 7 | 骨折:手の骨/足の骨 | 手根骨骨折、中手骨骨折、指骨骨折、足趾骨折、足根骨骨折、中足骨骨折 | 基節骨骨折、中節骨骨折、末節骨骨折、舟状骨骨折、有鉤骨鉤骨折、有頭骨骨折、距骨骨折、踵骨骨折、ベネットBennett骨折、ローランドRoland骨折 | 病的骨折 L95、膠原病に伴う骨折 L99、偽関節 L99 | 骨折の画像上の証拠、あるいは、外傷後の視診や触診で明らかな変形、または、骨の軋み音 | 上肢の症状 L09、下肢の症状 L14、他の外傷 L81 | 訳注:脱臼や靭帯の損傷を合併する骨折を含む | S62,S92 | |
L75 | 7 | 骨折:大腿骨 | 大腿骨頚部骨折 | 大腿骨転子下骨折、大腿骨骨幹部骨折、大腿骨顆上骨折、大腿骨近位部骨折、大腿骨遠位部骨折、大腿骨転子間骨折 | 病的骨折 L95、膠原病に伴う骨折 L99、偽関節 L99 | 骨折の画像上の証拠、あるいは、外傷後の視診上・触診上の変形、または、骨の軋み音 | 下肢の症状 L14、他の外傷 L81 | 訳注:脱臼や靭帯の損傷を合併する骨折を含む | S72 | |
L76 | 7 | その他の骨折 | 上記L72からL76に分類されない全ての骨折(L72橈骨・尺骨、L73脛骨・腓骨、L74手・足の骨、L75大腿骨、N80頭蓋骨の骨折) | 膝蓋骨骨折、軸椎関節突起間部骨折、肩甲骨骨折、上腕骨骨折、上腕骨近位部骨折、上腕骨内側顆骨折、上腕骨内側上顆骨折、肘頭骨折、ジェファーソンJefferson骨折、環椎破裂骨折、椎骨骨折、圧迫骨折、横突起骨折、棘突起骨折、骨盤骨折、寛骨臼骨折、疲労骨折、肋骨骨折、胸骨骨折、鎖骨骨折、頬骨骨折 | 骨折:橈骨/尺骨 L72、骨折:脛骨/腓骨 L73、骨折:手の骨/足の骨 L74、骨折:大腿骨 L75、病的骨折 L95、膠原病に伴う骨折 L99、偽関節 L99 | 骨折の画像上の証拠、あるいは、外傷後の視診上・触診上の変形、または、骨の軋み音 | 症状の記載には第1要素(L1-L29)を用いる | 訳注:脱臼や靭帯の損傷を合併する骨折を含む | S02.2 to S02.4,S02.6 to S02.9,S12,S22,S32,S42,S82.0,T08,T10,T12,T14.2 | |
L77 | 7 | 足関節の靭帯損傷/捻挫(筋損傷) | 足関節捻挫、足首捻挫 | 当該部位への伸展外傷を契機とし、その部位を伸展したり張力をかけると増悪する痛みがあるもの | 足首の症状 L16 | S93.4 | ||||
L78 | 7 | 膝関節の靭帯損傷/捻挫(筋損傷) | 外側側副靭帯損傷、内側側副靭帯損傷 | 膝の半月板や内部の靱帯の急性の損傷 | 当該部位への伸展外傷を契機とし、その部位を伸展したり張力をかけると増悪する痛みがあるもの | S83.4,S83.6 | ||||
L79 | 7 | その他の関節の靭帯損傷/捻挫(筋損傷) | 足関節/膝/脊椎を除く全ての靭帯損傷/捻挫(筋損傷) | 肘関節捻挫、肩鎖関節捻挫、肉離れ | 足関節 L77、膝 L78、頚椎・鞭打ち症 L83、背部捻挫 L84 | 当該部位への伸展外傷を契機とし、その部位を伸展したり張力をかけると増悪する痛みがあるもの | 症状の記載には第1要素(L1-L29)を用いる | S03.4,S03.5,S23.3 to S23.5,S33.6,S43.4 to S43.7,S53.2 to S53.4,S63.3 to S63.7,S73.1,S93.2,S93.5,S93.6,T14.3 | ||
L80 | 7 | 脱臼/亜脱臼 | 亜脱臼が追加された | 脊椎を含む全ての脱臼/亜脱臼 | 膝蓋骨脱臼、膝蓋骨亜脱臼、肩鎖関節脱臼、肩関節脱臼、胸鎖関節脱臼、肘関節脱臼、橈骨頭脱臼、月橈骨脱臼.遠位橈尺関節脱臼、MP関節脱臼、PIP関節脱臼、股関節脱臼、股関節亜脱臼、肘内障、突き指、つきゆび | 関節への外傷後、脱臼や亜脱臼をしめす放射線画像所見、あるいは触診や視診で脱臼による変形があること | 症状の記載には第1要素(L1-L29)を用いる | 脱臼骨折は骨折の方のコードを使用すること | M22.0,M22.1,S03.0,S03.3,S13.0 to S13.3,S23.1,S23.2,S33.1 to S33.3,S43.0 to S43.3,S53.0,S53.1,S63.0 to S63.2,S73.0,S83.0,S83.1,S93.0,S93.1,S93.3,T14.3 | |
L81 | 7 | 他の筋骨格系の外傷 | 深部異物、関節血腫、外傷性切断 | 関節内出血、関節血症、血関節、血関節症 | その他の多発性内臓損傷 A81、外傷の後遺症:変形、障害、瘢痕形成 A82、歯の外傷 D80、鼓膜外傷 H77、偽関節 L99、外傷性関節症 L91、骨折の不良接合 L99、頭部外傷・脳振盪・頭蓋内損傷・頭蓋骨骨折 N80、神経の断裂やその他の損傷 N81、昆虫の咬傷や刺症 S12、動物咬傷 S13、打撲傷・挫傷 S16、裂傷・開放創 S18 | 訳注:圧挫症候群クラッシュシンドロームはA82 | M79.5,S09.1,S16 to S19,S23.0,S28,S29,S33.0,S33.4,S39,S46 to S49,S56 to S59,S66 to S69,S76 to S79,S86 to S89,S96 to S99,T06.4,T11,T13,T14.6,T14.7 | |||
L82 | 7 | 筋骨格系の先天奇形 | 内反膝、弯曲足(奇形足)、先天性股関節脱臼、前反膝、頭蓋骨や顔面骨の形成不全、その他の先天性の足の変形 | O脚、X脚、脚長不等、蝦足、エビ足、ヒヅメ足、内反足、弓状弯曲足、仰趾外反足、外反鈎足、馬蹄内反足、内反鈎足、仰趾足、凹蹠足、馬蹄内反足、内反馬蹄足、馬蹄足、ブローントBlount病、スプレンゲルSprengel変形、肩甲骨高位症 |
脊柱側弯症 L85、後天性扁平足 L98、二分脊椎 N85 | Q65 to Q79 | ||||
L83 | 7 | 頚部症候群 | 頚椎Cervical spine→頚部Neck | 放散痛の有無を問わない症候群。頚椎椎間板疾患、頚(肩)腕症候群、骨関節炎、上肢の根症候群、脊椎症、頚部捻挫、頚部靭帯損傷、斜頚、むちうち症、頚部原性の頭痛 | アルカプトン尿性関節疾患、リウマチ性斜頚、肩こり、寝違え、寝違い | M43.3,M43.4,M43.6,M47.8,M47.9,M48,M50,M53.0,M53.1,S13.4 to S13.6 | ||||
L84 | 7 | 放散痛を伴わない背部の症候群 | ICPC1のL84:脊椎の変形性関節症は本項目に名称変更された | 背部捻挫、椎骨圧迫骨折NOS、突起間関節変性(骨棘形成)、脊椎骨関節症・関節炎、脊椎症、脊椎辷り症 | 脊椎分離症、脊椎分離辷り症、最近の背部捻挫 | 尾骨痛 L03、頚部に関連する症候群 L83、放散痛を伴う背部の痛み L86、心因性背部痛 P75 | 放散痛のない背部痛に加えて医学的検査で確認された動作の制限があること。 | 背部の症状/愁訴 L02、腰背部の症状/愁訴 L03 | 放散痛があればL86 | M43.0,M43.1,M43.5,M46.0,M46.1,M46.8,M46.9,M47.0,M47.8,M47.9,M48,M51,M53.2 to M53.9,S33.5,S33.7 |
L85 | 7 | 脊椎の後天的変形 | 脊柱後側彎、脊柱後彎、脊柱前彎、脊柱側弯 | 脊椎外傷後脊椎変形、進行性脊柱変形 | 先天的変形 L82、強直性脊椎炎 L88、脊椎辷り症 L84 | M40,M41,M43.8,M43.9 | ||||
L86 | 7 | 放散痛を伴う背部の症候群 | ICPC1では「腰部椎間板障害、放散症状を伴う腰痛」であったが、ICPC2では変更された | 椎間板ヘルニア、椎間板変性、坐骨神経痛 | 頚椎椎間板の病変 L83、脊椎辷り症 L84、最近の背部捻挫 L84 | 胸椎や腰椎領域の痛みで、該当する領域への放散痛や神経学的欠落症状を随伴するもの。あるいは下肢背側への放散痛を伴う坐骨神経痛で咳や動作、姿勢によって悪化するもの。または放射線画像や手術時に証明された胸椎や腰椎の椎間板ヘルニア。 | 背部の症状/愁訴 L02、腰背部の症状/愁訴 L03 | 広汎な関連痛は除外する。放散痛がなければL84。 | M47.1,M47.2,M51,M54.3,M54.4 | |
L87 | 7 | 滑液包炎/腱鞘炎/滑膜炎 | ガングリオン 関節 /腱鞘から変更。ただし、ガングリオンもこのコードに含まれる | 骨棘、腱の石灰化、デュピュイトラン拘縮、筋膜炎、ガングリオン、滑膜嚢胞、ばね指 | 弾発指 | 肩関節症候群 L92、テニス肘・外側上顆炎 L93 | M65.2 to M65.4,M65.8,M65.9,M67.3,M67.4,M70,M71.2 to M71.9,M72,M76,M77.0,M77.2,M77.3,M77.8,M77.9 | |||
L88 | 7 | 慢性関節リウマチ | 関連した状態:強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ | 乾癬性関節症 S91 | M05,M06,M08,M45 | |||||
L89 | 7 | 変形性股関節症 | 形成障害および外傷に引き続きおこった股関節骨関節炎 | 画像診断上の特徴的な所見があるもの、または全身症状は伴わないが3ヶ月以上続く関節の症状に以下のうち3つ以上の所見を伴うもの。間欠性腫脹・軋音・強直または動作の制限・血沈正常・リウマチテスト陰性・尿酸値正常・40歳以上 | 関節の症状 L20、その他の関節炎 L91 | M16 | ||||
L90 | 7 | 変形性膝関節症 | 外傷に続発性の膝関節骨関節炎 | 画像診断上の特徴的な所見があるもの、または全身症状は伴わないが3ヶ月以上続く関節の症状に以下のうち3つ以上の所見を伴うもの。間欠性腫脹・軋音・強直または動作の制限・血沈正常・リウマチテスト陰性・尿酸値正常・41歳以上 | 関節の症状 L20、その他の関節炎 L91 | M17 | ||||
L91 | 7 | その他の骨関節症 | その他の関節炎、ヘベルデンHeberden結節、骨関節炎、外傷性関節症 | 変形性肩関節症、変形性肘関節症、変形性足関節症 | 頚椎変形性関節症 L83、脊椎変形性関節症 L84、変形性股関節症 L89、変形性膝関節症 L90、肩の関節症 L92 | 画像診断上の特徴的な所見があるもの、またはヘベルデンHeberden結節を伴うもの、または全身症状は伴わないが3ヶ月以上続く関節の症状に以下のうち3つ以上の所見を伴うもの。間欠性腫脹・軋音・強直または動作の制限・血沈正常・リウマチテスト陰性・尿酸値正常・42歳以上 | 関節の症状 L20、その他の関節炎 L91 | 訳注:ヘベルデン結節で痛風に伴う場合はT92 | M13,M15,M18,M19 | |
L92 | 7 | 肩関節症候群 | 肩滑液包炎、凍結肩甲、骨関節症、肩腱板症候群、肩滑膜炎、肩周囲腱炎 | 肩峰下滑液包炎、急性滑液包炎(subacromial impingement syndrome)、慢性滑液包炎、外傷性滑液包炎、肩関節周囲炎、四十肩、五十肩、癒着性肩関節嚢炎 | 運動制限を伴う肩の痛みや圧痛、軋音。または、画像診断上の肩関節周囲の石灰化。 | M75 | ||||
L93 | 7 | テニス肘 | 外側上顆炎 | 外上顆炎 | 他の腱鞘炎 L87 | M77.1 | ||||
L94 | 7 | 骨軟骨症 | レッグ・カルベ・ペルテスLegg-Calve-Perthes病、オスグッド・シュラッターOsgood-Schlatter病、離断性骨軟骨炎、シャウエルマンScheuermann病、大腿骨頭辷り症 | 滑膜骨軟骨腫症、解離性骨軟骨炎、若年期変性性骨軟骨炎、ペルテス病 | M42,M91,M92,M93 | |||||
L95 | 7 | 骨粗鬆症 | 骨粗鬆症による病理学的骨折 | 画像診断上特有の所見を有すること | M80,M81 | |||||
L96 | 7 | 急性膝内損傷 | 半月板や十字靭帯の急性損傷 | 膝靭帯損傷、膝関節側副靭帯断裂、前十字靱帯断裂、後十字靭帯断裂、半月板損傷 | 側副靭帯の急性損傷 L78、膝蓋骨脱臼 L80、膝関節内の慢性の損傷 L99 | 一ヵ月以内に最初の外傷の既往が有り、靭帯又は半月が裂けている事を手術、関節鏡、又は造影検査で証明されたもの。或いはロッキングや跛行を伴い痛みと腫脹を膝に有するもの | 膝の症状 L15、膝関節の捻挫 L78 | S83.2,S83.3,S83.5,S83.7 | ||
L97 | 7 | 良性あるいは悪性と断定できない筋骨格系の新生物 | ICPC1のL97:慢性膝内障はL99へ | 筋骨格系の新生物で良性の物と特定されていないもの | 骨組織球症、骨軟骨腫、内軟骨腫、類骨腫、良性骨芽細胞腫、良性軟骨芽細胞腫、骨嚢腫、非骨化性線維腫、線維性骨異形成症、神経線維腫症、良性軟部腫瘍 | 筋骨格系の悪性新生物 L71 | D16,D21,D48.0,D48.1 | |||
L98 | 7 | 四肢の後天性変形 | 母趾滑液嚢腫、外反膝、O脚、内反膝、X脚、外反拇趾、内反母趾、槌状指、扁平足、平足 | 痙攣性弯曲足、脚長不等 | 一般の先天性変形や奇形 A90、筋骨格系の先天性変形や奇形 L82 | M20,M21 | ||||
L99 | 7 | 筋骨格系のその他の疾患 | 関節固定術、慢性膝内変性、拘縮、肋軟骨炎、皮膚筋炎、膝蓋骨の障害、骨折の癒合不全と偽関節、筋炎、ページェット病の骨症状、皮下繊維炎、その他の病理学的骨折、リウマチ性多発筋痛、乾癬性関節炎(S91もコードする)、ライター病の多発関節痛、強皮症の多発関節痛、シェーグレン症候群の多発関節痛、特発性腱破裂、全身性エリテマトーデスの多発関節痛 | 骨癒合不全、骨不良癒合、骨不全癒合、骨癒合不良、骨不良結合、骨不良接合、骨不全結合、骨不全接合、大腿四頭筋拘縮症、殿筋拘縮症、特発性関節内持続性出血、特発性骨壊死、先天性多発性関節拘縮症、多発性筋炎 | 高尿酸血症 A91、骨粗鬆症による病的骨折 L95、ポリオ後の麻痺 N70、脳卒中後の麻痺 N81、痛風 T92、偽痛風及び結晶性関節症 T99、骨軟化症 T99 | M02,M12,M22.2 to M22.9,M23,M24,M25.0 to M25.3,M25.7 to M25.9,M32 to M35,M43.2,M54.1,M61,M62.0 to M62.4,M62.8,M62.9,M66,M67.0 to M67.2,M67.8,M67.9,M79.3,M79.4,M79.8,M84,M85,M87 to M89,M94,M95,M99,T79.6,Z89,Z94.6,Z98.1 | ||||
N | 0 | 神経 | ||||||||
N01 | 1 | 頭痛 | 頭部の痛み、外傷後の頭痛 | 外傷後の頭痛、頭重感、頭部圧迫感、頭に被さった感じ | 顔面痛 N03、片頭痛 N89、群発性頭痛 N90、筋緊張性頭痛 N95、非定型的顔面神経痛 N99、副鼻腔痛 R09、帯状疱疹後神経痛 S70 | G44.3,G44.8,R51 | ||||
N02 | 1 | 筋緊張性頭痛 N02はN95に移動 | ||||||||
N03 | 1 | 顔面の疼痛 | 顔面痛 | 歯痛 D19、頭痛 N01、片頭痛 N89、三叉神経痛 N92、副鼻腔痛 R09、帯状疱疹後神経痛 S70 | G50.1,R51 | |||||
N04 | 1 | 不隠下肢症候群 | 下腿のこむらがえり L14、間欠性跛行 K92 | G25.8 | ||||||
N05 | 1 | 手指/足/趾の刺すような痛み | 手指/足/足趾の灼熱感や刺すような感覚 | ひりひりする痛み | 皮膚の疼痛/圧痛 S01 | R20.2 | ||||
N06 | 1 | その他の知覚障害 | 不随意運動はN08へ移動 | 無感覚、異常感覚、しびれ | 感覚脱失、感覚鈍麻、違和感、手/足が冷たい | 手足の刺すような痛み N05、皮膚の疼痛/圧痛 S01、不随意運動 N08 | R20.0,R20.1,R20.3,R20.8 | |||
N07 | 1 | 痙攣/発作 | 熱性痙攣、発作 | てんかん発作 | 失神 A06、一過性脳虚血発作/TIA K89、痙攣:手指の痙攣 L12、下腿/大腿の痙攣 L14、足/趾の痙攣 L17、その他の筋肉の痙攣 L18 | R56 | ||||
N08 | 1 | 不随意運動 | 新設。 | ジストニー、痙攣、ミオクローヌス、スパスム、テタニー、振戦、痙縮 | 異常緊張症、手(足)の震え、線維束性攣縮、眼瞼痙攣、舞踏運動、アテトーシス、バリスム、ジスキネジア、強制泣き笑い、薬物誘発性舞踏病、老年舞踏病、本態性舞踏病 | 小舞踏病 K71、痙攣:手指の痙攣 L12、下腿/大腿の痙攣 L14、足/趾の痙攣 L17、その他の筋肉の痙攣 L18、不穏下肢症候群 N04、全身痙攣 N07、有痛性チック N92、器質性チック N99、心因性チック P10 | G25.0 to G25.5,G25.8,G25.9,R25.0,R25.1,R25.3,R25.8 | |||
N16 | 1 | 嗅覚/味覚の異常 | 無嗅覚 | 嗅覚鈍麻、嗅覚異常、異嗅症、無味症、味覚鈍麻、味覚減退、解離的味覚障害、味覚異常 | 口臭 D20 | R43 | ||||
N17 | 1 | めまい/めまい感 | バランスを失う、ふらつき、頭がふらふらする、ふーっとする | 失神 A06、眼前暗黒感 A06、動揺病 A88、特定回転性眩暈症候群 H82 | R42 | |||||
N18 | 1 | 麻痺/筋力低下 | 不全麻痺 | 対麻痺、脱力、眼瞼下垂 | 全身脱力 A04 | G98 | ||||
N19 | 1 | 言語障害 | 失語症、連句障害、構音障害、不明瞭言語 | 構語障害 | 吃音 P10、言語発達遅滞 P22、嗄声 R23 | R47 | ||||
N26 | 1 | 神経の癌の心配 | 実際に癌を持っている場合はその癌のコードをつける | 癌でないか、癌と確定診断されていない患者が神経系の癌を心配していること | Z71.1 | |||||
N27 | 1 | その他の神経疾患の心配 | 神経系の癌に対する心配 N26、診断がついていればその疾患でコードする | 神経疾患でないか、神経疾患と確定診断されていない患者が神経系の疾患を心配していること | Z71.1 | |||||
N28 | 1 | 神経疾患による機能制限/能力低下 | 神経系の問題にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照)。 | Z73.6 | |||||
N29 | 1 | その他の神経の症状/愁訴 | 歩行異常、跛行、運動失調症、髄膜症 | 動作緩慢、寡動、無動、手の巧緻性障害、跛行、歩行困難、歩行の問題 | M79.2,R26,R27,R29.0 to R29.2,R29.8 | |||||
N30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
N31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
N32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
N33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
N34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
N35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
N36 | 2 | 便検査 | ||||||||
N37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
N38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
N39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
N40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
N41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
N42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
N43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
N44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
N45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
N46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
N47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
N48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
N49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
N50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
N51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
N52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
N53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
N54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
N55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
N56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
N57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
N58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
N59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
N60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
N61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
N62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
N63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
N64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
N65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
N66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
N67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
N68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
N69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
N70 | 7 | ポリオ | ポリオの後遺症、ポリオ後症候群、その他のエンテロウイルス感染症 | 急性灰白髄炎、ポリオ様麻痺、ポリオ様疾患、小児麻痺 | A80,A85.0,B91 | |||||
N71 | 7 | 髄膜炎/脳炎 | ウイルス性髄膜炎、無菌性髄膜炎、化膿性髄膜炎、結核性髄膜炎、真菌性髄膜炎、脳底髄膜炎 | 筋性脳脊髄炎 A04 | 脳脊髄液に異常所見の見られる急性の発熱性疾患 | 発熱 A03、髄膜症 N29 | A32.1,A39.0,A83,A84,A85.1,A85.2,A85.8,A86,A87,B00.3,B00.4,B37.5,B58.2,B94.1,G00,G03 to G04 | |||
N72 | 7 | 破傷風 | テタニー N08 | 強直、過緊張性収縮またはテタニー痙攣と先行する外傷の既往があること。 | A33 to A35 | |||||
N73 | 7 | その他の神経の感染症 | 脳膿瘍、遅発性ウイルス感染症 | 狂犬病、Hansen病、らい病 | ポリオ N70、髄膜炎/脳炎 N71、急性多発神経炎 N94 | A81,A88.8,A89,G06,G08 to G09 | ||||
N74 | 7 | 神経の悪性新生物 | 転移性脳腫瘍、髄芽腫、膠芽腫、悪性神経膠腫、胚細胞性腫瘍 | 特徴的な組織学的所見を有するもの | 悪性と断定できない神経系の新生物 N76 | C47,C70 to C72 | ||||
N75 | 7 | 神経の良性新生物 | 聴神経腫、髄膜腫 | 神経膠腫、下垂体腺腫、神経鞘腫、星状細胞腫、頭蓋咽頭腫、胚細胞腫 | D32,D33,D36.1 | |||||
N76 | 7 | 悪性と断定できない神経系新生物 | 神経線維腫症 A90、神経の悪性新生物 N74、神経の良性新生物 N75 | D42,D43,D48.2 | ||||||
N79 | 7 | 脳振盪 | 後遺症 | 脳震盪による心理的影響 P02 | 一次的な意識消失を伴う頭部外傷で、しばしば健忘症を伴い、神経学的続発症を伴うことも伴わないこともある | その他の頭部外傷 N80 | S06.0 | |||
N80 | 7 | その他の頭部外傷 | 骨折を伴うものも含まれる | 骨折を伴う、あるいは伴わない脳外傷、脳挫傷、外傷性頭蓋内出血、硬膜外血腫、硬膜下血腫 | 脳血管損傷、脳損傷 | 脳振盪 N79 | 脳損傷を合併する頭部の外傷 | S02.0,S02.1,S06.1 to S06.9,S07,S08,S09.0,S09.7,S09.8 | ||
N81 | 7 | その他の神経系の外傷 | 神経外傷、脊髄損傷 | S04,S09.9,S14,S24,S34,S44,S54,S64,S74,S84,S94,T06.0 to T06.2,T14.4 | ||||||
N85 | 7 | 神経系の先天奇形 | 水頭症、二分脊椎 | 潜在二分脊椎、狭頭症 | Q00 to Q07 | |||||
N86 | 7 | 多発性硬化症 | 播種性硬化症 | 時間的・空間的に多発する欠損や錯乱を伴う多発性の神経学的所見が増悪と軽快を繰り返す。(あらゆる神経学的徴候や症状の組合せが可能である。) | その他の神経学的症状 N29 | G35 | ||||
N87 | 7 | パーキンソン症候群 | 薬剤性パーキンソン症候群、震顫麻痺、パーキンソン病 | 自発運動の欠乏や緩慢、自発運動で改善する静止時振戦、および筋強剛。 | 不随意運動 N08、言語障害 N19 | G20,G21 | ||||
N88 | 7 | てんかん | 全ての型のてんかん、部分発作、全般発作、大発作、小発作、てんかん重積状態 | 後天性てんかん、小脳性てんかん、持続性てんかん、真性てんかん | 緊張性/間代性の動作/発作を伴う、または伴わない意識状態の急性の変化が繰り返し起こることに加えて、発作を説明する視覚的な証拠があるか、脳波上の特徴的な異常所見があること。 | けいれん N07、他の神経学的症状 N29 | G40,G41 | |||
N89 | 7 | 片頭痛 | 前兆を伴うあるいは伴わない血管性頭痛 | 頚部原性の頭痛 L83、群発性頭痛 N90、筋緊張性頭痛 N95 | 一側性の頭痛、悪心嘔吐、前兆、その他の神経学的症状、片頭痛の家族歴のうち3つ以上を伴う再発性の頭痛 | 頭痛 N01 | G43,G44.1 | |||
N90 | 7 | 群発頭痛 | 片頭痛 N89 | 激しい、しばしば非常に苦しい一側性の眼窩周囲の痛みの発作で、時に日に8回以上起こる。時に、結膜充血、流涙、鼻水、鼻漏、発汗、縮瞳、眼瞼下垂、眼瞼浮腫を随伴する。発作は数ヶ月から数年の寛解期をはさんで数週間から数ヶ月の間、群発して頭痛が起きる。 | G44.0 | |||||
N91 | 7 | 顔面神経麻痺/ベル麻痺 | 急に発症する、感覚障害のない表情筋の一側性の麻痺。 | 麻痺/筋力低下 N18 | G51 | |||||
N92 | 7 | 三叉神経痛 | 有痛性チック | 帯状疱疹後神経痛 S70 | 感覚麻痺や運動麻痺のない、トリガーポイントへ触れたり、鼻をかんだり欠伸をすることにより悪化する一側性の顔面の焼けるような痛みの発作。 | その他の神経痛 N99 | G50.0,G50.8,G50.9 | |||
N93 | 7 | 手根管症候群 | 母指、示指、中指、時に環指を侵す表在感覚の欠損あるいは障害。感覚異常や疼痛は通常夜間に悪化し、時に、前腕に放散する。 | 感覚障害 N06 | G56.0 | |||||
N94 | 7 | その他の末梢神経炎/神経病 | 急性感染性多発神経炎、糖尿病性神経症(T89またはT90との2重コードとなる)、ギラン?バレー症候群、神経病変、神経病、幻像肢 | 幻肢、梨状筋症候群、Meralgia paresthetica、Hunter管症候群、足根管症候群、Morton病 | 帯状疱疹後神経痛 S70 | 固有の神経支配領域に限定される知覚や反射、運動の変化。明らかな原因がないことも、例えば糖尿病のように特定の疾病に続発することもある。 | G51,G54,G56.1 to G56.4,G56.8,G56.9,G57,G60 to G62,G64 | |||
N95 | 7 | 筋緊張性頭痛 | N02を欠番とし、ここに新設 | 片頭痛 N89、群発頭痛 N90 | ストレスと筋肉の緊張に関連した、頭部の全般的な圧迫痛で、頭部の筋肉の増悪する圧痛を伴うことと伴わないことがある。 | 頭痛 N01 | G44.2 | |||
N99 | 7 | その他の神経系の疾患 | 脳性麻痺、運動神経疾患、重症筋無力症、その他の神経痛 | 器質性チック、ハンチントン舞踏病、ハンチントン病 | 睡眠時無呼吸 P06 | E51.2,G10 to G12,G23,G24,G31.0,G31.1,G31.8,G31.8,G31.9,G36,G37,G52,G70 to G72,G80 to G83,G90 to G92,G93.0 to G93.2,G93.4 to G93.9,G95 to G96,G98,G99,M79.2,Z98.2 | ||||
P | 0 | 心理、精神 | ||||||||
P01 | 1 | 不安感/神経質/緊張感 | 不安NOS、恐怖感 | 不安障害P74 | 精神障害に起因せず、情緒的もしくは心理社会的体験として患者が訴える感情。全く正常ではあるが他人には歓迎されないという程度から、患者にとって余りにも苦痛であり専門家の助けを求めるという程度まで緩やかな移行が認められる。 | F41.9,R45.0 | ||||
P02 | 1 | 急性ストレス反応 | 急性のストレス/一過性状況障害 | 適応障害、カルチャーショック、ストレス、悲嘆、ホームシック、外傷直後のストレス、精神的ショック | 脳震盪による心理的影響 | 抑うつ感 P03、うつ病性障害 P76、外傷後遅延性・遷延性ストレス障害 P82 | 適合するのに努力を要するストレス社会での出来事や著しい生活の変化に対しての反応。その出来事に対して予期された反応であったり、逆に、日常的にうまく対処出来なかったり、社会機能が正常に働かないで、成果をあげることが出来なかったり、限られた時間の中での回復不能であるといった不適応の反応でもありうる。 | F43.0,F43.2,F43.8,F43.9,F50.4,F50.5,F50.8,F50.9 | ||
P03 | 1 | 抑うつ感 | 抑鬱感 | 無力感、孤独感、不幸感、心配性 | 落ち込み、落胆、ブルー | うつ病性障害P76、劣等感P28 | 精神障害に起因せず、情緒的もしくは心理社会的体験として患者が訴える感情。全く正常であるが他人には歓迎されないという程度から、患者にとって余りにも苦痛であり専門家の助けを求めるという程度まで緩やかな移行が認められる。 | R45.2,R45.3 | ||
P04 | 1 | 焦燥や怒りの感情/行動 | 落ち着きがない又は怒りっぽい/感情又は行動 | その他の興奮、その他の焦燥 | 敵意、暴力行為 | 多動児P81、家庭内でのイライラZ13 | 精神障害に起因せず、情緒的もしくは心理社会的体験、もしくはイライラや怒りを示す行動として患者が訴える感情。全く正常な感情ではあるが他人には歓迎されないという程度から、患者にとって余りにも苦痛であるので、専門家の助けを求めるという程度まで緩やかな移行が認められる。 | R45.1,R45.4,R45.5,R45.6 | ||
P05 | 1 | 老化に伴う感情/行動 | 老化、加齢を気にすること | 老衰 | 痴呆 P70 | 精神障害に起因せず、情緒的もしくは心理社会的体験として患者が訴える感情。全く正常であるが他人には歓迎されないという程度から、患者にとって余りにも苦痛であり専門家の助けを求めるという程度まで緩やかな移行が認められる | R54 | |||
P06 | 1 | 睡眠障害 | 睡眠障害/不眠 | 不眠、悪夢、睡眠時無呼吸、夢遊病、嗜眠 | 入眠困難症、過眠、夜驚病 | 時差ぼけA88 | 睡眠障害の診断には、患者、医師両者にとって、睡眠の問題が、重要な愁訴であり、他の疾患に起因していないことが必要である。不眠の診断には、長期に渡った睡眠の質的、量的欠如が必要である。過眠には、過剰な昼間の睡眠や、患者の行動を制限する睡眠発作が含まれる。 | F51,G47 | ||
P07 | 1 | 性欲の低下 | 性欲の抑制/消失 | 不感症、性的衝動の不足 | 性的欲求低下障害、性嫌悪障害、性欲欠如 | インポテンス P08、性交不能 P08、性的嗜好に関するもの P09 | 器質的異常や疾患によるものではなく、性的欲求の欠如、または生殖器の反応や機能の障害のため、患者が望む性的関係をなし得ないといった性的欲求に関する問題 | F52.0 | ||
P08 | 1 | 性的機能制限/性交不能 | 非器質的インポテンスもしくは性交不快[症]、早漏、精神的原因による腟痙攣 | 女性の性的興奮の障害、勃起障害、オルガズム障害、性交疼痛症 | 性的欲求の問題 P07、性的嗜好性の問題 P09、基質的なインポテンスおよび性的問題 Y07、腟痙NOS X04、性交疼痛症 X04 | 器質的異常や疾患によるものではなく、生殖器の反応や機能の障害、または性交時の気分の高まりに関する問題のため、患者が望む性的関係をなし得ないといった性交の実施に関する問題 | F52.1 to F52.9 | |||
P09 | 1 | 性的嗜好に関する問題 | 性的嗜好に関するもの | 露出症、窃触症、窃視症、小児性愛、フェティシズム、サディズム、マゾヒズム、性同一性障害 | 性的欲求に関する問題 P07、性交実施に関する問題 P08、セクハラ Z05 | 器質的異常や疾患によるものではなく、性同一性、性的嗜好、性的関係に関する問題のため、患者が望む性的関係をなし得ないといった性的嗜好に関する問題 | F64 to F66 | |||
P10 | 1 | 難発性吃音/連続性吃音/チック | 早口乱雑言語症、心因性チック、どもる、眼のチック | 有痛性チック N92 | 難発性吃音と連続性吃音とは、同じ音を何度もくり返したり、同じ音を引き延ばさないとしゃべれないこと、あるいは何度も言いよどんだり口ごもって会話が妨げられる状態 | F95,F98.4,F98.5,F98.6 | ||||
P11 | 1 | 小児の食行動の問題 | 子どもの食行動の問題 | 授乳や食事供給の問題、小児の摂食行動の問題 | 乳幼児期および小児期の哺育障害(気まぐれな食事拒否、反芻障害)、乳児期および小児期の異食症、非器質的哺育障害 | 神経性無食欲症P86、成人の摂食に関する問題T05 | 小児の栄養補給の問題 T04 | 小児の行動の問題は特に分類が困難である。つまり、これらの問題が、ICPCの4つの章にまたがっている事実からも証明される。正常な行動(おそらくそれは厄介なのだが)と心配の種や”病的”と考える行動の様々な段階で、両親がこれらの行動の問題を引き起こしているか否かが、重要である。 | F98.2,F98.3 | |
P12 | 1 | 夜尿症/遺尿 | 非器質性遺尿症、心理的遺尿症 | 器質的疾患によるものU04 | 器質的疾患に関連しているとは決定づけられていないような日中や夜間の不随意の排尿 | 小児の行動に関する問題は特に分類が困難でり、ICPCでは4つの章(A、P、U、Z)にまたがって分類されている。両親がこれらの問題を医師に提起するかどうかはその行動を「正常」、「わずらわしい行動」、および「心配すべき行動」や「病的な行動」までのどのあたりに位置すると考えているかによる。 | F98.0 | |||
P13 | 1 | 便失禁/排便訓練の問題 | 非器質性遺糞症 | 便失禁とは、便秘、肛門括約筋の調節障害、その他の疾患がないのに、不適切な場所で普通便の排出をくり返し、年齢との関連で異常と考えられるものである。 | F98.1 | |||||
P15 | 1 | 慢性アルコール乱用 | アルコール依存症、アルコール性脳症候群、アルコール精神病、振戦せん妄 | アルコール性末梢神経変性、アルコール依存症 | 臨床上重要な健康障害を伴う有害なアルコール使用、依存症、禁断症状、もしくは精神病性障害の1つ以上が飲酒によって引き起こされること | 薬物乱用の定義は国や文化間でかなりの隔たりがある事を考慮しなければならない。医師は患者の同意なしに受診理由を「慢性アルコール乱用」としてよい。さらに患者の希望にかかわらず治療を行なってよい。 | F10.1 to F10.9,G31.2 | |||
P16 | 1 | 急性アルコール乱用 | 酩酊 | 急性アルコール中毒、アルコールによる嘔気、アルコールによる嘔吐 | 慢性的乱用の背景の有無に関係なく、飲酒による急性中毒の状態 | 医師は患者の同意なしに受診理由を「急性アルコール乱用」としてよい。さらに患者の同意に関わらず治療を行なってよい。 | F10.0 | |||
P17 | 1 | タバコの乱用 | 喫煙に関する問題 | タバコの害、ニコチン依存症、ニコチン中毒、タバコ依存症、タバコ中毒、タバコ乱用、常習喫煙、受動喫煙、間接喫煙 | 急性中毒症状、臨床上の重要な健康障害を伴う有害なタバコ使用、依存症、禁断症状の1つ以上が喫煙によって引き起こされている状態 | その他の危険因子 A23 | 精神作用物質の乱用の定義は国や文化間でかなりの隔たりがある事を考慮しなければならない。アルコール依存症やヘロイン中毒の患者には医療上の配慮が必要であるが、「タバコの害」の定義には議論がある。医師は患者の同意なしに「タバコ乱用」をエピソードとして記録し、患者の希望にかかわらず治療を行なってよい。 | F17 | ||
P18 | 1 | 医薬品の乱用 | あらゆる処方薬 | 依存を生じない薬物の乱用 | 薬物の乱用の定義は国や文化間でかなりの隔たりがある事を考慮しなければならない。しかし患者の中にはあまりにも長い期間向精神薬、睡眠薬、食欲減退剤、もしくは緩下剤を希望する人たちがいる。医師は患者の同意なしに受診理由を「医薬品乱用」としてよい。さらに患者の希望に関わらず治療を行なってよい。 | F13,F19,F55 | ||||
P19 | 1 | 精神作用物質の乱用 | 麻薬の乱用 | 麻薬中毒、精神作用物質常用者、精神作用物質の禁断症状、薬物中毒 | アヘン類、大麻類、コカイン、カフェイン、アンフェタミン、幻覚薬、揮発性溶剤といった薬物使用による精神及び行動の障害 | 急性中毒症状、臨床上重大な健康障害を伴う有害な使用、依存症、禁断症状または精神病性障害のうち1つ以上が依存を生じるような精神作用物質物質の使用によって引き起こされている状態 | 薬物の乱用の定義は国や文化間でかなりの隔たりがある事を考慮しなければならない。アルコール依存症やヘロイン中毒の患者は治療の対象となるが、「大麻使用」の定義には議論がある。医師は患者の同意無しに受診理由を「医薬品乱用」と診断して良い。さらに患者の希望に関わらず治療を行なってよい。 | F11 to F16,F18,F19 | ||
P20 | 1 | 記憶力/集中力の障害 | 健忘、精神集中の障害、見当識障害 | R41 | ||||||
P21 | 1 | P81へ | 多動児 | |||||||
P22 | 1 | 小児期の行動に関する症状/愁訴 | その他の子供の行動に関する症状/愁訴 | 発達段階の遅れ、嫉妬、多動児、言語発達の遅れ、かんしゃく | 小児の行為障害、情緒障害、社会的機能制限、社交不安 | 青年の行動の問題 P23、成人の行動の問題 P80、身体発達に関する心配あるいは発育遅延T10 | 多動性障害、多動児 P81 | F91 to F94,F98.8,F98.9,R62.0 | ||
P23 | 1 | 青年期の行動に関する症状/愁訴 | その他の思春期の行動に関する症状/愁訴 | 非行 | 青年の行為障害、情緒障害、社会的機能制限、社交不安 | 小児期の行動の問題 P22、小児の多動性障害 P81、成人の人格障害 P80 | F91,F92,F94,F98.8,F98.9 | |||
P24 | 1 | 特殊な学習に関する問題 | 失読症 | 言語障害、学習能力の発達障害、運動機能の発達障害、失認症、学習障害 | 多動症候群(注意欠陥障害)P81、精神発達遅滞P85 | 小児期に発症し、中枢神経系の生物学的成熟に関係した機能制限を伴う会話、言語そして学習に関する特殊な問題。自然寛解や再発もなく年余に渡り持続するが、子供が成長するにつれて問題が減少していく場合もある。 | F80 to F83,R48 | |||
P25 | 1 | 成人期の人生の節目における問題 | 成人期の生活様式における問題 | 巣立ち症候群、中年の危機、退職の問題 | ライフサイクルの移行期における問題 | 老化に伴う感情/行動P05、閉経X11 | Z60.0 | |||
P27 | 1 | 精神障害の心配 | 精神疾患の心配、自殺企図の心配 | 精神障害に関する健康心配症 | 診断がついていればその疾患でコードする | 実際には精神障害をもっていないのにその心配をしているか、または診断が確定されるまでのもの | Z71.1 | |||
P28 | 1 | 心理的要因による機能制限/能力低下 | 心理的能力低下/機能制限 | 心理的障害や自己卑下の結果としての能力低下/機能制限 | 心理的問題にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照)。 | Z73.6 | |||
P29 | 1 | その他の心理的症状/愁訴 | 妄想、摂食障害NOS、幻覚、複数の心理的症状/愁訴、不衛生、奇行、嫌疑 | 幻聴、幻視、幻覚、猜擬性 | 筋緊張性頭痛N95 | F50.8,F50.9,F98.8,F98.9,R44,R45.7,R46,Z64.2,Z64.3,Z73.0,Z73.1 | ||||
P30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
P30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
P31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
P31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
P32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
P32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
P33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
P33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
P34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
P34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
P35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
P35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
P36 | 2 | 便検査 | ||||||||
P36 | 2 | 便検査 | ||||||||
P37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
P37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
P38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
P38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
P39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
P39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
P40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
P40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
P41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
P41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
P42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
P42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
P43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
P43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
P44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
P44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
P45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
P45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
P46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
P46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
P47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
P47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
P48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
P48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
P49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
P49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
P50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
P50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
P51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
P51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
P52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
P52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
P53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
P53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
P54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
P54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
P55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
P55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
P56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
P56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
P57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
P57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
P58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
P58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
P59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
P59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
P60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
P60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
P61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
P61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
P62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
P62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
P63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
P63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
P64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
P64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
P65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
P65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
P66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
P66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
P67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
P67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
P68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
P68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
P69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
P69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
P70 | 7 | 痴呆 | 痴呆(アルツハイマー型痴呆、老年痴呆を含む) | アルツハイマー病、老年痴呆、老人性痴呆 | 脳血管性痴呆、多発脳梗塞性痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病 | 通常慢性もしくは進行性で、意識は正常であり、臨床的に明らかな複数の高次大脳皮質機能(記憶、思考、見当識、理解)の障害を伴った脳疾患によって起こる症候群 | 老化P05、その他の心理的症状P29 | F01 to F03,G30 | ||
P70-99 | 7 | 精神疾患は、例えば能力低下、危険の増大、重大な喪失のようなストレサーとの関連の有無に拘らない、臨床的に明かな心理的症候群や様式であって、個々の出来事に対する予期される反応とは考えられなくて、むしろ行動的、心理的または生物学的機能制限の現れと考えられるものである | ||||||||
P71 | 7 | その他の器質的精神病 | せん妄 | 器質性健忘症候群、脳の損傷、機能不全、身体疾患による精神障害、症状性精神障害、器質性精神障害 | アルコールが原因P15、特定されない精神病P98 | 器質的精神病と診断するには、器質的疾患にもとづく心理的症候群、様式または行動を証明することが必要である | F04 to F07,F09 | |||
P72 | 7 | 精神分裂病 | 精神分裂病、全ての型 | すべてのタイプの精神分裂病、妄想症(パラノイア) | 妄想性障害、分裂感情障害 | 急性及び一過性精神障害P98 | 意識は清明でかつ知的能力には影響しないが、不適切もしくは鈍麻した思考、認識、及び感情の基本的及び特徴的なひずみ(例えば思考反復、思考吹入、思考奪取、妄想知覚、幻聴、させられ妄想) | 精神病NOS P98 | F20 to F22,F24,F25,F28,F29 | |
P73 | 7 | 感情障害 | 情動精神病 | 双極性感情障害、軽躁病、躁病、躁うつ病 | 気分循環症、気分変調症 | うつ病P76 | (関連した不安に関係なく)気分の高揚と意気消沈とが交互にある、感情と気分における基本的な障害。躁状態の気分では、エネルギーと活動性が同時に高揚している。双極性障害では、少なくとも気分の障害が2つあり、高揚から低下と変位することが観察される。 | 精神病NOS P98 | F30,F31,F34.0 | |
P74 | 7 | 不安障害/不安状態 | 不安神経症/不安状態 | 不安神経症、パニック障害 | 恐慌性障害 | うつ病を伴った不安P76、不安NOS P01 | 特定の環境状態に限定されないような、臨床的に明らかな不安。それはパニック障害(特定の状況に限定されない重症な不安の反復性発作で、身体的症状の有無は問わない)もしくは特定の状態に限定されない症状の広がりを持ち、かつ持続する不安が様々な身体症状を引き起こす疾患。 | 不安感、神経質、緊張P01 | F41.0,F41.1,F41.3 to F41.9 | |
P75 | 7 | 身体化障害 | ヒステリー/心気症 | 転換性障害、心気症、ヒステリー、想像妊娠 | 身体表現性障害、身体表現性自律神経障害、心身症、解離性障害、憑依障害 | 医師により繰り返し陰性所見が確認され、説明されているにも関わらず医学的検査を求め続けると共に身体的徴候と愁訴の存在を繰り返す事に重大な関心を持つ点が 身体化障害に特徴的である。この診断を得る為に、一般/家庭医に示された複数の、再発性のそして頻回に変化する身体徴候の提示が少なくとも1年以上にわたって続く。心気症は医師により繰り返し陰性所見が確認され、説明されているにも関わらず、少なくとも1年以上の間持続する身体的愁訴を伴って、身体的外見や重篤な疾患がある可能性へ延々と関心を持つ。 | 身体化とは、器質的所見や生理的反応が原因ではない身体症状や、愁訴を頻回に表現することである。またこの身体的障害は、精神的要因と関係しているという明かな証拠があるが、一方で、これらの徴候の表出を精神的要因でコントロールするという感覚を患者は経験しない。自律神経の調節下のシステム/臓器の身体的障害が原因であるかのような痛みや、生理学的作用/異常によって説明できない持続的で、重篤な/ひどい苦痛みを伴った身体的徴候及び愁訴は身体的見地からコード化され、もし可能なら関連した情動もしくは精神的問題を示すコードを使用する。ICD-10(最低2年間)における身体化障害の定義は一般/家庭医が用いるのにはあまりにも厳しすぎる。 | F44,F45 | ||
P76 | 7 | うつ病性障害 | うつ病 | 神経症性うつ病、うつ病、不安とうつ病の混合したもの、反応性うつ病、産褥/生後うつ病 | 気分変調症、気分障害 | 急性ストレス反応P02 | 抑うつ状態に向かう感情と気分における基礎的障害。喜び、興味そして集中力の低下と同時に感情、エネルギーと活動性も低い。睡眠と食欲は通常障害されていて自尊心と自信も低い状態である | 抑うつ感P03 | F32,F33,F34.1,F34.8,F34.9,F38,F39,F41.2,F53 | |
P77 | 7 | 自殺/自殺企図 | 自殺企図 | 自殺の真似、成功した自殺(死亡 A96と二重にコード) | 自殺企図の心配 P27 | F99 | ||||
P78 | 7 | 神経衰弱、過労 | 神経衰弱 | 易疲労感。不快情緒を伴い、集中力を欠き、持続的な行動力低下と対応力低下をきたす。精神的あるいはわずかな肉体作業の後に体力低下と消耗感を覚え、しばしば筋肉痛を伴い、リラックスできなくなる。 | 疲労A04、ウイルス感染後疲労症候群A04、慢性疲労症候群A04 | F48.0 | ||||
P79 | 7 | 恐怖症、強迫性障害 | 恐怖症、強迫障害 | 恐怖症、強迫性障害 | 広場恐怖症、社会恐怖症、離人・現実感喪失症候群、単一恐怖症 | 恐怖不安症は、明かな不安であり、それは一般には危険だと考えられていないまさにその状況でのみ起る。:患者はこれらの状況を逃れようとするか、もしくはひどく恐れながら耐えようとする。強迫障害は患者自身によって認める苦しく反復する取りついた思考や行為からなる。つまり、強迫的な決まりきった行為が再三再四繰り返されるが、患者は、これを的外れの非効率的なものと認識し、客観的に好ましくないものとして避けようとしているのである。 | F40,F42,F48.1,F48.8,F48.9 | |||
P80 | 7 | 人格障害 | 人格異常 | 精神病質者、賠償神経症、ミュンハウゼン症候群、大人の行動障害 | 持続的人格変化、窃盗癖、放火癖、病的賭博、抜毛癖、虚偽性障害、仮病 | 自分と他人との関係や、生活様式における持続的で、平均的個々人から、かなり逸脱した、一定の文化の了解、感覚、行動等における、臨床的に、重要な状態、行動様式。この様式は、深くしっかり植え付けられ長期にわたるものである。 | F60 to F63,F68,F69,Z76.5 | |||
P81 | 7 | 多動性障害 | (新規-P21より移動) | 注意欠陥障害(ADD)、多動児 | 注意欠陥・多動性障害(ADHD)、のび太ジャイアン症候群 | 青年期発症 P23、学習障害 P24 | 認識力にも問題を伴い、行動を保持できない状態が初期に発生し、一つの行動から他の行動へとどれも完了しないままに次の行動へ移る傾向があり、統合されていないおかしな行動で、過剰な活動。 | 小児期の行動の症状あるいは愁訴 P22 | F90 | |
P82 | 7 | 外傷後ストレス障害 | (新規-P02より分離) | 持続的適応障害、外傷後遅延性ストレス障害、外傷後遷延性ストレス障害 | PTSD | 外傷直後のストレス、精神的ショック P02 | 災難や障害といった重大な状況に引き続き、ストレスの多い出来事が一定期間以上継続するものであり、遅延性もしくは遷延性の反応。フラッシュバック、悪夢、情動の鈍麻、及び社会的機能化と行動を妨げる性快感消失[症]を伴い、及び抑うつ気分、不安、心配、対応できないという感覚を伴った災難や、障害の重大な状況に引き続いておこる緊張感の多い状況。 | 急性ストレス反応P02、不安感P01、抑うつ感P03 | F43.1 | |
P85 | 7 | 精神遅滞 | 精神発育遅延、精神薄弱、知能の遅れ | 先天性奇形によるものA90 | 発達期における能力の障害を伴った精神発達の停止もしくは不完全な発達、そして行動障害の有無を問わない全体的に低い知的レベル | F70 to F79 | ||||
P86 | 7 | 神経性食思不振症/過食症 | (新規-T06より移動) | 神経性無食欲症、神経性大食症、多食症 | 神経性食思不振症:肥満やたるんだ体輪郭に対して強く過大な恐れを有した患者が引き起こし、維持する故意的な体重減少。食欲異常亢進過食症:繰り返される過食発作と体重への過度のとらわれで、それは嘔吐を引き起こすか瀉下薬を用いた後に続いて過食するパターンを引き起こす。 | 摂食障害、拒食[症] P11、P29、栄養問題 T04、T05 | F50.0 to F50.2,F50.3 | |||
P98 | 7 | その他の/特定出来ない精神病 | 急性かつ一過性の精神病、反応精神病、慢性脳症候群、産褥精神病 | F23,F53.1 | ||||||
P99 | 7 | その他の精神/心理的障害 | 自閉症、特記されていない精神疾患、神経症NOS | F53.8,F53.9,F54,F59,F84,F88,F89,F99 | ||||||
R | 0 | 呼吸器 | ||||||||
R01 | 1 | 呼吸器による疼痛 | 呼吸時疼痛、胸膜性疼痛、側胸痛 | 呼吸時の胸痛、呼吸器による胸痛 | 胸痛 A11、胸壁の痛み L04、鼻痛 R08、副鼻腔痛 R09、咽頭痛 R21、胸膜炎 R82、胸部圧迫感 R29 | R.07.1 | ||||
R02 | 1 | 息切れ/呼吸困難 | 起坐呼吸 | 呼吸困難発作、呼吸困難、呼吸困難症、呼吸促迫、息切れ、肺性呼吸困難、発作性呼吸困難、息苦しい | 吸気性喘鳴 R03、呼気性喘鳴 R04、過呼吸 R98 | R06.0 | ||||
R03 | 1 | 喘鳴 | 吸気性喘鳴 | 呼吸困難 R02、呼気性喘鳴 R04、過呼吸 R98 | stridorは上気道狭窄を示す吸気性喘鳴(コードはR04)、wheezeは喘息などの呼気性喘鳴(コードはR03)である。 | R06.2 | ||||
R04 | 1 | その他の呼吸に関する問題 | 異常呼吸、無呼吸、息どめ発作、呼吸窮迫、いびき、喘鳴、多呼吸 | 周期性呼吸、チェイン・ストークス呼吸、口呼吸 | 睡眠時無呼吸 P06、呼吸時痛 R01、呼吸困難 R02、喘鳴 R03、咳嗽 R05、過呼吸症候群 R98 | stridorは上気道狭窄を示す吸気性喘鳴(コードはR04)、wheezeは喘息などの呼気性喘鳴(コードはR03)である。 | R06.1,R06.3,R06.5 | |||
R05 | 1 | 咳 | 乾性咳嗽、湿性咳嗽 | 湿性咳嗽、カタル性咳嗽、遷延性咳嗽、咳失神 | 喀痰及粘液 R25 | R05 | ||||
R06 | 1 | 鼻出血 | 習慣性鼻出血、特発性鼻出血、鼻血、鼻出血症、鼻中隔出血 | R04.0 | ||||||
R07 | 1 | くしゃみ/鼻閉 | 鼻閉、鼻汁、鼻感冒 | はなたれ、洟垂れ | R06.7 | |||||
R08 | 1 | その他の鼻の症状/愁訴 | 鼻痛、後鼻汁、出鼻、赤鼻 | 血性鼻漏、後鼻孔狭窄、水様性鼻漏、粘液性鼻漏、膿性鼻閉、鼻腔内びらん、鼻石、鼻前庭びらん、鼻中隔穿孔、鼻中隔軟骨膜炎、鼻痛、鼻内癒着症、鼻軟骨膜炎、鼻粘膜びらん、鼻閉、鼻漏、鼻瘻 | 無嗅覚症 N16、鼻出血 R06、鼻閉 R07、くしゃみ R07、副鼻腔の愁訴 09、鼻瘤 S99 | J34.8 | ||||
R09 | 1 | その他の副鼻腔の症状/愁訴 | 副鼻腔閉鎖、副鼻腔うっ滞、副鼻腔内圧迫感、副鼻腔痛 | 頭痛 N01、顔痛 N03、鼻閉 R07 | J34.8 | |||||
R21 | 1 | 咽喉の症状/愁訴 | 咽喉乾燥感、咽喉炎症、扁桃腫脹、咽喉のしこり、咽喉発赤、咽喉痛、扁桃痛 | 喉頭異常感、咽頭異常感、喉咽頭異常感 | 声の症状 R23、扁桃肥大症 R90 | R07.0.R09.8 | ||||
R22 | 1 | 扁桃の症状/愁訴 | 抹消しR21に包含 | |||||||
R23 | 1 | 声の症状/愁訴 | 発声障害、失声、嗄声 | 高鼻声、失声症、声変わり、低鼻声、発音障害、発声異常、発声困難、発声障害、発声不能症、鼻声 | 神経学的言語障害 N19、難発性吃音/連続性吃音/チック P10、咽頭痛 R21 | R49 | ||||
R24 | 1 | 喀血/血痰 | 血の混じった咳 | 血液混入喀痰、血痰 | R04.2 | |||||
R25 | 1 | 痰の異常 | 膿性痰 | 痰を伴う咳 R05、喀血 R24 | R09.3 | |||||
R26 | 1 | 呼吸器の癌の心配 | 呼吸器の癌に関する健康心配症 | 実際に呼吸器の癌をもっている場合はその疾患のコードを使用する | 実際には呼吸器の癌をもっていないのにその心配をしているか、または診断が確定されるまでのもの | Z71.1 | ||||
R27 | 1 | その他の呼吸器疾患の心配 | その他の呼吸器の癌に関する健康心配症 | 呼吸器の癌に対する心配 R26、診断がついていればその疾患でコードする | 実際にはその他の呼吸器の癌をもっていないのにその心配をしているか、または診断が確定されるまでのもの | Z71.1 | ||||
R28 | 1 | 呼吸器の機能障害/能力低下 | 低酸素血症、高炭酸ガス血症、肺機能低下、または鼻、喉頭、咽喉の疾患による能力低下 | 人工呼吸器依存 | 呼吸困難 R02、喘鳴 R03またはR04 | 呼吸器問題にもとずく機能制限/能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照) | Z73.6.Z93.0.Z99.1 | ||
R29 | 1 | その他の呼吸器の症状/愁訴 | 胸部圧迫感、胸水貯留、しゃっくり、肺うっ血、その他の症状や呼吸器系の愁訴 | 喉頭出血、声帯出血、肺出血、酸素欠乏、窒息、呼吸停止、咽頭出血、胸部絞扼感 | 疼痛 R01、呼吸の問題 R02、R03、R04、咳嗽 R05、鼻及副鼻腔の症状 R06、R07、R08、R09、咽喉の症状 R21、R23、異常喀痰 R24、R25 | R04.1.R04.8.R04.9.R06.6.R09.0.R09.2.R09.8 | ||||
R30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
R31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
R32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
R33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
R34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
R35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
R36 | 2 | 便検査 | ||||||||
R37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
R38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
R39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
R40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
R41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
R42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
R43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
R44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
R45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
R46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
R47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
R48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
R49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
R50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
R51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
R52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
R53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
R54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
R55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
R56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
R57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
R58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
R59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
R60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
R61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
R62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
R63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
R64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
R65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
R66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
R67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
R68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
R69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
R70 | 7 | (肺結核) | 削除。全ての結核はA70へ | |||||||
R71 | 7 | 百日咳 | パラ百日咳、百日咳 | 百日咳、百日咳菌性肺炎 | クループ | 吸気時の終末に、高音のフープ音(whoop)を伴った特徴的なスタッカート(断音)的な発作性の咳嗽のある呼吸器感染症、または百日咳と診断された患者と少なくとも3週間以内に接触した既往のある咳嗽を有する呼吸器感染症、または百日咳菌、パラ百日咳菌が検出されたもの | A37 | |||
R72 | 7 | 溶連菌性咽頭炎 | 証明された連鎖球菌咽頭炎・扁桃炎 | 敗血症性アンギーナ、敗血症性咽頭炎 | 猩紅熱 A78、丹毒 S76、連鎖球菌皮膚感染症 S76 | 急性咽頭炎症に加えて、β-溶連菌が証明されたもの | 扁桃炎 R76 | J02.0.J03.0 | ||
R73 | 7 | 鼻のせつ/膿瘍 | 限局性鼻感染症 | 鼻せつ、鼻壊死、鼻壊疽、鼻腔内膿瘍、鼻前庭せつ、鼻前庭フルンケル、鼻中隔びらん、鼻中隔壊死、鼻中隔潰瘍、鼻中隔膿瘍、鼻潰瘍、鼻入口部膿瘍、鼻膿瘍、鼻部せつ、鼻蜂巣炎、鼻翼膿瘍 | 急性副鼻腔炎 R75、鼻腔内びらん R08、鼻中隔軟骨膜炎 R08 | J34.0 | ||||
R74 | 7 | 急性上気道炎(かぜ) | 急性鼻炎、鼻感冒、鼻かぜ、鼻咽頭炎、咽頭炎、上気道感染症(URTI) | エンテロウイルス性水疱性咽頭炎、水疱性咽頭炎、コクサッキーウイルス咽頭炎、鼻かぜ、風邪、ウイルス性咽頭炎、肺炎球菌性咽頭炎、アンギーナ、カタル性咽頭炎、上咽頭炎、潰瘍性咽頭炎、特殊感染性咽頭炎、腐敗性咽頭炎、上気道炎、舌根扁桃炎、舌扁桃炎、敗血性咽頭喉頭炎、ヘルパンギーナ | 麻疹 A71、伝染性単核球症 A75、ウイルス性咽頭結膜炎 F70、副鼻腔炎 R75、扁桃炎 R76、扁桃周囲炎 R76、喉頭炎 R77、クループ R77、インフルエンザ R80、アレルギー性鼻炎 R97、慢性咽頭炎 R83 | この章のなかで分類されている、特異的に定義された急性呼吸器感染症の基準を満たさない、その他の鼻粘膜または咽頭粘膜の急性炎症 | B00.2.B08.5.J00.J02.8.J02.9.J06 | |||
R75 | 7 | 急性/慢性副鼻腔炎 | すべての副鼻腔炎(上顎洞、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞) | 歯性上顎洞炎 | 喉頭気管支炎 R78、インフルエンザ R80、喉頭蓋炎 R83 | 膿性鼻汁または後鼻汁または既に処置されている副鼻腔炎に加えて、副鼻腔の圧痛、頭を動かすことによって増強する深部の顔面痛、透光性異常、副鼻腔炎の画像検査での証明、副鼻腔からの膿の吸引のうちいずれか一つ証明されたもの | 頭痛 N01、顔面の疼痛 N03、上気道感染症 R74 | J01.J32 | ||
R76 | 7 | 急性扁桃炎 | 扁桃周囲膿瘍、扁桃周囲炎 | ウイルス性扁桃炎、、腺窩性扁桃炎、潰瘍性扁桃炎、口蓋扁桃周囲膿瘍 | 伝染性単核球症 A75、溶連菌性咽頭炎、猩紅熱 A78、ジフテリア R83、扁桃腫脹 R21、扁桃肥大症 R90、扁桃の慢性感染症 R90 | 後咽頭壁よりも扁桃のの部に、より強く発赤を伴う咽喉痛、または発熱。これに加えて腫大した扁桃に膿付着、または、痛みを伴った所属リンパ節の腫大を認めるもの | 急性上気道感染症 R74 | J03.8.J03.9.J36 | ||
R77 | 7 | 急性喉頭炎/気管炎 | クループ | 喉頭気管炎、喉頭周囲炎、ウイルス性気管炎、出血性気管炎、カタル性気管炎、声門炎、声門下喉頭炎、潰瘍性喉頭炎、浮腫性喉頭炎 | 喉頭[気管]気管支炎 R78、インフルエンザ R80、喉頭蓋炎 R83 | 呼吸困難の有無によらない嗄声か喘鳴、または激しい乾性有痛性咳嗽(小児における犬吠性咳嗽)があり、しかも胸部異常所見を認めないもの | 急性上気道感染症 R74 | J04.J05.0 | ||
R78 | 7 | 急性気管支炎/細気管支炎 | 急性下気道感染症 NOS、気管支炎 NOS、胸部感染症 NOS、咽頭喉頭気管気管支炎、気管気管支炎 | ウイルス性気管支炎、エコーウイルス気管支炎、コクサッキーウイルス気管支炎、肺炎球菌性気管支炎、喉頭気管気管支炎、カタル性気管支炎 | インフルエンザ R80、慢性気管支炎 R79、アレルギー性気管支炎 R96 | 小児および大人については、異常胸部徴候(喘鳴、大水泡音、ラ音、または湿性音)のいずれかまたは全部を伴った咳嗽と発熱を認めるもの。幼児については、呼吸困難と過膨張の症状を呈する細気管支炎 | 喘鳴 R03、咳 R05、上気道感染症 R74 | J20toJ22.J40 | ||
R79 | 7 | 慢性気管支炎 | 新設R91から移動 | 単純性慢性気管支炎、粘液膿性慢性気管支炎、びまん性汎細気管支炎 | 肺気腫、慢性閉塞性肺 肺、気道疾患 R95、気管支拡張症 R99 | 2年間のうち少なくとも3ヶ月の期間、痰を伴った咳がある。そしてその期間中、胸部聴診で断続的にラ音または低音性連続性ラ音を聴取するもの | 咳 R05、喀痰/異常な痰 R25、気管支炎 その他の呼吸器疾患 R78 | J41.J42 | ||
R80 | 7 | インフルエンザ | 変更 | インフルエンザ様疾患、パラインフルエンザ | インフルエンザ気管支炎、インフルエンザ性咽頭炎、インフルエンザ性急性上気道感染、インフルエンザ性胸水、インフルエンザ性喉頭炎、インフルエンザ性喉頭気管炎、インフルエンザ性副鼻腔炎 | インフルエンザによる胃症状 D70、インフルエンザによる肺炎 R81 | 鼻粘膜と咽頭の炎症以外は異常な呼吸器の理学所見を伴わない、筋[肉]痛と咳がある。それに加えて以下のうち3つ以上を満たすもの:1.突然の発症(12時間内)、2.悪感戦慄または発熱、3.全身衰弱および脱力[感]、4.インフルエンザ患者との密接な接触、5.インフルエンザの流行時期、6.インフルエンザウィルスの培養、7.インフルエンザ感染の血清学的証明 | 発熱 A03、その他のウィルス感染 A77、上気道感染症 R74 | J10.1.J10.8.J11.1.J11.8 | |
R81 | 7 | 肺炎 | 細菌性およびウィルス性肺炎、気管支肺炎、インフルエンザ肺炎、レジオネラ症、肺[臓]炎 | 在郷軍人病、インフルエンザ気管支肺炎、ウイルス性気管支肺炎、肺炎れんさ球菌性気管支肺炎、肺炎球菌肺炎、インフルエンザ菌肺炎、原発性異型肺炎、原発性非定型肺炎、細菌性肺炎、エンテロバクター肺炎、クレブシェラ肺炎、大腸菌肺炎、シュードモナス肺炎、肺炎桿菌肺炎、非定型肺炎、クラミジア肺炎、就下性肺炎、小児肺炎、カタル性肺炎、クループ性肺炎、大葉性肺炎、沈下性肺炎、乳児肺炎、敗血症性肺炎、肺炎 | 嚥下性肺炎 R99 | 肺組織の硬化の証明 | 咳R05、その他の気管支炎 R78 | 結核以外の全ての肺炎 | A48.1.J10.0.J11.0.J12toJ16.J18 | |
R82 | 7 | 胸膜炎/胸水 | R93の胸水を含む | 胸膜性炎症性浸出液、肋膜炎 | 湿性胸膜炎、湿性肋膜炎、血気胸、血胸、血性胸水、水胸、線維胸、乳び胸水 | 肺結核 R70、肺炎 R81、悪性疾患由来の浸出液はその悪性疾患のコードを使用する | 胸膜性浸出液の臨床的証明、または胸膜摩擦音に随伴する胸膜性の疼痛または炎症性胸膜浸出液の穿刺による証明 | 胸膜性疼痛 R01 | J90.J94.R09.1 | |
R83 | 7 | その他の呼吸器の感染症 | 慢性鼻咽頭炎、慢性咽頭炎、鼻炎、慢性鼻炎NOS、真菌性呼吸器感染症、原虫感染(肺炎を伴うものを除く)、肺膿瘍、ジフテリア、喉頭蓋炎、膿胸 | ジフテリアによる呼吸器疾患、カンジダ肺炎、真菌性肺炎、肺カンジダ症、アレルギー性気管支肺炎、肺アスペルギルス症、肺トキソプラスマ症、トキソプラスマ肺炎、喉頭カタル、カタル性喉頭炎、声門うっ血、肥大性喉頭炎、肥大性喉頭気管炎、縦隔膿瘍、肺化膿症、肺壊死、肺壊疽、食道気管支瘻、食道気管瘻、肺穿孔 | 嚢胞性線維症 T99 | A36.B37.1.B44.B58.3.J05.1.J31.J37.J85.J86 | ||||
R84 | 7 | 気管/気管支/肺の悪性新生物 | 気管、気管支、肺または胸膜の悪性疾患 | 原発性肺癌、細気管支肺胞上皮癌、主気管支の悪性腫瘍、肺カルチノイド、肺悪性腫瘍、肺癌、肺小細胞癌、肺腺癌、肺大細胞癌、肺肉腫、肺胞上皮癌、肺未分化癌 | 原因巣不明の悪性新生物 A79、原発巣が判明している部分からの転移悪性病変は原発部位のコードを使用する | 特徴的な組織学的所見を有するもの | 悪性と断定できない呼吸器系の新生物 R92 | C33.C34 | ||
R85 | 7 | その他の呼吸器の悪性新生物 | 喉頭、縦隔、鼻、咽頭、副鼻腔の悪性新生物、中皮腫 | 咽頭癌、中咽頭肉腫、上咽頭癌、鼻咽腔癌、披裂喉頭蓋ひだの悪性腫瘍、鼻腔癌、鼻腔内悪性腫瘍、上顎癌、上顎洞癌、前頭洞癌、蝶形骨洞癌、喉頭癌、喉頭悪性腫瘍、甲状軟骨の悪性腫瘍、声帯癌、 | ホジキン病 B72、気管、気管支、胸膜または肺の悪性疾患 R84 | 特徴的な組織学的所見を有するもの | 悪性と断定できない呼吸器系の新生物 R92 | C09toC13.C14.0.C14.2.C30.0.C31.C32.C38.4.C39.C45.0 | ||
R86 | 7 | 呼吸器系の良性新生物 | 気道の良性新生物 | 喉頭乳頭腫、喉頭良性腫瘍、中耳良性腫瘍、肺軟骨腫、肺乳頭腫、肺良性腫瘍、鼻腔乳頭腫、鼻腔良性腫瘍、副鼻腔良性腫瘍、中皮組織の良性腫瘍 | 悪性と断定できない呼吸器系の新生物 R92、鼻茸 R99 | 特徴的な臨床像もしくは組織像 | D14.D19 | |||
R87 | 7 | 鼻/喉頭/気管の異物 | 気管支異物、喉頭異物、肺異物、または鼻の異物 | 喉頭異物、喉頭内異物、細気管支異物、主気管支内異物、上顎洞内異物、声門異物、前頭洞異物、肺内異物、鼻咽頭異物、鼻腔内異物、副鼻腔内異物、咽頭異物 | 溺死 A88、食道異物 D79、耳内異物 H76、嚥下性肺炎 R99 | 内視鏡または画像診断法で直接異物を確認すること | 呼吸器系のその他の訴え R29 | T17 | ||
R88 | 7 | その他の呼吸器系の損傷 | 鼻(鼻骨骨折は除く)及呼吸器系のすべての損傷と外傷、咽頭刺傷、外科的肺気腫 | 鼻の表在損傷、鼻部打撲、鼻部挫傷、鼻部擦過傷、鼻骨脱臼、鼻中隔脱臼、鼻中隔軟骨脱臼、縦隔血腫、人工気胸、多発性胸内臓器損傷、肺気管支損傷、肺挫傷、肺損傷、咽頭刺傷、喉頭熱傷、喉頭腐蝕、肺熱傷、副鼻腔の気圧性外傷 | 溺死 A88、鼻骨骨折 L76、異物 R87 | S00.3.S03.1.S27.T27.T70.1 | ||||
R89 | 7 | 呼吸器系の先天奇形 | 鼻、咽頭、気管、喉頭、気管支、肺若しくは胸膜の先天性奇形 | 先天性外鼻奇形、先天性後鼻孔狭窄症、先天性穿孔性鼻中隔、先天性鼻欠損症、鼻の先天奇形、喉頭横隔膜症、喉頭蓋欠損、喉頭蓋閉鎖、喉頭蓋裂、喉頭奇形、喉頭嚢胞、甲状軟骨欠損、声門欠損、声門閉鎖、先天性喉頭喘鳴、先天性声門下狭窄症 | 口唇裂 D81、口蓋裂 D81、嚢胞性繊維症 T99 | Q30toQ34 | ||||
R90 | 7 | 扁桃/アデノイドの肥大症/慢性感染症 | 慢性扁桃炎 | 口蓋扁桃肥大、振子様扁桃、舌根扁桃腺肥大症、舌根扁桃肥大、舌扁桃肥大、腺様増殖症、遷延性扁桃炎、反復性扁桃症、肥大性扁桃炎 | 急性扁桃炎 R76、アレルギー性鼻炎 R97、扁桃腫脹 R21 | * | * | * | J35 | |
R91 | 7 | R79へ移動 | R95参照 | |||||||
R92 | 7 | 悪性と断定できない呼吸器新生物 | 新設 | 良性か悪性か不明 | 呼吸器のすべての臓器の上皮内癌 | 病巣不明の悪性新生物 A79、気管/気管支/肺の悪性新生物 R84、その他の呼吸器悪性新生物 R85、呼吸器良性新生物 R86 | D02.D38 | |||
R95 | 7 | 慢性閉塞性肺疾患 | 肺気腫、慢性閉塞性気道疾患(COAD)、慢性閉塞性肺疾患(COLD、 COPD)、慢性気道制限(CAL) | 小葉間肺気腫、先天性大葉性肺気腫、中心小葉性肺気腫、肺気腫、肺胞性肺気腫、汎細葉性肺気腫、汎小葉性肺気腫 | 慢性気管支炎 R79、喘息 R96、気管支拡張[症] R99、嚢胞性繊維症 T99 | 気管支拡張剤で改善できないか、または部分的にしか改善できない気道閉塞が客観的に認められること | その他の呼吸の問題 R04 | J43.J44 | ||
R96 | 7 | 気管支喘息 | 喘鳴を伴った気管支炎、反応性の気道疾患 | アレルギー咳嗽、枯草喘息、アレルギー性気管支炎、アレルギー性喘息、混合型喘息、小児喘息、小児喘息性気管支炎、職業喘息、心因性喘息、神経性喘息、特異体質性喘息、内因性非アレルギー性喘息、難治性喘息、非アトピー性喘息、非アレルギー性喘息、重症喘息発作、咳喘息 | 細気管支炎 R78、慢性気管支炎 R79、肺気腫 R95 | 喘鳴や乾性咳嗽を伴った可逆性の急性気管支閉塞の症状の反復性出現、または診断検査が喘息の最近の診断基準を満たす | 呼気性喘鳴R03、吸気性喘鳴R04、咳嗽R05 | J45.J46 | ||
R97 | 7 | アレルギー性鼻炎 | 枯草熱、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、 | 血管運動神経性鼻炎、血管運動性鼻炎、枯草熱、アレルギー性鼻咽頭炎、アレルギー性鼻炎、通年性アレルギー性鼻炎、鼻アレルギー | 上気道感染 R74、その他の鼻炎 R83 | J30 | ||||
R98 | 7 | 過換気症候群 | 過呼吸に関連した症状及呼気の再吸入による回復 | 呼吸増加、呼吸亢進、多呼吸 | 呼吸の問題 R04 | 過呼吸に関連した症状および呼気の再吸入による回復 | 呼吸の問題 R04 | R06.4 | ||
R99 | 7 | その他の呼吸器疾患 | 嚥下性肺炎、気管支拡張症、鼻中隔彎曲、他の疾患による肺合併症、縦隔疾患、鼻茸、喉頭の他の疾患、塵肺、自然気胸、アレルギー性、化学性、ほこり、煙、カビによる肺臓炎、肺虚脱、呼吸不全、そして他の呼吸器系疾患NOS | 鼻瘤(酒さ鼻)、後鼻孔ポリープ、後鼻腔ポリープ、ウォーケス篩骨蜂巣炎、副鼻腔ポリープ、鼻たけ、鼻ポリープ、声帯結節、放射線による急性肺症状、肺水腫、肺線維症、肺移植後の症状、喉頭ポリープ | 嚢胞性線維症 T99 | J33.J34.1toJ34.3.J34.8.J38.J39.J47.J60toJ70.J80toJ82.J84.J92.J93.J96.J98.Z90.2.Z94.2.Z94.3 | ||||
S | 0 | 皮膚 | ||||||||
S01 | 1 | 皮膚の疼痛/圧痛 | 皮膚の灼熱感、痛みを伴う傷や皮疹、皮膚の苦痛 | 皮膚の持続痛、鈍痛、難治性疼痛 | 手指/足/趾の刺すような痛み N05、その他の知覚障害 N06 | R20.8,R52 | ||||
S02 | 1 | 皮膚の痒み | 皮膚の刺激感 | 限局性そう痒症 | 肛門周囲の痒みD05、人工皮膚炎 S99、外陰部の痒み X16、乳頭部の痒み X20 | L29.8,L29.9 | ||||
S03 | 1 | いぼ | 疣贅 | ウイルス性いぼ、糸状いぼ、若年性扁平いぼ、尋常性いぼ、青年性いぼ、青年扁平いぼ、足底いぼ、足蹠いぼ、単純性いぼ、膝窩いぼ | 伝染性軟属腫 S95、みずいぼ S95、女性の性器いぼ X91、男性の性器いぼ Y76 | B07 | ||||
S04 | 1 | 限局性の結節/腫脹 | 丘疹 | 限局性皮下腫脹、限局性表在性腫脹、皮下結節、皮下腫瘤、皮膚結節、皮膚限局腫脹、皮膚腫瘤 | 虫刺傷S12、乳房腫瘤X19 | R22 | ||||
S05 | 1 | 全身性の結節/腫脹 | 多発性の丘疹、結節及び腫脹 | 反応性発疹症、斑状丘疹性皮疹、斑状皮疹、皮疹 | 足首の浮腫/腫脹 K07 | R21 | ||||
S06 | 1 | 限局性の発疹 | 斑点、紅斑、発赤 | 紅斑、紅皮症、持続性色素異常性紅斑、四肢発疹、全身発疹、特発性発疹、発疹、発赤、発熱発疹、反応性発疹症、斑状丘疹性皮疹、斑状皮疹、皮疹 | 限局性の腫脹 S04 | L53.9,R21 | ||||
S07 | 1 | 全身性の発疹 | 多発性に生じた斑点、紅斑、発赤 | 紅斑、紅皮症、持続性色素異常性紅斑、四肢発疹、全身発疹、特発性発疹、発疹、発赤、発熱発疹、反応性発疹症、斑状丘疹性皮疹、斑状皮疹、皮疹 | その他のウィルス性発疹 A76、全身性の皮膚の結節/腫脹 S05 | L53.9,R21 | ||||
S08 | 1 | 皮膚の色調の変化 | 目の縁の隈、チアノーゼ、紅潮、そばかす(雀卵斑)、蒼白、色素沈着 | 黒皮症、中毒性黒皮症.雀斑、雀卵斑、カフェオレ斑、サイアノーシス、チアノーゼ、蒼白、紅潮 | 挫傷 S16、白斑 S99 | L81.0,L81.1,L81.2,L81.3,R23.0,R23.1,R23.2 | ||||
S09 | 1 | 感染した手指/足趾 | 爪周囲炎 | ?疽 | 外傷後の手指/趾の感染 S11、白癬 S74、モニリア症、カンジダ症 S75 | L03.3 | ||||
S10 | 1 | せつ/癰 | cellulitis localizedはS76に | 膿瘍、毛嚢炎、せつ | カルブンケル、多発性せつ、多発性膿瘍、多発性皮脂腺膿瘍、多発皮下膿瘍、膿瘍、膿瘍形成、敗血症性膿瘍、皮下膿瘍、皮膚膿瘍、毛嚢炎 | リンパ節炎 B70、肛門周囲の膿瘍 D95、外耳道の膿瘍 H70、鼻の膿瘍 R73、手指及び足趾の感染 S09、傷への感染 S11、毛巣瘻 S76、蜂窩織炎 S76、その他の皮膚の感染 S85、汗腺の異常 S92、女性外性器の膿瘍 X99、男性外性器の膿瘍 Y99 | L02 | |||
S11 | 1 | 外傷後の皮膚感染 | その他の限局性皮膚感染症 | 咬傷創の感染 | 創傷感染症 | 手術創の感染 A87、虫咬症/虫刺症 S12、動物/人間による咬傷 S13、毛巣瘻 S76、膿皮症 S76、膿痂疹 S84 | T79.3 | |||
S12 | 1 | 虫咬症/虫刺症 | 昆虫咬傷、前額部虫刺症、ダニ咬傷、ムカデ咬傷、蜂刺症 | 毒によるもの A86、咬傷後の感染 S11、動物/人間による咬傷 S13、疥癬 S72、しらみ S73 | T14.0 | |||||
S13 | 1 | 動物/人間による咬傷 | 犬噛症、犬咬傷、犬咬創、動物咬傷、猫咬創、猫咬傷、クラゲ咬傷、マムシ咬傷 | 毒によるもの A86、咬傷後の感染 S11、虫咬症/虫刺症 S12 | T14.1 | |||||
S14 | 1 | 熱傷/火傷 | すべての深度、化学的熱傷 | やけど、腐蝕 | 日焼け S80 | T20 to T25,T30,T31,T32 | ||||
S15 | 1 | 皮膚内の異物 | 爪下の異物 | ピアスの埋没、針が刺さって折れた、とげが刺さっている | 針刺し S19 | T14.0,T14.1 | ||||
S16 | 1 | 挫傷/打撲傷 | 血腫、出血斑 | 外傷後の皮膚感染 S11、擦過傷/掻傷/水疱 S17、皮膚の損傷を伴う挫傷 S17、裂創/切創 S18 | 披裂を伴わない皮膚で被われた挫傷/打撲傷 | S00.0,S00.7toS00.9,S10,S20,S30.0,S30.1,S40,S50,S60,S70,S80,S90,T14.0 | ||||
S17 | 1 | 擦過傷/掻傷/水疱 | 皮膚の損傷を伴った挫傷、すりきず | 擦過挫傷、擦過傷、掻傷、打撲擦過傷、皮膚擦過傷、皮膚剥脱創、皮膚剥離創、非熱傷性水疱、表在損傷、表皮剥離、掻創、引っかき傷、靴擦れ | 外傷後の皮膚感染 S11、挫傷/打撲傷 S16、裂創/切創 S18 | S00.0,S00.7toS00.9,S10,S20,S30.7toS30.9,S40,S50,S60,S70,S80,S90,T14.0 | ||||
S18 | 1 | 裂創/切創 | 皮膚および皮下組織におよぶ披裂創/切創 | 挫切創、挫断、挫断創、挫裂傷、射創、銃創、切傷、切創、切断、切断創、穿孔創、穿刺創、穿通創、打撲割創、皮膚剥離、皮膚裂創 | 咬傷 S13、外傷後の皮膚感染 S11、挫傷/打撲傷 S16、擦過傷/掻傷/水疱 S17 | S00.0,S00.7toS00.9,S01.0,S01.2,S01.4,S01.7toS01.9,S11,S21,S31.0,S31.1,S31.8,S41,S51,S61,S71,S81,S91,T14.1 | ||||
S19 | 1 | その他の皮膚の損傷 | 爪剥離、針刺し、穿刺 | 釣り針などによる刺傷 | 咬傷 S13、皮膚内の異物 S15 | S00.0,S00.7toS00.9,S10,S20,S30.7toS30.9,S40,S50,S60,S70,S80,S90,T14.0 | ||||
S20 | 1 | 鶏眼/胼胝 | うおのめ、たこ | 日光性角化症 S80、その他の角化症 S99 | L84 | |||||
S21 | 1 | 皮膚組織の症状/愁訴 | 乾燥皮膚、皮膚剥脱、しわ | 樹枝状皮斑、大理石紋様皮斑、大理石様皮斑、軟皮症、皮膚落屑 | 発汗に関する問題 A09、頭皮の愁訴 S24、汗腺に関する問題 S92、魚鱗癬 S83、女性外陰部の愁訴 X10 | R23.4 | ||||
S22 | 1 | 爪の症状/愁訴 | 太鼓撥指形成、太鼓ばち指形成 | 爪横溝症、匙状爪、爪の障害、太鼓ばち指 | 爪周囲炎 S09、陥入爪 S94、爪剥離 S19 | L60.1,L60.4,L60.5,L60.9,R68.3 | ||||
S23 | 1 | 脱毛症/禿頭症 | 禿髪症 | L63toL66 | ||||||
S24 | 1 | 毛髪/頭皮の症状/愁訴 | 頭皮の乾燥、多毛症 | 結節性裂毛症、後天性限局性白毛症、早発性灰色毛、白毛、限局性多毛症、後天性生毛性多毛症、多毛症 | 抜毛癖 P29、毛嚢炎 S10、脱毛症/禿頭症 S23、頭部秕糠疹 S86 | L67,L68 | ||||
S26 | 1 | 皮膚癌の心配 | 実際に癌に罹患していればその疾患のコードをつける | 実際には罹患していないか、診断が確定していないのに皮膚癌の心配や恐怖を持っている患者。 | Z71.1 | |||||
S27 | 1 | その他皮膚病の心配 | 皮膚癌の心配 S26、診断がついていればその疾患でコードする | 実際には罹患していないか、診断が確定していないのに皮膚病の心配や恐怖を持っている患者。 | Z71.1 | |||||
S28 | 1 | 皮膚疾患による機能制限/能力低下 | 皮膚の状態による能力低下 | 皮膚疾患にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照) | Z73.6 | ||||
S29 | 1 | 皮膚の症状/愁訴 | 点状出血、臍の問題、皮膚病変、潰瘍 | 臍がくさい | 瘢痕 S99 | R23.3,R23.8 | ||||
S30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
S31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
S32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
S33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
S34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
S35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
S36 | 2 | 便検査 | ||||||||
S37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
S38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
S39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
S40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
S41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
S42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
S43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
S44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
S45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
S46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
S47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
S48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
S49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
S50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
S51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
S52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
S53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
S54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
S55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
S56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
S57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
S58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
S59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
S60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
S61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
S62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
S63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
S64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
S65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
S66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
S67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
S68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
S69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
S70 | 7 | 帯状疱疹 | 眼部帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、帯状ヘルペス | ヘルペス | 皮膚の疼痛 S01、発疹 S06 | 小水疱性皮疹の集簇、一側性の分布、一皮膚分節を超えるもの | 皮膚の疼痛 S01、発疹 S06 | B02 | ||
S71 | 7 | 単純疱疹(ヘルペス) | 顔面ヘルペス、口唇ヘルペス、単純疱疹 | 眼 F85、女性の外陰部感染症 X90、男性の外陰部感染症 Y72 | 限局した紅斑を伴った小水疱、かつ過去に同様の病変を有したか、もしくはウイルス学的もしくは血清学的証明がなされているもの | 発疹 S06 | B00.0,B00.1,B00.8,B00.9 | |||
S72 | 7 | 疥癬/その他のダニ症 | 泌尿器ダニ症、呼吸器ダニ症、消化器ダニ症 | 激しいそう痒を伴った皮膚疾患で、手掌、手指、ペニスや皮膚の皺にトンネルがあるか、もしくは虫体や虫卵がそこに証明されること | 皮膚の痒みS02 | コナダニ、ホコリダニによるダニ症と疥癬はS72。ダニ熱およびマダニその他のダニによる皮膚感染はS73。 | B86,B88.0,B88.2 | |||
S73 | 7 | しらみ症/その他の皮膚感染症 | ノミ、しらみ、ダニ、ダニ熱 | ロッキー山発疹熱 | 虫咬症 S12、虫咬後の感染 S11 | 毛髪に虫卵をまた、皮膚や着衣に虫体を証明する | 皮膚の痒みS02、発疹S06 | コナダニ、ホコリダニによるダニ症と疥癬はS72。ダニ熱およびマダニその他のダニによる皮膚感染はS73。 | B85,B87,B88.1,B88.8,B88.9 | |
S74 | 7 | 皮膚糸状菌症 | 皮膚真菌症、爪真菌症、癜風、輪癬、白癬 | たむし、みずむし | モニリア、カンジダ症 S75 | 中心部は滑らかで辺縁部に小水泡を持つ?痒を伴った鱗状病変であるかもしくは菌体を証明できる | B35,B36 | |||
S75 | 7 | 皮膚モニリア症/カンジダ症 | 爪、肛門周囲、皮膚を含むカンジダ症、モニリアによる間擦疹 | 口腔カンジダ症 D83、鵞口瘡 D83、女性の性器感染症 X72、男性の性器感染症 Y75 | B37.2 | |||||
S76 | 7 | その他の皮膚感染症 | 蜂窩織炎、丹毒、膿皮症、急性リンパ管炎 | ピアスの感染 | せつ S10、癰 S10、その他の限局性皮膚感染症 S11、膿痂疹 S84、伝染性軟属腫 S95、座瘡 S96 | A32.0,A46,A66,A67,L03.1toL03.3,L03.8,L03.9,L08,L98.0 | ||||
S77 | 7 | 皮膚の悪性新生物 | 基底細胞癌、悪性黒色腫、蚕食性潰瘍、扁平上皮癌 | 前癌病変 S79 | 特徴的な組織学的所見を有するもの | 良性あるいは悪性と断定できない皮膚新生物 A79 | C43,C44,C46.0,C46.1 | |||
S78 | 7 | 脂肪腫 | D17 | |||||||
S79 | 7 | 良性あるいは悪性と断定できない皮膚新生物 | ボーエン病、類皮腫、前癌病変 | 遺残性痔性皮膚ポリープ(贅皮)K96、過角化症S99、日光性角化症S80、血管腫S81、色素性母斑S82、色素性母斑S82、ケロイドS99、脂漏性及び老人性疣贅S99 | D03,D04,D23,D48.5 | |||||
S80 | 7 | 日光性角化症/日焼け | other unspecified neoplasm skinより変更 | 光過敏症、放射線皮膚障害、老人性角化症、多型性光線疹 | 日光過敏症、光線過敏症、角質増殖症 | 治療のための放射線照射による皮膚障害 A87、放射線による有害作用 A88、その他の角化症 S99 | L55toL59 | |||
S81 | 7 | 血管腫/リンパ管腫 | 血管性母斑、ポートワインステイン、ブドウ酒様斑点 | 母斑 S82 | 皮膚より盛り上がりかつ押すと退色する血管性もしくはリンパ管性の腫瘍 | 限局性腫脹 S81 | D18 | |||
S82 | 7 | 母斑/色素性母斑 | 母斑細胞母斑、ほくろ、有毛母斑、乳頭状母斑、青色母斑、太田母斑、扁平母斑、硬母斑、脂腺母斑、貧血性母斑、軟骨母斑 | 血管性母斑 S81、白斑 S99 | D22 | |||||
S83 | 7 | その他の先天性皮膚奇形 | さめはだ | あざ、魚鱗癬 | 蒙古斑 | 血管腫/リンパ管腫 S81 | Q80toQ82,Q84 | |||
S84 | 7 | 膿痂疹 | とびひ | 他の皮膚病による2次性の膿痂疹 | とびひ、伝染性膿痂疹 | 容易に破れてびらん面を作る斑、小水疱、膿疱および痂皮の形成を特徴とする皮膚病変が広がったもの | その他の限局性皮膚感染症 S11 | L00,L01 | ||
S85 | 7 | 毛巣嚢胞/毛巣瘻孔 | 毛巣膿瘍 | 類皮嚢胞S79 | L05 | |||||
S86 | 7 | 脂漏性皮膚炎 | 乳児脂肪冠、頭部秕糠疹(ふけ) | 脂漏性疣贅 S99 | 他の皮膚病に起因しない脂漏性落せつ性紅斑で、頭皮・顔・胸骨部・肩甲骨間部・臍周囲・身体の皺襞部の一箇所もしくはそれ以上にみられる | 限局性の発疹 S06、全身性の発疹 S07 | L21 | |||
S87 | 7 | アトピー性皮膚炎/湿疹 | 乳児皮膚炎、小児湿疹、屈面性皮膚炎 | 外耳道の湿疹/アトピー性皮膚炎 H70、アレルギー性皮膚炎 S88、おむつ皮膚炎 S89 | 顔や頚部、手首と手、胸部、膝の後面や肘の前面に存在する苔癬化の有無を問わない、?痒を伴った滲出性病変 | 皮膚の痒み S02、限局性の発疹 S06、全身性の発疹 S07 | L20 | |||
S88 | 7 | 接触性皮膚炎/アレルギー性皮膚炎 | アレルギー性皮膚炎、化学性皮膚炎、皮膚炎NOS、湿疹NOS、間擦疹、刺毛・棘毛(植物)、皮膚アレルギー | かぶれ | 非特異的アレルギー A92、非特異的アレルギー反応 A92、眼瞼の接触性もしくは他の皮膚炎 F71、外耳炎 H70、アトピー性湿疹 S87、おむつ皮膚炎 S89、人工皮膚炎 S99、神経皮膚炎 S99 | 化学物質に曝された事と関係がある?痒を伴った紅斑性の病変 | 皮膚の痒み S02、限局性の発疹 S06、全身性の発疹 S07 | L23toL25,L27.2,L27.8,L27.9,L30.0,L30.4.L30.8,L30.9 | ||
S89 | 7 | おむつ皮膚炎 | おしめ皮膚炎 | おむつかぶれ | 幼児におけるおむつの触れる部分と触れていないヒダにおこった皮膚炎、 | L22 | ||||
S90 | 7 | バラ色粃糠疹 | ジベルバラ色粃糠疹 | 孤立性の皮疹に始まり、特徴的な楕円形の粃糠様落せつを伴う発疹が体幹の皮膚の張力方向に広がる | 限局性の発疹 S06、全身性の発疹 S07 | L42 | ||||
S91 | 7 | 乾癬 | 尋常性乾癬、貨幣状乾癬、地図状乾癬、鱗屑癬 | 膝・肘・頭皮の銀白色落せつを伴う紅斑で爪の点状陥凹を伴うことがある | 乾癬性関節炎 L99 と二重にコードする | L40 | ||||
S92 | 7 | 汗腺の疾患 | 発汗異常、紅色汗疹、汗腺炎、汗疹、あせも、汗疱 | 多汗 A09 | L30.1,L73.2,L74,L75 | |||||
S93 | 7 | 皮脂性嚢胞、粉瘤 | 汗腺嚢胞 | L72.1 | ||||||
S94 | 7 | 陥入爪 | 巻き爪、刺し爪 | 爪周囲炎 S09 | L60.0 | |||||
S95 | 7 | 伝染性軟属腫 | みずいぼ | B08.1 | ||||||
S96 | 7 | 座瘡 | 面皰、にきび、吹き出物 | 薬剤によって引き起こされた座瘡 A85 | L70 | |||||
S97 | 7 | 慢性皮膚潰瘍 | 褥瘡、床ずれ、静脈瘤性潰瘍、褥瘡性潰瘍 | 壊疽 K92 | I83.0,I83.2,L89,L98.4 | |||||
S98 | 7 | 蕁麻疹 | 蕁麻疹、みみず腫れ | 薬剤アレルギー A85、血管性浮腫 A92、アレルギー性浮腫 A92 | L50 | |||||
S99 | 7 | その他の皮膚疾患 | 人工皮膚炎、円板状紅斑性狼瘡、多形性紅斑、結節性紅斑、肉芽腫、環状肉芽腫、その他の角化症、ケロイド、角化棘細胞腫、扁平苔癬、神経皮膚炎、爪甲鉤彎症、酒さ、酒さ鼻、瘢痕、脂漏性もしくは老人性疣贅、線状皮膚萎縮、白斑 | L10toL13,L26,L28,L30.2,L30.5,L41,L43toL44,L51,L52,L53.0toL53.3,L53.8,L60.2,L60.3,L60.8,L71,L72.0,L72.2,L72.8,L72.9,L73.0,L73.1,L73.8,L73.9,L80,L81.4toL81.9,L82,L83,L85,L87,L88,L90toL95,L98.1toL98.3,L98.5toL98.9,Z94.5 | ||||||
T | 0 | 内分泌、代謝、栄養 | ||||||||
T01 | 1 | 口渇 | 多飲 | 過度の口渇、冷水を好む多飲、夜間の多飲、突然に生じる多飲、著しい口渇 | R63.1 | |||||
T02 | 1 | 食欲亢進 | 多食、過食 | 過度の摂食、過栄養、過剰摂食 | 過食症 P86 | R63.2 | ||||
T03 | 1 | 食欲不振 | 食欲喪失 | 食思不振、食欲低下、食欲の異常 | 神経性食欲不振症 P86 | R63.0 | ||||
T04 | 1 | 小児の食行動の問題 | 食事の内容と方法に関する問題 | 小児の栄養補給の困難、不適当な管理およびその他の問題 | 食事性アレルギー A92、食餌性胃腸症 D99、小児の摂食行動の問題 P11、食餌供給の問題 P11 | R63.3 | ||||
T05 | 1 | 成人の食行動の問題 | 食事の内容と方法に関する問題 | 成人の栄養補給の困難、不適当な管理およびその他の問題、食塩への嗜好性 | 食事性アレルギー A92、嚥下困難 D21、食餌性胃腸症 D99、精神的摂食障害/拒食 P29、神経性食思欲不振/過食症 P86、食欲不振/喪失 T03 | R63.3 | ||||
T06 | 1 | (削除。P86に移項) | 神経性食欲不振症 | |||||||
T07 | 1 | 体重増加 | 異常体重増加 | 肥満 T82、過体重 T83 | R63.5 | |||||
T08 | 1 | 体重減少 | 悪液質 | 異常体重減少、やせ、るいそう | 神経性食欲不振症 P86 | R63.4,R64 | ||||
T10 | 1 | 成長遅延 | lack of expected physilolgical development/delay/failure to thrive→growth delay | 成長の失敗、物理的遅延 | 他に分類されない低身長、その他の身長標準発育不足、詳細不明の身体標準発育不足、小人症、侏儒症、朱儒症、身体発育不全、身体発育遅延、身体発育遅滞、成長障害、発育異常、発育不全、発育不良、発育障害、発育遅延 | 発達段階の遅れ P22、学習障害 P24、精神発達遅滞 精神発育遅延 P85、思春期遅発症 T99 | E34.3, R 62.8,R 62.9 | |||
T11 | 1 | 脱水 | 水欠乏 | 体液量減少、循環血液量減少、血漿または細胞外液量減少 | 塩分欠乏 T99、電解質異常 T99 | E86 | ||||
T15 | 1 | 削除 | 甲状腺の腫脹、腫瘤(T81に含む) | |||||||
T26 | 1 | 内分泌系の癌の心配 | 実際に癌に罹患していればその癌のコードをつける | 内分泌系の癌でないかまたは未だ診断がついていない患者の疾患に対する心配 | Z71.1 | |||||
T27 | 1 | その他の内分泌、代謝に関する疾患の心配 | endocrine,metabolic,nutrition→endocrine,metabolic | 糖尿病の心配 | 内分泌系の癌の心配 T26、診断がついていればその疾患でコードする | 内分泌、代謝、栄養に閑する疾患でないかまたは未だ診断がついていない患者の疾患に対する心配 | Z71.1 | |||
T28 | 1 | 内分泌代謝系疾患による機能制限/能力低下 | disability/impairment→limited function/disability endocrine/metabolic | 内分泌、代謝、栄養の問題に関連する機能の制限/障害 | 内分泌、代謝、栄養の能力低下による活動の制限 | 内分泌系あるいは代謝系あるいは栄養系の問題による機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照) | Z73.6 | ||
T29 | 1 | その他の内分泌、代謝および栄養に関する症状/愁訴 | 特定の食物に対する渇望、低体重 | 異栄養症、偏食 | 高血糖 A91、水分貯留 K07 | R63.8 | ||||
T30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
T31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
T32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
T33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
T34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
T35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
T36 | 2 | 便検査 | ||||||||
T37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
T38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
T39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
T40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
T41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
T42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
T43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
T44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
T45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
T46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
T47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
T48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
T49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
T50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
T51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
T52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
T53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
T54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
T55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
T56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
T57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
T58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
T59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
T60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
T61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
T62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
T63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
T64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
T65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
T66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
T67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
T68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
T69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
T70 | 7 | 内分泌に関する感染症 | INFECTIOUS DISEASE→Endocrine infection | 急性甲状腺炎(甲状腺膿瘍、化膿性甲状腺炎) | 甲状腺炎 T99 | E06.0 | ||||
T71 | 7 | 甲状腺の悪性新生物 | 甲状腺乳頭癌、甲状腺濾胞癌、甲状腺髄様癌、甲状腺未分化癌、甲状腺悪性リンパ腫 | 特徴的な組織学的所見を有するもの | 甲状腺腫 T81、その他のあるいは悪性と断定できない内分泌の新生物 T73 | C73 | ||||
T72 | 7 | 甲状腺の良性腫瘍 | びまん性甲状腺腫、腺腫様甲状腺腫? | 甲状腺腫 T81、その他のあるいは悪性と断定できない内分泌の新生物 T73 | D34 | |||||
T73 | 7 | その他のあるいは悪性と断定できない内分泌の新生物 | 副腎・上皮小体・下垂体・頭蓋咽頭管・松果体・頚動脈小体の良性、悪性、特定できない腫瘍、内分泌系多発腫瘍、副腎皮質癌、褐色細胞腫、神経芽細胞腫、副甲状腺癌、松果体芽腫 | C74, C 75,D09.3,D35, D44 | ||||||
T78 | 7 | 甲状舌管/嚢腫 | 正中頚嚢胞 | 甲状舌管遺残、甲状舌管嚢胞 | 甲状腺腫 T81 | Q89.2 | ||||
T80 | 7 | 内分泌、代謝の先天奇形 | OTHER→削除、endocrine/metabolicを追加 | 小人症、クレチン病 | 先天性ヨード欠乏症、副腎の先天奇形、上皮小体の先天奇形、副腎皮質形成不全、上皮小体欠損、先天性代謝異常 | 甲状舌管/嚢腫 T78 | E00,Q89.1,Q89.2 | |||
T81 | 7 | 甲状腺腫 | THYROID NODULE,THYROTOXICOSIS→削除 | 甲状腺結節、非中毒性甲状腺腫 | 甲状腺新生物 T71-73、甲状舌管 嚢腫 T78、中毒性甲状腺腫 T85、甲状腺機能低下 T86 | E04 | ||||
T82 | 7 | 肥満 | BMI>30→削除criteriaへ | 過剰カロリーによる肥満、薬物誘発性肥満 | 過体重 T83 | BMI≧30 | E66 | |||
T83 | 7 | 過体重 | BMI<30→削除criteriaへ | 体重過重 | 肥満 T82 | 25≦BMI<30 | E66 (ICD10では上項との区別をしていない) | |||
T85 | 7 | 甲状腺機能亢進症/甲状腺中毒症 | グレーブス病、バセドウ病、中毒性甲状腺腫 | Graves病、Basedow病、プランマー病、甲状腺クリーゼ | 非中毒性甲状腺腫 T81 | 甲状腺ホルモンの過剰を示す検査所見、あるいは甲状腺の結節又は腫脹、体重減少、頻脈(安静時に100回/分以上)を伴う、あるいは眼症状(眼球突出、眼瞼遅延、又は眼瞼運動麻痺) | E05 | |||
T86 | 7 | 甲状腺機能低下症/粘液水腫 | ヨード欠乏による甲状腺障害、感染後甲状腺機能低下症、甲状腺萎縮 | クレチン症 T80 | 甲状腺ホルモン活性の減少と甲状腺刺激ホルモンの過剰を示す検査所見、あるいは以下のうちの4つ以上:易疲労感/虚弱、精神的変化(感情鈍麻・記憶力低下・動作緩慢)、声の変化(しわがれる・低い声・ゆっくりしゃべり方)、過度の寒がり、便秘、乾燥したきめのあらい浮腫状顔貌、発汗が減少し冷たく乾燥し血色の悪い皮膚、末梢の圧痕を伴わない浮腫 | 代謝に関するその他の愁訴 T29 | E01-03 | |||
T87 | 7 | 低血糖 | 高インスリン血症、インスリン昏睡 | 低血糖失神 | 生化学試験により証明された低血糖、又は糖尿病患者に見られる典型的症状で、糖の経口投与や注射により改善するもの。 | E15, E16 | ||||
T88 | 7 | 削除 | renal glycosuriaT99に含む | |||||||
T89 | 7 | 糖尿病、インスリン依存型 | insulin dependentが加わった | 若年発症型糖尿病、T型糖尿病 | IDDM | 薬物誘発性高血糖 A85、他の所見を伴わない高血糖 A91、インスリン非依存型糖尿病 T90、妊娠糖尿病 W85 | インスリンによる定期的継続的治療を要する患者で以下のいずれかにより診断されたもの。(a)明白な血糖上昇があり、多尿、多飲、急速な体重減少といった古典的糖尿病症状を伴うもの。(b)空腹時血糖が2回以上8mmol/l(140mg/dl)以上。(c)随時血糖が2回以上11mmol/l(200mg/dl)以上。(d)75gOGTTの1〜2時間値が11mmol/l(200mg/dl)以上。 | 高血糖 A91、非インスリン依存型糖尿病 T91を考慮せよ。 | 1. 網膜症 F83、腎症 U88のような合併症は二重にコードする。 2. 糖尿病患者の妊娠中にはW84を二重にコードする。 | E10 |
T90 | 7 | 糖尿病、インスリン非依存型 | 遅発型糖尿病、U型糖尿病 | NIDDM | 薬物誘発性高血糖 A85、妊娠糖尿病 W85、他の所見を伴わない高血糖 A91、インスリン依存型糖尿病 T89 | インスリンによる定期的継続的治療を要しない患者で以下のいずれかにより診断されたもの。(a)明白な血糖上昇があり、頻尿、多飲、急速な体重減少といった古典的糖尿病症状を伴うもの。(b)空腹時血糖が2回以上8mmol/l(140mg/dl)以上。(c)随時血糖が2回以上11mmol/l(200mg/dl)以上。(d)75gOGTTの1〜2時間値が11mmol/l(200mg/dl)以上。 | 1. 網膜症F83、腎症U88のような合併症は二重にコードする。 2. 糖尿病患者の妊娠中にはW84を二重にコードする。 | E11-E14 | ||
T91 | 7 | ビタミン/栄養欠乏症 | other nutritional disorder→deficiency | 脚気、食事性ミネラル欠乏症、貧血を伴わない鉄欠乏症、栄養障害、消耗症、壊血病 | 栄養不良、栄養性消耗症、マラスムス、蛋白エネルギー性栄養失調、チアミン欠乏症、ぺラグラ、くる病、食事性カルシウム欠乏症、栄養欠乏症の後遺症、クワシオルコル、栄養不良、低栄養、銅欠乏、亜鉛欠乏 | 鉄欠乏性貧血 B80、大球性貧血 B81、悪性貧血 B81、吸収不良症候群/スプルー D99、骨軟化症 T99 | E40-E46,E 50, E51.1,E51.8,E51.9,E52-56,E58-E61,E63,E64 | |||
T92 | 7 | 痛風 | 特発性痛風、痛風性滑液胞炎、原発性痛風、痛風結節 | 薬剤性痛風 A85、高尿酸血症 A91、偽痛風 T99、他の結晶性関節症 T99 | M10 | |||||
T93 | 7 | 脂質異常 | metabolic→削除 | 高脂血症、リポ蛋白代謝障害、高コレステロール血症、高トリグリセライド血症、黄色腫 | 家族性コレステロール血症、結節・発疹型黄色腫、高カイロミクロン血症、リポ蛋白欠乏症 | E78 | ||||
T99 | 7 | その他の内分泌代謝及び栄養に関する疾患 | 末端肥大症、アミロイドーシス、先天性代謝障害、結晶性関節症、クッシング症候群、嚢胞性線維症、尿崩症、ジルバート症候群、高アルドステロン症、乳糖不耐症、骨軟化症、副腎/卵巣/脳下垂体/副甲状腺/精巣またはその他の内分泌機能障害、ポルフィリン症、思春期早発症または思春期遅発症、偽痛風、腎性糖尿、甲状腺炎 | 亜急性甲状腺炎、自己免疫性甲状腺炎、橋本病、慢性甲状腺炎、副甲状腺機能障害、末端肥大症、アジソン病、性的発育遅延、早期乳房発達、胸腺肥大、カルチノイド症候群、早老症、過栄養の後遺症、糖原病、無症候性高尿酸血症、高浸透圧、低浸透圧、アシドーシス、アルカローシス、電解質異常、塩分欠乏、偽性痛風、上皮小体機能低下症、アクロメガリー、乳汁漏出無月経症候群、SIADH、ADH不適合分泌、宦官、類宦官、早熟、異所性ホルモン分泌症、脂肪過多、ビタミン過剰、ビタミン中毒、フェニルケトン尿症、アルカプトン尿症、ポリフィリア、体質性黄疸、ジルベール症候群、Gilbert症候群、クリグラー・ナジャー症候群、Crigler‐Najjar症候群、デュビン・ジョンソン症候群、Dubin‐Johnson症候群、ローター症候群、Rotor症候群、性徴の遅れ | 食事性アレルギー A98、食餌性胃腸症 D99、骨粗鬆症 L95 | E06.1-E06.5, E06.9 E07,E20-E32,E34.0-E34.2,E34.4-E34.9, E65,E67,E68,E70-77, E79,E80,E84,E85,E87-E88,M11,M83 | ||||
U | 0 | 泌尿器 | ||||||||
U01 | 1 | 排尿障害/排尿痛 | 排尿障害が追加 | 排尿時の焼けるような痛み | 排尿困難、排尿終末時痛、排尿時不快感、残尿感、遷延性排尿障害、苒延性排尿障害 | 頻尿/尿意逼迫 U02、尿道症候群 U72 | R30 | |||
U02 | 1 | 頻尿/尿意逼迫 | 夜間尿、多尿症 | 多尿 | R35 | |||||
U04 | 1 | 尿失禁 | 器質的遺尿症、不随意排尿、ストレス性尿失禁 | 緊張性(腹圧性)尿失禁 | 夜尿症 P12、心理的遺尿症 P12 | N39.3,N39.4,R32 | ||||
U05 | 1 | その他の排尿の問題 | 無尿、乏尿、滴状排尿 | 尿量減少、尿線微弱 | 尿閉 U08 | R34,R39.1 | ||||
U06 | 1 | 血尿 | 尿中の血液から血尿に変更 | 血の混じった尿 | 肉眼的血尿、顕微鏡的血尿、尿潜血反応陽性、化学的血尿 | N02,R31 | ||||
U07 | 1 | その他の尿に関する愁訴 | 尿の悪臭、尿臭の異常、濃い尿 | 尿混濁、尿色の異常、黒色尿、ブドウ酒色尿 | 尿検査の異常 U98 | R39.8 | ||||
U08 | 1 | 尿閉 | 新設 | R33 | ||||||
U13 | 1 | その他の膀胱症状/愁訴 | 膀胱の痛み、過敏膀胱 | R39.0,R39.8 | ||||||
U14 | 1 | 腎臓の症状/愁訴 | 腎臓痛、腎臓に関する問題、腎疝痛 | 腎腫瘤 | 側腹部/腋窩の症状/愁訴 L05 | N23 | ||||
U26 | 1 | 泌尿器系の癌の心配 | 実際に患者が癌に罹患している場合はその癌のコードをつける | 実際には罹患していないか、または診断が確定するまでの泌尿系の癌の心配をしている患者 | Z71.1 | |||||
U27 | 1 | その他の泌尿器疾患の心配 | 泌尿器系の癌の心配 U26、診断がついていればその疾患でコードする | 実際には罹患していないか、または診断が確定するまでのその他の泌尿器疾患の心配をしている患者。 | Z71.1 | |||||
U28 | 1 | 泌尿器系疾患による機能制限/能力低下 | disability/impairment→limited function/disability urinary | 移植腎、排尿時間の延長 | 膀胱瘻、腎瘻、尿管瘻、尿道瘻造設状態、腎透析依存、腎透析状態、透析用動静脈シャントの存在 | 尿失禁 U04 | 泌尿器系の問題にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照) | Z73.6, Z93.5,Z93.6, Z99.2 | |
U29 | 1 | その他の泌尿器系の症状/愁訴 | 尿道からの排膿、尿道分泌物、会陰部不快感 | 過敏性膀胱/膀胱痛 U13、腎臓に関する問題 U14 | R39.8 | |||||
U30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
U31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
U32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
U33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
U34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
U35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
U36 | 2 | 便検査 | ||||||||
U37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
U38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
U39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
U40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
U41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
U42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
U43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
U44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
U45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
U46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
U47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
U48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
U49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
U50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
U51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
U52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
U53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
U54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
U55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
U56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
U57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
U58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
U59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
U60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
U61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
U62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
U63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
U64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
U65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
U66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
U67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
U68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
U69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
U70 | 7 | 腎盂腎炎/腎盂炎 | acute→削除 | 腎の感染症、腎膿瘍、腎周囲膿瘍 | 側腹部痛、腎圧痛、慢性腎障害の証拠の内2つがあり、それに加えて、臨床上または検査所見により尿路感染の証拠があるもの | その他の膀胱炎/尿路感染症 U71 | N10-N 12,N15.1, N15.9 | |||
U71 | 7 | その他の膀胱炎/尿路感染症 | cystitis/other urinary infection.non-veneral→cystitis/urinary infection, other | 無症候性細菌尿、急性および慢性膀胱炎(非性病性)、下部尿路感染症、その他の尿路感染症 | 腎盂腎炎 U70、尿道炎 U72、膣炎 X84、亀頭炎 Y75 | 妊娠中にはハイリスク妊娠 W84と二重コードする | N30,N39.0 | |||
U72 | 7 | 尿道炎 | non-specific/veneral→削除 | クラミジア尿道炎、非特異性尿道炎、尿道症候群、尿道口炎 | 尿道膿瘍、尿道周囲膿瘍 | 女性の淋菌性尿道炎 X71、女性のトリコモナス性尿道炎 X73、男性の淋菌性尿道炎 Y71 | 顕微鏡的に又は培養により細菌尿を認めず、頻尿、排尿時の焼けるような痛み、または尿意逼迫を伴う尿道分泌物があるもの。又は外尿道口の炎症。 | 排尿痛U01、頻尿/尿意逼迫U02、過敏膀胱U13、女性の尿道分泌物X29、男性の尿道分泌物 Y03 | B37.4,N34 | |
U75 | 7 | 腎臓の悪性新生物 | ウィルムス腫瘍、腎芽細胞腫、腎細胞癌 | 特徴的な組織学所見 | 悪性と断定できない尿路の新生物 U79 | C64,C65 | ||||
U76 | 7 | 膀胱の悪性新生物 | 特徴的な組織学所見 | 悪性と断定できない尿路の新生物 U79 | C67 | |||||
U77 | 7 | 尿路のその他の悪性新生物 | 尿管、尿道の悪性新生物 | 尿道傍腺の悪性新生物 | 前立腺の悪性新生物 Y77 | 特徴的な組織学所見 | 悪性と断定できない尿路の新生物 U79 | C66,C68 | ||
U78 | 7 | 尿路の良性新生物 | 膀胱乳頭腫、尿路のポリープ | 前立腺肥大症 Y85 | 特徴的な組織学所見 | 悪性と断定できない尿路の新生物 U79 | D30 | |||
U79 | 7 | 悪性と断定できない尿路の新生物 | unspecific→NOS | 腎臓/膀胱/尿管/尿道の新生物で良性とも悪性とも断定できないものおよび組織診断をなしえていないもの | 腎臓の悪性新生物 U75、膀胱の悪性新生物 U76、尿路のその他の悪性新生物 U77、尿路の良性新生物 U78 | D09.0,D09.1D41 | ||||
U80 | 7 | 泌尿器系の損傷 | 腎挫傷、尿路内異物 | 腎、尿管、膀胱、尿道の損傷、尿道、膀胱内異物、内部尿路の熱傷および腐食 | S37.0-S 37.3,T19.0, T19.1,T 28.3,T 28.8 | |||||
U85 | 7 | 尿路の先天異常 | 重複腎、重複尿管、嚢胞腎(先天性) | 尿路の先天性萎縮、欠損、無発生、形成不全。先天性水腎症、尿膜管の奇形、 | Q60-Q64 | |||||
U88 | 7 | 糸球体腎炎/ネフローゼ | 急性糸球体腎炎、鎮痛薬性腎症、慢性糸球体腎炎、腎炎、腎症、ネフローゼ症候群 | 遺伝性腎症、薬物および重金属による腎症、バルカン腎症、腎尿細管間質性疾患 | 腎不全 U99 | 血尿、蛋白尿、腎性のNaと水分の貯留、腎機能低下、持続的尿沈渣異常の内3項目以上または腎生検による確定 | 尿検査の異常 U98、腎臓の愁訴 U14 | N00,N 01,N03,N04, N5,N07,N14,15.0 ,N15.8 | ||
U90 | 7 | 起立性アルブミン尿/蛋白尿 | 体位性蛋白尿 | 外来では蛋白尿を認めるが、安静仰臥すると消失し、腎疾患と診断できないもの | その他の尿検査の異常 U98 | N39.2 | ||||
U95 | 7 | 尿路結石 | all types/sites→削除 | 膀胱結石、腎結石、尿管内結石、尿道結石 | サンゴ状結石 | 血尿または尿路結石の既往歴のいずれかと疝痛、または結石の排泄、または結石の画像検査での確認 | 血尿 U06、腎性疝痛 U14、その他の尿路の症状 U29、尿検査の異常 U98 | N20,N21 | ||
U98 | 7 | その他の尿検査の異常 | finding→削除 | 尿糖、蛋白尿、膿尿 | 血尿 U06、起立性アルブミン尿/蛋白尿 U90 | N39.1,R80-R82 | ||||
U99 | 7 | その他の泌尿器疾患 | urinary system→urinary | 膀胱憩室、水腎症、腎腫大、膀胱頚部閉塞、腎不全、尿道小丘、尿道狭窄、尿管逆流、尿毒症 | 萎縮腎、矮小腎、腎梗塞、腎嚢胞、腎/尿路の後天性欠損、腎移植後の状態 | N06,N13,N17-N19, N25-N28,N31,N32, N35-36,N39.8, N39.9,R 39.2,T9.8, T19.9, Z 90.5, Z90.6, Z 94.0 | ||||
W | 0 | 妊娠、育児、家族計画 | ||||||||
W01 | 1 | 妊娠検査希望 | 妊娠を示唆する月経の遅れや症候 | まだ確認されていない望まれた妊娠に対する検査希望 | 妊娠に対する心配 W02、妊娠の確定 (望まれたもの) W78、妊娠の確定(望まないもの) W79 | Z32.0 | ||||
W02 | 1 | 妊娠に対する心配 | 望まない妊娠の可能性の心配 | まだ確認されていない望まれない妊娠に対する検査希望、妊娠ではないが妊娠ではないかと心配しているもの | 妊娠の確定(望まないもの) W79 | Z71.1 | ||||
W03 | 1 | 分娩前出血 | 妊娠時腟出血 | 切迫流産、妊娠早期の出血、凝固障害を伴う分娩前出血 | 分娩後出血 W17 | O20,O46 | ||||
W05 | 1 | 妊娠による嘔気/嘔吐 | 妊娠悪阻、確認された妊娠による起床時の気分不良 | O21 | ||||||
W10 | 1 | 性交後避妊 | morning after pill→incl | 性交翌朝経口避妊薬(ピル)服用 | Z30.3 | |||||
W11 | 1 | 経口避妊 | family planning→incl | 経口避妊薬(ピル)による家族計画 | 避妊用ピルまたはその他の避妊薬の反復処方、避妊維持のための定期的検査 | Z30.4 | ||||
W12 | 1 | 子宮内避妊器具(IUD)よる避妊 | family planning→incl | IUDを用いた家族計画 | 子宮内避妊器具の挿入、除去、再挿入、点検または機械的合併症 | T83,Z30.1,Z30.5 | ||||
W13 | 1 | 不妊(避妊)手術 | family planning→incl | 女性不妊手術による家族計画 | 不妊手術のための紹介 | Z30.2 | ||||
W14 | 1 | その他の手段による避妊 | family planning→incl | 他に分類されない避妊または家族計画、遺伝子相談 | 避妊に関するカウンセリングおよび指導、その他の避妊管理 | 経口避妊 W 11、子宮内避妊器具 W12、不妊手術 W13 | Z30.0,Z30.8,Z30.9 | |||
W15 | 1 | 不妊症/稀妊娠症 | subfertilityを加筆 | 原発性または続発性不妊症 | 無排卵・卵管・子宮・子宮頚(部)に原因する不妊症、妊娠促進に関するカウンセリングおよび指導、卵管形成術、人工授精、試験管内受精、妊娠促進の診査およびテスト、その他の妊娠促進管理 | 妊娠を希望しても2年間妊娠しないもの | 妊娠に関する他の症候/愁訴 W29 | N97,Z31 | ||
W17 | 1 | 分娩後出血 | heavyを除去 | 分娩後血腫 | 第3期出血、弛緩出血、遷延およびニ次性分娩後出血、分娩後凝固障害による出血 | 分娩後6週間以内における多量出血 | 分娩後症状/愁訴W18 | O72 | ||
W18 | 1 | 分娩後症状/愁訴 | other complains→symptom/complaint | 詳細不明の分娩後の合併症 | 産じょく(褥)期うつ病 P76 、産じょく(褥)精神病 P98、分娩後出血 W17 、授乳に関する愁訴 W19 、その他の産じょく(褥)の合併症 W96 | 分娩後6週間以内の愁訴 | O90.9 | |||
W19 | 1 | 乳房/授乳に関する症状/愁訴 | breast加筆 | 乳汁漏出症、乳汁分泌の停止、離乳 | 分泌の停止漏不良〈離乳後)、溢乳〈授乳の合間)、乳汁 分泌の抑制・欠如 | 産じょく(褥)期乳腺炎 W94 、乳頭亀裂 W95 | O92.5 to 92.7 | |||
W21 | 1 | 妊娠中の身体像についての愁訴 | 新規項目 | 妊娠中の身体の外観に関する症状/愁訴 | R46.8 | |||||
W27 | 1 | 妊娠に関する合併症の心配 | deliveryを除去 | 胎児の先天〔性〕異常の心配 | 妊娠の合併症、胎児の先天異常に関する健康心配性 | 妊娠の合併症を持っていればその合併症でコードする | 患者が合併症はないがその不安を持っているか、または診断が確定するまでのもの | Z71.1 | ||
W28 | 1 | 妊娠に伴う機能制限/能力低下 | disability/impairment→limited function/disability pregnancy邦訳は同じ | 妊娠による、または妊娠に関連する能力低下、骨盤の不安定性 | 妊娠による、または妊娠に関連する生活活動の制限(治療目的の制限は除く)・生活管理困難に関連する問題 | 妊娠によるあるいは妊娠と関連した問題による機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照)。 | Z73.6 | ||
W29 | 1 | 妊娠に関するその他の症状/愁訴 | 家族計画に関するその他の症状/愁訴 | R68.8 | ||||||
W30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
W31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
W32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
W33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
W34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
W35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
W36 | 2 | 便検査 | ||||||||
W37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
W38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
W39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
W40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
W41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
W42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
W43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
W44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
W45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
W46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
W47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
W48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
W49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
W50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
W51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
W52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
W53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
W54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
W55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
W56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
W57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
W58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
W59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
W60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
W61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
W62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
W63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
W64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
W65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
W66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
W67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
W68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
W69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
W70 | 7 | 産じょく(褥)期の感染症/敗血症 | ENDOMETRITISを除去 | 産褥破傷風 N72 | 産じょく<褥>性敗血症、分娩に続発する性器のその他の感染症、分娩に続発するその他の尿路性器感染症 | 産褥破傷風 N72、子宮内膜炎 X74 | 分娩後の6週間以内の女性生殖器官の感染症 | O85, O86.1, O86.2, O86.3, O86.4, O86.8 | ||
W71 | 7 | 妊娠に伴った感染症 | 妊娠や産じょく(褥)に合併した母体の感染症 | 産じょく(褥)期の感染症 W70、産じょく(褥)期の乳腺炎 W94 | O23,O41.1,O75.2,O75.3,O86,2,O86.4,O86.8,O98 | |||||
W72 | 7 | 妊娠に関連した悪性新生物 | 絨毛癌、絨毛上皮腫 | 胎盤の悪性新生物 | C58 | |||||
W73 | 7 | 良性あるいは悪性と断定できない妊娠に関連した新生物 | 胞状奇胎 | O01 | ||||||
W75 | 7 | 妊娠に合併した損傷 | 妊娠が関与した損傷の結果 | 合併症を伴った出産 W92、合併症を伴った死産 W93 | T14.9 | |||||
W76 | 7 | 妊娠に関する先天奇形 | MOTHERを除去 | 妊娠や出産に影響を与える可能性のある母体の先天奇形 | O99.8, Q51 | |||||
W77 | 7 | 削除 | ||||||||
W78 | 7 | 妊娠 | CONFIRMEDを除去してinclへ | 確認された妊娠(望まれている) | 妊娠中の女性および正常妊娠の管理(望まれている) | 望まない妊娠 W79、子宮外妊娠 W80、ハイリスク妊娠 W84 | Z32.1,Z33,Z34 | |||
W79 | 7 | 望まない妊娠 | CONFIRMEDを除去 | 確認された妊娠(望まない) | 妊娠中の女性および正常妊娠の管理(望まない) | Z32.1 | ||||
W80 | 7 | 子宮外妊娠 | 腹腔妊娠、卵管妊娠、卵巣妊娠、異所性妊娠 | 触診、超音波、腹腔鏡、ダグラス窩鏡(クルドスコピー)、または手術での確認 | 分娩前出血W03、妊娠のその他の症状W29 | O00 | ||||
W81 | 7 | 妊娠中毒症 | (PRE)ECLAMPSIA→incl , of pregnancyを加筆 | 子癇症、妊娠における高血圧、浮腫、蛋白尿、前子癇症 | 少なくとも2回以上拡張期血圧が90mmHg以上か、15mmHg以上の上昇、浮腫や、蛋白尿、、高血圧か浮腫か蛋白尿を伴った痙攣 | 妊娠におけるその他の症状愁訴 W29 | O10toO16 | |||
W82 | 7 | 自然流産 | 切迫流産、完全流産、不完全流産、稽流流産、習慣性の流産 | 人工流産(中絶) W23、分娩前の出血 W03、妊娠22週以降の早産 W92、妊娠22週以降の死産 W93 | O02,O03,O05,O06 | |||||
W83 | 7 | 人工流産 | 妊娠の中絶とそれに伴うすべての合併症 | 医学的人工流産(中絶)、経済的人工流産(中絶)、月経操作 | O04,Z30.3 | |||||
W84 | 7 | ハイリスク妊娠 | 高齢初産婦、妊婦貧血、妊娠に影響を与える糖尿病や、他の以前に存在する慢性疾患、児頭骨盤不均衡、羊水過多、胎位異常、多胎妊娠、前置胎盤、帝王切開の既往、過小胎児発育遅延 | 妊娠中の栄養失調、ハイリスク妊娠の管理 | 妊娠に合併した感染 W71、子宮外妊娠 W80、妊娠中毒症 W81、妊娠期糖尿病 W85 | 糖尿病(T89、T90)または妊娠前に存在した尿路感染症 U71など慢性疾患(その疾患のコード)をもつものは2重にコードを使用する | O24.0,to O24.3,O24.9O25,O30toO36,O40,O43,O44,O99,Z35 | |||
W85 | 7 | 妊娠期糖尿病 | 新設 | 妊娠期に発現した糖尿病 | 妊娠中に発生した糖尿病 | 妊娠以前に存在した糖尿病T89、T90 | 空腹時血漿血糖が5.5mmol/l(100mg/dl)以上または75g経口糖負荷試験2時間値8.0mmol/l(140mg/dl)以上のもの | * | O24.4 | |
W90 | 7 | 正常分娩、生産 | その他の分娩、正常分娩 | 単胎自然分娩(頭位、骨盤位、出生の場所を問わない) | O80,Z37.0,Z37.9,Z38.0 to 38.2 | |||||
W91 | 7 | 正常分娩、死産 | 正常分娩(出産)で児死産 | 単胎死産、分娩の結果、詳細不明 | 多胎児自然分娩(出産) W92 | Z37.1,Z37.9 | ||||
W92 | 7 | 合併症を伴った分娩、出産 | 鉗子分娩、吸引分娩、介助骨盤位分娩、帝王切開、難産、分娩誘発、分娩に由来する損傷、分娩時の前置胎盤、回旋異常など分娩時の異常を伴う出産 | 多胎分娩、帝王切開の既往、前期破水、胎盤早期剥離、早産、陣痛虚弱、遷延分娩、その他母体・臍帯・胎児に由来する異常分娩、胎児ストレス、分娩における会陰裂傷、その他の産科的外傷、ショック、母体窮迫(ジストレス)、遺残胎盤および遺残卵膜、産科手術および処置のその他の合併症 | 分娩中/分娩後の出血 W17、子癇 W81 | O42,O45,O60toO71,O73,O75.0,O75.1,O75.4,to 75.9,O81toO84,Z37.2,Z37.5,Z37.9,Z38.3 to 38.8 | ||||
W93 | 7 | 合併症を伴った分娩、死産 | 鉗子分娩、吸引分娩、介助骨盤位分娩、帝王切開、難産、分娩誘発、分娩に由来する損傷、分娩時の前置胎盤、回旋異常など分娩時の異常を伴う一児以上の死産 | 多胎分娩、帝王切開の既往、前期破水、胎盤早期剥離、早産、陣痛虚弱、遷延分娩、その他母体・臍帯・胎児に由来する異常分娩、胎児ストレス、分娩における会陰裂傷、その他の産科的外傷、ショック、母体窮迫(ジストレス)、遺残胎盤および遺残卵膜、産科手術および処置のその他の合併症があった一児以上の死産 | 分娩中/分娩後の出血 W17、子癇 W81 | O42,O45,O60toO71,O73,O75.0,O75.1,O75.4toO75.9,O81toO84,Z37.1,Z37.3,Z37.4,Z37.6,Z37.7,Z37.9 | ||||
W94 | 7 | 産褥期の乳腺炎 | 乳房の膿瘍 | 分娩に関連する乳房の感染症 | 分娩後6週以内または授乳期の乳房の疼痛、炎症 | 授乳期の症状/愁訴 W19 | O91 | |||
W95 | 7 | その他の妊娠/出産における乳房の疾患 | 出産の乳房疾患、乳頭亀裂、 | 分娩に関連する陥没乳頭、分娩に関連する乳頭亀裂、分娩に関連するその他および詳細不明の乳房障害、乳汁分泌欠如(症)、乳汁分泌過少(症) | 授乳期の症状/愁訴 W19、乳腺炎 W94、妊娠や、授乳に関連のない乳房疾患 X21 | O92toO92.4 | ||||
W96 | 7 | その他の産じょく(褥)期における合併症 | 産じょく(褥)における静脈合併症(静脈炎、痔核)、分娩後急性腎不全、分娩後甲状腺炎 | 産褥うつ(鬱)状態 P76、産褥の感染症 W70、妊娠中毒症 W81、乳房の疾患 W95 | O87,O90.4,O90.5,O98.8,O90.9 | |||||
W99 | 7 | その他の妊娠・分娩の疾患 | PUERPERIUMを削除 | 流産、不全流産、子宮外妊娠および胞状奇胎妊娠に続発する合併症、妊娠中の静脈合併症、妊娠中の母体ケア、母体の分娩前スクリーニングにおける異常所見、羊水過少症、羊水および羊膜の障害、偽陣痛、遷延妊娠、産科的塞栓症、原因不明の産科的死亡、分娩満42日以後1年未満に発生したあらゆる産科的原因による母体死亡、直接産科的原因の続発・後遺症による死亡 | 想像妊娠 P75 | O07,O08,O22,O26,O28,O41.0,O41.8,O41.9,O47,O48,O88,O95toO97 | ||||
X | 0 | 女性性器(乳房を含む) | ||||||||
X01 | 1 | 女性性器痛 | 骨盤痛、外陰部痛 | 女性生殖器痛、膣痛、膣・外陰部灼熱感 | 生理痛 X02、性交後の疼痛 X04、乳腺痛 X18 | R52 | ||||
X02 | 1 | 生理痛 | 月経困難 | 原発性・続発性・詳細不明の月経困難症 | 月経過多を伴う生理痛 X06 | N94.4 to N94.6 | ||||
X03 | 1 | 中間痛 | 排卵痛 | 月経中間痛 | N.94.0 | |||||
X04 | 1 | 性交時の疼痛 | 性交疼痛、膣痙NOS | 性交不快症 | 性欲の低下 P07、精神性性機能制限・心因性膣痙 P08 | N94.1,N94.2 | ||||
X05 | 1 | 月経の欠如/減少 | 無月経、晩発月経、希発月経、過少月経 | 原発性・続発性・詳細不明のもの | 望まれた妊娠の疑いW01、望まない妊娠の心配 W02、晩発思春期 T99 | 続発性無月経(成熟女性の3ヵ月以上の無月経)、原発性無月経(18歳以後一度も生理が無い)、晩発性月経(18歳以後の初潮)、希発月経(周期日数36日以上) | N91 | |||
X06 | 1 | 月経過多 | 過多月経痛、思春期出血 | 閉経前月経過多 | 不規則な月経過多 X07 | 8日以上の月経、凝血を混じる月経 | N92.0,N92.2,N92.4 | |||
X07 | 1 | 月経の不順/頻発 | 過多月経を伴う不規則月経、頻発月経 | 月経痛 X06、思春期出血 X06 | 頻発月経は周期24日以内 | N92.1,N92.5,N92.6 | ||||
X08 | 1 | 中間期出血 | 破綻出血、機能性子宮出血、不正子宮出血、排卵出血、点状出血 | 閉経後出血 X12、性交後出血 X13 | N92.3,N93.8,N93.9 | |||||
X09 | 1 | 月経前の症状/愁訴 | complaint追加 | 月経前期に関連する諸症状 | 月経前緊張症候群X89 | N94.9 | ||||
X10 | 1 | 月経発来の延期 | ピル内服による無月経 | 規則的な月経が、ホルモン療法により延期したとき | Z30.9 | |||||
X11 | 1 | 閉経期の症状/愁訴 | 閉経に伴う症状、更年期障害、萎縮性膣炎、老人性膣炎 | 人工的閉経を含む、人工的閉経後出血 | 閉経後の出血X12 | N95.1 to N95.3,N95.8,N95.9 | N95.1 to 95.3,N95.8,N95.9 | |||
X12 | 1 | 閉経後出血 | 人工的閉経後出血X11 | 少なくとも6ヵ月の無月経後、または適切な検査によってはっきりした閉経後の膣出血 | 不規則月経 X07 | N95.0 | ||||
X13 | 1 | 性交後出血 | 接触性出血 | N93.0 | ||||||
X14 | 1 | 膣帯下 | 膣性帯下、白色帯下 | 非炎症性おりもの | 腟性出血 X06-X08、萎縮性・老人性腟炎 X11、淋病 X71、腟カンジダ症 X72、腟トリコモナス症 X73、腟クラミジア症 X92 | N89.8 | ||||
X15 | 1 | その他の膣の症状/愁訴 | 腟乾燥 | 性器痛 X01、腟痙NOS X04、萎縮性・老人腟炎 X11 | N89.9 | |||||
X16 | 1 | 外陰部(陰門)の症状/愁訴 | 外陰?痒症、外陰乾燥 | 外陰(陰門)の非炎症性障害 | 外陰痛 X01、外陰膿瘍 X99 | L29.2,N90.9 | ||||
X17 | 1 | 骨盤内蔵器の症状/愁訴 | 詳細不明の病態 | 外陰部痛X01 | N94.9 | |||||
X18 | 1 | 乳房痛 | 乳腺痛 | 妊娠中または授乳中の乳房痛 W19 | N64.4 | |||||
X19 | 1 | 乳房の腫瘤 | 塊 | しこり、硬結、小結節 | N63 | |||||
X20 | 1 | 乳頭の症状/愁訴 | (乳頭の)分泌物、亀裂、疼痛、?痒、陥没乳頭 | 乳頭の瘻 | 妊娠中または授乳中 W19 | N64.0,N64.5 | ||||
X21 | 1 | その他の乳房の症状/愁訴 | 非産じょく(褥)性乳腺炎、乳腺症、乳汁漏出 | 乳房肥大、思春期性充実 | 乳腺炎(授乳中)W94 | N61,N62,N64.3,N64.5,N64.9 | ||||
X22 | 1 | 乳房の外見に関する愁訴 | 新設 | 乳房の外観に関するもの、乳房の変形、乳房が大きい、乳房が小さい | R46.8 | |||||
X23 | 1 | 性行為感染症の心配 | venereal→sexually transmittedに変更。邦訳は同じ。 | 性行為感染症について、病気ではないが病訴を持つもの、健康心配症 | エイズの心配 B25、疾患に罹患していればその疾患のコードをつける | 患者が病気を持っていないか、または診断が確定するまでのもの | Z70,Z71.1 | |||
X24 | 1 | 性機能不全(障害)の心配 | 性機能不全に関する健康心配症。性的行動、性的態度に関するカウンセリング | 性機能不全(性欲減退 P07、性の喜びの減退 P08) | 患者が性機能不全を持っていないか、または診断が確定するまでのもの | Z70,Z71.1 | ||||
X25 | 1 | 性器癌の心配 | 性器癌に関する健康心配症 | 疾患に罹患していればその疾患のコードをつける | 患者が性器癌を持っていないか、または診断が確定するまでのもの | Z71.1 | ||||
X26 | 1 | 乳癌の心配 | 乳癌に関する健康心配症 | 診断がついていればその疾患でコードする | 患者が乳癌を持っていないか、または診断が確定するまでのもの | Z71.1 | ||||
X27 | 1 | その他の性器/乳房の疾患の心配 | その他の女性性器/乳房の疾患関する健康心配症 | 婦人生殖器の癌の心配 X25、女性の乳癌の心配 X26、疾患に罹患していればその疾患のコードをつける | 患者がその他の性器/乳房の疾患を持っていないか、または診断が確定するまでのもの | Z71.1 | ||||
X28 | 1 | 女性性器の機能制限/能力低下 | 性機能不全、性欲減退 P07、性の喜びの減退 P08、性交疼痛 X04、膣痙 X04 | 乳房を含めて女性生殖器の問題にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照)。 | Z73.6,Z90.7 | ||||
X29 | 1 | 女性性器のその他の症状/愁訴 | 女性の尿道分泌物 | 女性の尿道漏 | N94.9,R36 | |||||
X30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
X31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
X32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
X33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
X34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
X35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
X36 | 2 | 便検査 | ||||||||
X37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
X38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
X39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
X40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
X41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
X42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
X43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
X44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
X45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
X46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
X47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
X48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
X49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
X50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
X51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
X52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
X53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
X54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
X55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
X56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
X57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
X58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
X59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
X60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
X61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
X62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
X63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
X64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
X65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
X66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
X67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
X68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
X69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
X70 | 7 | 女性性器の梅毒 | 女性のあらゆる部位の梅毒 | 先天梅毒、早期梅毒、晩期梅毒、その他の詳細不明の梅毒、非性病性梅毒 | 顕微鏡における梅毒トレポネーマの出現、梅毒の血清検査陽性 | A50toA53,A65 | ||||
X71 | 7 | 女性性器の淋病 | 女性のあらゆる部位の淋病 | 淋菌感染症 | 淋病と証明された患者との性的接触して化膿性の尿道及び膣の浸出液がある、あるいは、浸出液にグラム陰性双球菌の証明、或は淋菌の培養。 | 尿道炎 U7、尿道分泌液 X29 | A54 | |||
X72 | 7 | 女性性器のカンジダ症 | 膣や、子宮頚部のモニリア感染症、鵞口蒼 | 女性尿路のカンジダ症 | 特徴的な白い付着性の浸出物を伴った炎症性の泌尿生殖の粘膜や皮膚、もしくはカンジダ菌の証明 | 腟分泌液 X14、腟炎 X84 | B37.3,B37.4 | |||
X73 | 7 | 女性性器のトリコモナス症 | 顕微鏡におけるトリコモナスの証明や、特徴的な臭い匂いの浸出液 | 膣の浸出物X14、膣炎X84 | A59.0 | |||||
X74 | 7 | 骨盤内臓器炎症性疾患 | 子宮内膜炎、卵巣炎、卵管炎 | 子宮の炎症性疾患、子宮傍組織炎、女性骨盤炎症性疾患 | 性行為感染症 X70-X73、クラミジヤ感染症 X92 | 触診によって子宮や、付属器の著名な圧通を伴った下腹部痛、また、それに加えて他の炎症所見のあるもの | 骨盤うっ血症候群 X99 | N70,N71,N73 | ||
X75 | 7 | 子宮頚の悪性新生物 | 上皮内癌 X81、CINグレイド3(cervical intraepithelial neoplasia grade 3) X81、異常パップ(パパニコロー)スメア X86、CINグレイド1と2 X86 | 特徴的な組織学的形態 | その他の女性器の悪性新生物 X77、悪性と断定できない女性器の新生物 X81 | C53,D06 | ||||
X76 | 7 | 乳房の悪性新生物 | 腺管内癌 | 上皮内癌 X81 | 特徴的な組織学的所見を有するもの | 乳房の腫瘤 X19 | C50 | |||
X77 | 7 | その他の女性性器の悪性新生物 | 付属器、卵巣、子宮、膣、外陰部の悪性疾患 | 外陰、腟、子宮体部、卵巣、その他および部位不明の女性性器の悪性新生物 | 上皮内癌 X81 | 特徴的な組織学的所見を有するもの | その他のあるいは悪性と断定できない女性性器の新生物X81 | C51,C52,C54toC57 | ||
X78 | 7 | 子宮筋腫/子宮類線維腫 | cervix削除 | 子宮類線維腫、子宮頚線維筋腫 | 子宮平滑筋腫 | 子宮頚ポリープ X80、子宮頚粘液性ポリープ X85 | 一つないし複数の固い腫瘍をもつ、妊娠や悪性腫瘍によらない子宮腫大 | D25 | ||
X79 | 7 | 乳房の良性新生物 | 乳房の線維腺腫 | 乳房の良性新生物 | 乳房のう胞疾患X88 | 特徴的組織学的形態 | 乳房の腫瘤 X19 | D24 | ||
X80 | 7 | その他の女性性器の良性新生物 | 子宮、卵巣、子宮附属器、腟、外陰の良性新生物 | 子宮頚のポリープ X85、卵巣の生理的嚢胞 X99 | D26toD28 | |||||
X81 | 7 | その他のあるいは悪性と断定できない女性性器の新生物 | unspecific→uncertainに変更 | 組織学検査がなされていない新生物を含む。上皮内癌、生検で証明された上皮内癌(CIN)グレード3 | 乳房、子宮頸(部)、子宮内膜、外陰部、腟、その他および部位不明の女性性器上皮内癌、乳房、女性性器の性状不詳または不明の新生物、子宮内膜症 | 子宮内膜ポリープX99 | D05,D06,D07.0toD07.3,D39,D48.6 | |||
X82 | 7 | 女性性器の損傷 | 膣の異物、女性の割礼 | 外性器の挫傷、腟および外陰の開放創、その他および詳細不明の外性器の開放創 、卵巣損傷、子宮損傷、外性器の挫滅損傷、外性器の外傷性切断、外陰および腟内異物子宮内異物[各部位]、内部尿路性器の熱傷、内部尿路性器の腐食 | 出産によるものW92、W93 | S30.2,S31.4,S31.5,S37.4,toS37.6,S38.0,S38.2,T19.2,T19.3,T28.3,T28.8 | ||||
X83 | 7 | 女性性器の先天奇形 | 半陰陽、処女膜閉鎖 | 子宮および子宮頸(部)、女性性器のその他の先天奇形、卵巣、卵管および広間膜の先天奇形、性不確定および仮性半陰陽、 乳房の先天奇形 | その他の遺伝的症候群 A90 | Q50toQ52,Q56,Q83 | ||||
X84 | 7 | 腟炎、外陰炎 NOS | NON−VENEREAL NOS削除 | 膣症、ガルデネレラ感染症 | 腟および外陰のその他の炎症 | 女性性器のガンジダ症 X72、女性性器のトリコモナス症 X73、萎縮性膣炎 X11 | N76 | |||
X85 | 7 | 子宮頚管の疾患 NOS | Cervictis/cerv.erosion/other cervical disease (子宮頚管炎/子宮糜爛/その他の子宮頚管の疾患)が変更 | 生検にて証明されたCIN1、CIN2と子宮頚部異型、子宮頚部糜爛、子宮頚部白斑症、子宮頚炎、粘液子宮頚部ポリープ、陳旧性裂傷 | 子宮頸(部)の炎症性疾患、子宮頸(部)ポリープ、子宮頸(部)のびらんおよび外反(症)、子宮頸(部)の異形成、子宮頸(部)のその他の非炎症性障害 | 妊娠や、出産、産じょく(褥)における子宮頚の異常 W77、腺腫性ポリープ X78、異常パパニコロー(Pap)スメアNOS X86 | N72,N84.1,N86toN88 | |||
X86 | 7 | パパニコロー塗沫標本の異常 | 生検で証明されていない子宮頚上皮内癌(CIN)グレイド1、2、3、および生検で証明されていない異型成 | 女性性器からの検体(材料)の異常所見 | 生検で証明された子宮頚上皮内癌(CIN)グレイド1、2、および異形成 X85、生検で証明されたグレイド3 X81、生検で証明された上皮内癌 X86 | R87 | ||||
X87 | 7 | 子宮膣脱 | 膀胱脱(瘤)、直腸脱(瘤)、脱出 | 女性性器脱 | 緊張性尿失禁U04 | N81 | ||||
X88 | 7 | 乳房の線維嚢胞性疾患 | Chronic cystic→Fibrocysticに変更 | 慢性乳房のう胞性乳房疾患、のう胞性線維腺腫、異型形成、乳房の孤立性のう胞 | 良性乳房異形成(症) | N60 | ||||
X89 | 7 | 月経前緊張症候群 | 浮腫や、乳房の圧痛や、腫脹、頭痛、気分変化、イライラ感の内の2箇所症状以上が月経時の周期的に関連して出現するもの | 浮腫、乳房の圧痛や腫脹、頭痛、気分変化、イライラ感の内の二つ以上の症状が月経周期に関連して出現するもの | 月経前症状X09 | N94.3 | ||||
X90 | 7 | 性器ヘルペス | 肛門性器単純ヘルペス | 肛門性器ヘルペスウイルス[単純ヘルペス]感染症 | A60 | |||||
X91 | 7 | 女性性器の尖圭コンジローム | 性病性疣、ヒューマンパ ピローマウイルス感染 | 女性の性器いぼ(疣、疣贅)、女性の性病性いぼ(疣、疣贅) | 病変の特徴的外見所見または特徴的な組織学的所見を有するもの | A63.0 | ||||
X92 | 7 | 女性性器のクラミジア症 | 新設 | 尿路、肛門のクラミジア症 | クラミジア病原体の証明 | A56 | ||||
X99 | 7 | その他の女性性器の疾患 | バルトリン嚢胞または膿瘍、子宮内膜のポリープ、生殖管瘻、骨盤うっ血症候群、生理的卵巣嚢胞 | 軟性下疳、そけい<鼡径>(部)肉芽腫、主として性的伝播様式をとるその他の明示された感染症、乳房の炎症性障害、乳房の脂肪え<壊>死、乳房萎縮、バルトリン<Bartholin>腺の疾患、女性性器のその他の部位のポリープ、、腟留血症 | その他の性行為感染症 A78、子宮内膜症 X81 | A55,A57,A58,A63,8,N61,N64.1,N64.2,N64.8,N75,N80,N82,N83,N84.0,N84.2,N84.3,N84.8,N84.9,N85,N89.0,toN89.7,N90.0toN90.8,N94.8,N94.9,N96,N98,Z90.1,Z90.7, | ||||
Y | 0 | 男性性器 | ||||||||
Y01 | 1 | 陰茎痛 | 陰茎/ペニスの疼痛、陰茎/ペニスが痛い、陰茎の障害 | 持続勃起症、有痛性勃起Y08 | N48.9,R52 | |||||
Y02 | 1 | 精巣/陰嚢の疼痛 | 会陰、骨盤の疼痛 | 睾丸痛、骨盤痛および会陰痛 | R10.2,N50.9,R52 | |||||
Y03 | 1 | 尿道からの分泌物 | penis/urethra→ Urethralに変更 | 尿道分泌物、陰茎分泌物、尿道漏 | R36 | |||||
Y04 | 1 | その他の陰茎の症状/愁訴 | Other が削除。 | 包皮の症状/愁訴 | 陰茎/ペニスの退縮、陰茎/ペニスの矮小、陰茎/ペニスの小さい、陰茎/ペニスの発育不良、ない、陰茎/ペニスの大きい、陰茎/ペニスの腫れている、陰茎/ペニスの 形の異常、陰茎/ペニスの色の異常、陰茎/ペニスのその他の障害 | 陰茎痛 Y01、有痛性勃起 Y08、持続性陰茎勃起症 Y08 | N48.9 | |||
Y05 | 1 | その他の精巣/陰嚢の症状/愁訴 | 陰嚢の腫瘤、陰嚢腫脹 | 精巣(睾丸)/陰嚢が退縮 、精巣(睾丸)/陰嚢が矮小、精巣(睾丸)/陰嚢が小さい、 精巣(睾丸)が触れない、 精巣(睾丸)/陰嚢の形の異常、 陰嚢の色の異常、精巣(睾丸)/陰嚢が大きい、 精巣(睾丸)/陰嚢が腫れている、 精巣(睾丸)が移動する、陰嚢掻痒症、陰嚢腫脹、陰嚢水腫、停留睾丸 | 精巣/陰嚢の疼痛 Y02 | L29.1,N50.9 | ||||
Y06 | 1 | 前立腺の症状/愁訴 | 前立腺症 | 前立腺の刺激症状、夜間多尿、夜間頻尿、排尿量減少、頻迫感、切迫失禁、蔓延性排尿、尿線細小、再延性排尿、二段排尿 | 頻尿/尿意促迫 U02、尿閉U08 | N42.9 | ||||
Y07 | 1 | その他の性交不能症 | Symptom/complaint potency→Impotence NOSに変更 | 器質的原因のインポテンス | 器質的な勃起の障害、 性的不能 、射精障害、精液が出ない、 射精しない、射精できない | 性欲減退 P07、性的充足度の減退 P08、心理的インポテンスP08 | N48.4 | |||
Y08 | 1 | その他の性的機能障害の症状/愁訴 | Other が削除。邦訳同じ | 有痛性持続性陰茎勃起症、陰茎強直症 | 性欲過剰、勃起痛、陰茎の障害 | 性欲減退 P07、性的充足度の減退 P08、心理的インポテンス P08、器質的原因のインポテンス Y07 | N48.3,N48.9 | |||
Y10 | 1 | 不妊/妊娠困難 | 男性不妊症、無精子症、精子減少症、子供ができない | 2年間の性行為によっても妊娠しない。 | N46 | |||||
Y13 | 1 | 避妊手術 | Family planning/が削除 | 輸精管切除などの男性避妊手術を含む家族計画 | 男性不妊手術、パイプカット、 精管切除 、精管切断 | Z30.2 | ||||
Y14 | 1 | その他の家族計画 | その他の避妊法、その他の家族計画 | 避妊に関する一般カウンセリングおよび指導、家族計画指導、避妊初期処方、 その他の避妊管理 | 遺伝子相談 A98 | Z30.0,Z30.8,Z30.9 | ||||
Y16 | 1 | 男性の乳房の症状/愁訴 | 腫瘤状男性乳房、女性化乳房 | 男性の乳房肥大、思春期性充実、乳房の詳細不明の塊 | 男性乳房の疾患 Y99 | N62,N63 | ||||
Y24 | 1 | 性機能制限の心配 | 実際に性機能障害をもっている場合はその疾患のコードを使用する | 実際には性機能障害をもっていないのにその心配をしているか、または診断が確定されるまでのもの | Z71.1 | |||||
Y25 | 1 | 性的感染症の心配 | Venereal→ Sexually transmittedに変更 | 性的感染症に関する健康心配症 | HIV感染の心配 B25、AIDSの心配 B25、実際に疾患をもっている場合はその疾患のコードを使用する | 実際には性的感染症をもっていないのにその心配をしているか、または診断が確定されるまでのもの | Z71.1 | |||
Y26 | 1 | 男性性器の癌の心配 | 男性性器の癌に関する健康心配症 | 実際に疾患をもっている場合はその疾患のコードを使用する | 実際には男性性器の癌をもっていないのにその心配をしているか、または診断が確定されるまでのもの | Z71.1 | ||||
Y27 | 1 | その他の男性性器疾患の心配 | その他の男性性器疾患に関する健康心配症 | 性的感染症に対する心配 Y25、男性性器の癌の心配 Y26、診断がついていればその疾患でコードする | 実際にはその他の男性性器疾患をもっていないのにその心配をしているか、または診断が確定されるまでのもの | Z71.1 | ||||
Y28 | 1 | 男性性器の疾患による機能制限/能力低下 | Impairment→Limited functionに変更。 | 性欲の減退 P07、性交不能 P08、インポテンツ Y07 | 乳房を含めて男性生殖器の問題にもとづく機能制限あるいは能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照) | Z73.6,Z90.7 | |||
Y29 | 1 | その他の男性性器の症状/愁訴 | reproductive system→genital | 恥毛が多い、陰毛が多い、恥毛が少ない、陰毛が少ない、陰毛がない、恥毛がない、精液に血が混じる、血精液症 | N50.9 | |||||
Y30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
Y31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
Y32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
Y33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
Y34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
Y35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
Y36 | 2 | 便検査 | ||||||||
Y37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
Y38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
Y39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
Y40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
Y41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
Y42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
Y43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
Y44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
Y45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
Y46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
Y47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
Y48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
Y49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
Y50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
Y51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
Y52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
Y53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
Y54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
Y55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
Y56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
Y57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
Y58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
Y59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
Y60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
Y61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
Y62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
Y63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
Y64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
Y65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
Y66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
Y67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
Y68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
Y69 | 6 | 他に分類されない受診理由 | ||||||||
Y70 | 7 | 男性の梅毒 | male genital & NOS→male | 男性のあらゆる部位の梅毒 | 先天性梅毒、早期梅毒、晩期梅毒、その他詳細不明の梅毒、非性病性梅毒 | 女性の梅毒X70 | 梅毒トレポネーマの顕微鏡的証明、または血清梅毒反応陽性 | A50〜A53,A65 | ||
Y71 | 7 | 男性の淋病 | male genital & NOS→male | 男性のあらゆる部位の淋病 | 淋病性尿道炎、淋菌感染症 | 女性の淋病X71 | 淋病患者との性的接触後の尿道または直腸からの膿性分泌液排泄。または尿道、直腸分泌液のグラム陰性細胞内双球菌の顕微鏡的証明、または淋菌の培養による証明。 | 尿道炎 U72、尿道分泌液 Y03 | A54 | |
Y72 | 7 | 男性性器ヘルペス | genital herpes→genital herpes male | 男性の肛門性器ヘルペス | 男性肛門性器ヘルペスウイルス感染症、男性単純ヘルペス感染症 | 女性性器ヘルペスX90 | 痛みのある潰瘍や、痂皮に進展する、特徴的な形態と場所を持った小さな水泡群 | A60 | ||
Y73 | 7 | 前立腺炎/精嚢炎 | 前立腺または精嚢のトリコモナス症、前立腺の炎症性疾患 、精嚢の炎症性障害 | 前立腺または精嚢の圧痛および尿検査の炎症所見 | A59.0,N41,N49.0 | |||||
Y74 | 7 | 精巣/睾丸炎、精巣上体/副睾丸炎 | 流行性耳下腺炎 D71、結核 A70、淋病 Y71、睾丸捻転 Y99 | 精巣(睾丸)または精巣上体(副睾丸)の腫脹および圧痛があって、特異的原因(流行性耳下腺炎、結核、淋病、外傷、睾丸捻転)がないこと | 精巣(睾丸)の症状 Y05 | N45 | ||||
Y75 | 7 | 亀頭炎 | カンジダ症 | 亀頭包皮炎 | 梅毒Y70、淋病Y71.ヘルペスY72、介癬S72 | 包皮や、亀頭の炎症の徴候 | B37.4,N48.1 | |||
Y76 | 7 | 男性の尖形コンジローム | Condylomata acuminata→Condylomata acuminata male | 男性の性病性疣贅(いぼ)、ヒュ?マンパピローマウイルス感染症 | 男性の性器いぼ、男性の性病性いぼ | 女性の性病性いぼ、ヒトパピローマウイルス感染症 | 病変の特徴的外見所見または特徴的病理所見 | A63.0 | ||
Y77 | 7 | 前立腺の悪性新生物 | 特徴的な組織学的所見を有するもの | 良性あるいは悪性と断定できない男性性器の新生物 Y79 | C61 | |||||
Y78 | 7 | その他の男性性器の悪性新生物 | 精巣(睾丸)、精上皮腫、男性乳癌 | 陰茎(包皮を含む)、精巣上体、精索、陰嚢、精嚢、の悪性新生物 | 特徴的な組織学的所見を有するもの | 良性あるいは悪性と断定できない男性性器の新生物 Y79 | C50,C60,C62,C63 | |||
Y79 | 7 | 良性あるいは悪性と断定できない男性性器の新生物 | /uncertain追加 | 男性乳房を含む男性性器の組織学的検査がなされていない新生物 | 陰茎、前立腺、その他男性性器の上皮内癌。陰茎(包皮を含む)、精巣(睾丸)、精巣上体、陰嚢、精嚢、男性乳房の良性/良性か悪性か不明の新生物。 | 前立腺肥大Y85 | D07.4〜D07.6,D24,D29,D40,D48.6 | |||
Y80 | 7 | 男性性器の損傷 | injuries→injury genital male | 環状切除 | 男性の外性器(精巣、陰茎、陰嚢、会陰、外陰)または内部尿路の挫創傷、開放創、挫滅損傷、切断、熱傷、腐食、 | 女性性器の損傷X82 | S30.2,S31.2,S31.3,S31.5,S38.0,S38.2,T28.3,T28.8 | |||
Y81 | 7 | 包茎/過長包皮 | 嵌頓包茎 | 亀頭が露出していない陰茎、亀頭を露出できない陰茎 | 過長包皮とは包皮の過長により亀頭が露出していない状態。包茎とは包皮が固いため亀頭を露出することが出来ない状態。 | N47 | ||||
Y82 | 7 | 尿道下裂 | Q54 | |||||||
Y83 | 7 | 停留睾丸 | /cryptorchism(潜在睾丸)削除してinclへ | 停留精巣 | 異所性精巣(睾丸) | 移動性睾丸Y84 | 睾丸が陰嚢にはなく、しかも陰嚢内に引き降ろせない。 | Q53 | ||
Y84 | 7 | その他の男性性器の先天奇形 | male genital 追加 | 半陰陽、移動性睾丸 | 精巣(睾丸)の欠損、無形成。精巣(睾丸)、陰嚢の形成不全。多精巣(睾丸)、男性性器のその他の先天奇形、性不確定および仮性半陰陽 、乳房の先天奇形(無乳頭、副乳頭、副乳房) | Q55,Q56,Q83 | ||||
Y85 | 7 | 良性前立腺肥大症 | 前立腺線維腫、前立腺過形成、前立腺の中柵、前立腺性閉塞、前立腺肥大 | 前立腺肥大症 | 触診、膀胱鏡または画像診断にて大きく、平滑かつ硬い前立腺の証明、しかも前立腺癌の所見は無い。 | 排尿に関する症状と愁訴 U01-U05、尿閉 U08 | N40 | |||
Y86 | 7 | 陰嚢/精索水瘤 | 感染性を含む | 精巣(睾丸)水瘤 | 透光性をもつ、精巣(睾丸)または精索を取り囲む無痛性波動性腫脹 | 精巣(睾丸)または陰嚢の症状/愁訴U05 | N43.0〜N43.3 | |||
Y99 | 7 | 男性性器に関する、その他の疾患 | incl breastを削除して、incへ | 男性乳房の疾患、 副精巣嚢腫、精液瘤、睾丸の捻転、その他の男性性器の疾患NOS | クラミジヤ性尿道炎、非淋菌-非クラミジア(トリコモナス)性尿道炎、精索静脈瘤、クラミジア性リンパ肉芽腫(性病性) 、軟性下疳 、そけい(鼡径)(部)肉芽腫 、前立腺結石、前立腺の萎縮、陰茎の白斑症(ロイコプラキー)、陰茎の潰瘍、精巣(睾丸)の萎縮、性器の後天性欠損 | 性行為感染症NOS A78、 女性化乳房 Y16、男性乳癌Y78 | 女性性器のクラミジア感染症 X92、女性性器のトリコモナス感染症 X73 | A55,A57,A58,A63.8,N42.0〜N42.2, N42.8,N42.9,N43.4,N44,N48.0,N48.2,N49.5,N48.6,N48.8N49.1,N49.2,N49.8,N49.9,N50.0,N50.1,N50.8,N50.9N64.8,Z90.7 | ||
Z | 0 | 社会問題 | ||||||||
Z01 | 1 | 貧困/経済的問題 | 極度の貧困、低所得、不十分な社会保険および社会福祉、住居および経済環境に関連する問題、住居および経済的環境に関連する問題 | 社会保険の不備 Z08、社会福祉の不備 Z08、住居の問題 Z03、食物の問題 Z02 | 生活状況における問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な生活状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、生活状況に関する患者個人の認識と生活状況との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | Z59.5,Z59.6,Z59.7 to Z59.9 | ||||
Z02 | 1 | 食糧/飲料水の問題 | 食べ物(飲み物)がない、 食べ物(飲み物)が清潔でない、食べ物(飲み物)が汚染されている、不適切な飲料水の供給、適正な食物の不足 | 生活状況における問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な生活状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、生活状況に関する患者個人の認識と生活状況との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | Z58.6,Z59.4 | |||||
Z03 | 1 | 住宅/近所つき合いの問題 | neighbourhood conditions→neghbourhoodに変更 | ホームレス(路上生活者)、不適正住居、隣人・同居人および家主との不和、居住施設における生活に関連する問題、住居の環境に関連する問題 | 経済的環境に関連する問題 Z01 | 生活状況における問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な生活状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、生活状況に関する患者個人の認識と生活状況との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | Z59.0 to Z59.3,Z59.8,Z59.9 | |||
Z04 | 1 | 社会文化制度の問題 | migration(移住)削除 | 非嫡出妊娠 | 母子家庭、父子家庭、独居、社会同化困難(移住、社会的移民)、社会的排斥、村八分、好ましくない差別 | 望まない妊娠W79 | 生活状況における問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な生活状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、生活状況に関する患者個人の認識と生活状況との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | Z60.1 to Z60.9 | ||
Z05 | 1 | 職場環境の問題 | 転職、失業(失職)不安、ストレスの多い作業計画、上司および同僚との不和、不快な業務、業務に関連する身体的および精神的過労、雇用に関連する問題、危険因子への職業的曝露、セクハラ | リストラ Z06、失業 Z06、性的虐待 Z25 | 職場状況における問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な職場状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、職場状況に関する患者個人の認識と生活状況との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | Z56.1to Z56.7, Z57 | ||||
Z06 | 1 | 失業の問題 | being employed → unemploymentに変更 | リストラ | 引退(退職)の問題 P25、失職不安 Z05 | 失業の問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な失業状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、失業状況に関する患者個人の認識と失業状況との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | Z56.0 | |||
Z07 | 1 | 教育の問題 | 文盲 | 就学不能、試験不合格、学力の不足、教育適応障害、教師や級友との不和、識字に関連する問題 | 失業の問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な失業状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、失業状況に関する患者個人の認識と失業状況との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | 教育における問題とするいは、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な教育状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、教育状況に関する患者個人の認識と教育状況との間に絶対的な相違があることをを知っておく必要がある。 | Z55 | |||
Z08 | 1 | 社会福祉の問題 | social insurance(社会保険)削除 | 社会保険および社会福祉の不備 | 社会福祉における問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な社会福祉状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、社会福祉状況に関する患者個人の認識と社会福祉状況との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | Z59.7 | ||||
Z09 | 1 | 法律の問題 | police problems(警察の問題)の削除 | 収監を伴わない民事および刑事訴訟の有罪決定 、収監およびその他の拘禁、刑務所からの釈放に関連する問題、その他法的環境に関する問題 | 法律論争における問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な法律論争状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、法律論争状況に関する患者個人の認識と法律論争との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | Z65.0 to Z65.3 | ||||
Z10 | 1 | 健康管理システムの問題 | access/aviability削除 | カウンセラーとの不和 、在宅サービスが受けられない、適切な施設への入所待機者、治療のための待機者、保健施設の利用困難、休日交代ケア、その他医療施設および保健ケアに関連する問題 | 職場状況における問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。客観的な職場状況がどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、職場状況に関する患者個人の認識と生活状況との間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | 健康管理システムにおける問題とするには、本質的に、患者がその問題が存在することを認め、その問題について心配をしており、さらに援助を求めていることが条件である。健康管理システムがどんなものであれ、患者がこれらを問題点として捉えている場合である。これらの問題をコードするためには、健康管理システムに関する患者個人の認識と健康管理システムとの間に絶対的な相違があることを知っておく必要がある。 | Z64.4,Z75 | |||
Z11 | 1 | コンプライアンス(治療法にたいする柔順さ)/病気であることの問題 | compliance追加 | 治療に対する不柔順さ | 投薬した薬を意図的に飲まない、指示した治療法を信条または集団圧力などにより意図的に守らない。人工肛門、義肢装着、臓器移植術などの経過観察・管理 | 病気であることに由来する社会的問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | Z43 to 51 Z53,Z54 | |||
Z12 | 1 | 夫婦間の問題 | 感情的(精神的、心理的)虐待 | 怠慢または遺棄、心理的虐待などの非身体的虐待、配偶者との不和 | 身体的虐待 Z25 | 夫婦の関係に由来する社会的問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | T74.0,T74.3,Z63.0 | |||
Z13 | 1 | 配偶者の品行についての問題 | 姦通、肉体の酷使 | 配偶者の怠惰、配偶者による遺棄 | 性的虐待 Z25、配偶者の暴力 Z25、配偶者の家庭内暴力 Z25 | 夫婦の品行に由来する社会的問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていいることが条件である。 | Z63.0 | |||
Z14 | 1 | 病気の配偶者をもつ問題 | 配偶者の看病 | 夫婦の一人または二人とも病気であることに由来する社会的問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていいることが条件である。 | Z63.6 | |||||
Z15 | 1 | 配偶者との離別/死別 | 死別、離婚、別居 | 配偶者の失踪および死亡、離別および離婚による家族の崩壊 | 配偶者との離別/死別に由来する社会的問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | Z63.4,Z63.5 | ||||
Z16 | 1 | 子供との関係における問題 | 心理的小児虐待、感情的小児虐待、精神的小児虐待 | 親の怠慢、親からの遺棄、心理的虐待、小児期における恐怖体験、小児期における否定的な生活体験、養育に関連する問題、親の過保護、施設養育 | 身体的小児虐待 Z25、家庭内暴力 Z25 | 大人と子供または子供同士に由来する社会的問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | T74.0,T74.3,Z61,Z62,Z63.8 | |||
Z18 | 1 | 病気である子供をもつ問題 | 家庭および入院中における子供の看病 | 子供が病気であることに由来する社会的問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | Z63.6 | |||||
Z19 | 1 | 子供との離別/死別 | 子供の失踪、家出 | 子供との離別または死別に由来する社会的問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | Z63.4 | |||||
Z20 | 1 | 両親/その他の家族との関係の問題 | 両親、成人の兄弟姉妹、他の家族構成員 | 両親/家族の寝たきり、車椅子生活 | 配偶者 Z12、子供 Z16、 友人 Z24 | 家族構成員間の関係に由来する社会的問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていいることが条件である。 | Z74.0,Z63.1,Z63.8 | |||
Z21 | 1 | 両親/その他の家族の品行の問題 | 義理の家族の品行の問題 | 子供の品行 P22、思春期の品行 P23、配偶者の品行 Z13 | 家族構成員の品行に由来する問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | Z63.1,Z63.9 | ||||
Z22 | 1 | 病気である両親/家族をもつ問題 | 家庭および入院中におけるケアの必要な両親/家族、両親/家族に影響するその他のストレスの多い生活体験 | 配偶者が病気Z14 | 家族構成員が病気であることに由来する問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | Z63.6, Z63.7 | ||||
Z23 | 1 | 両親や家族との離別/死別 | 両親/家族の失踪、家出 | 子供Z19または配偶者Z15との離別/死別 | 家族構成員の離別/死別に由来する問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | Z63.4 | ||||
Z24 | 1 | 友人関係の問題 | 家族Z20 | 友人関係に由来する問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | Z63.9 | |||||
Z25 | 1 | 暴行/不幸な出来事による問題 | 子供または配偶者への身体的虐待、強姦、性的虐待 | 犯罪およびテロリズムの被害者、災害、戦争およびその他の敵対行為との遭遇 | 配偶者の感情的虐待 Z12、配偶者の身体的虐待 Z13、子供の精神的虐待 Z16、身体的問題は、他の章の適当な項を参照、心理学的問題はP章を参照。セクハラZ05 | 暴行および他の不幸な出来ごとに由来する社会問題と診断するには、患者がその問題が存在することを認め、その問題について援助を求めていることが条件である。 | T74.1,T74.2,T74.8,T74.9,Z65.4,Z65.5 | |||
Z27 | 1 | ある社会的問題をもつことの心配 | ある社会的問題に関して心配すること | ある社会問題がないのに病訴をもつ者 | 患者が実際に社会的問題を持っているときはその問題のコードをつける | 実際には問題がないのに心配をしているか、またはその問題が確定されるまではこの項に分類される | Z71.1 | |||
Z28 | 1 | 社会的不利 | 社会的孤立、一人住まい | 世渡り下手、能力低下による活動の制限 | 社会よりの隔絶、一人暮し、あるいはさびしさを含む社会的問題によって引起こされる機能制限/能力低下 | COOP/WONCA質問表が、このような患者の状態を考証するのに適している(第8章参照)。 | Z73.4,Z73.6 | |||
Z29 | 1 | その他の社会的問題 | other social problems/NEC→ social problem NOSに変更 | 環境問題、仮病、汚染 | 騒音、空気汚染、水質汚染、土壌汚染、放射線被爆など物理的環境に関連する問題、不適切な家族の援助、家族や家庭に影響するストレスの多い生活体験、経産婦に関連する問題など社会心理的環境に関連する問題、賭博および賭、などライフスタイル<生活様式>に関連する問題、休養および余暇の不足、社会的不協調など生活管理困難に関連する問題、捨て子の健康管理およびケア | Z58.0〜Z58.5,Z58.8,Z58.9,Z63.2,Z63.3,Z63.7,Z63.8,Z63.9,Z64.1,Z65.8,Z65.9,Z72.6,Z72.8,Z72.9,Z73.2,Z73.5,Z73.8,Z73.9,Z76.1 | ||||
Z30 | 2 | 診察/健康診断(完全) | ||||||||
Z31 | 2 | 診察/健康診断(部分) | ||||||||
Z32 | 2 | 感受性検査 | ||||||||
Z33 | 2 | 微生物/免疫学的検査 | ||||||||
Z34 | 2 | 血液検査 | ||||||||
Z35 | 2 | 尿検査 | ||||||||
Z36 | 2 | 便検査 | ||||||||
Z37 | 2 | 病理組織検査、細胞診 | ||||||||
Z38 | 2 | 他に分類できない検査 | ||||||||
Z39 | 2 | 生理機能検査 | ||||||||
Z40 | 2 | 内視鏡検査 | ||||||||
Z41 | 2 | エックス線検査/画像検査 | ||||||||
Z42 | 2 | 電気的検査 | ||||||||
Z43 | 2 | その他の診断行為 | ||||||||
Z44 | 2 | 予防接種/予防投薬 | ||||||||
Z45 | 2 | 経過観察/健康教育/助言/食事指導 | ||||||||
Z46 | 2 | プライマリ・ケア医との対診 | ||||||||
Z47 | 2 | 専門医との対診 | ||||||||
Z48 | 2 | 患者の受診理由/要求についての明確化/討論 | ||||||||
Z49 | 2 | その他の予防行為 | ||||||||
Z50 | 3 | 投薬/新規処方/変更/注射 | ||||||||
Z51 | 3 | 切開(ドレナージ/洗浄/吸引/カテーテルを留置しない(53)体液除去) | ||||||||
Z52 | 3 | 切除(組織の除去/生検/破砕/挫滅組織切除(デブリードマン)/焼灼) | ||||||||
Z53 | 3 | 器具装着/カテーテル挿入/気管内挿管/拡張 | ||||||||
Z54 | 3 | 整復/固定/縫合/ギプス/装具(装着/除去) | ||||||||
Z55 | 3 | 局所注射/局所浸潤 | ||||||||
Z56 | 3 | 包帯/圧迫/圧縮/タンポン挿入 | ||||||||
Z57 | 3 | 物理療法/理学療法 | ||||||||
Z58 | 3 | 治療的カウンセリング/傾聴 | ||||||||
Z59 | 3 | その他の治療/小外科手術で他に分類されない物 | ||||||||
Z60 | 4 | 検査/診療行為の結果 | ||||||||
Z61 | 4 | 他の医療提供者による診療/検査/記録/紹介状に基づく結果 | ||||||||
Z62 | 5 | 各種書類の作成 | ||||||||
Z63 | 6 | 経過観察のための受診 | ||||||||
Z64 | 6 | 医療提供者が発見した受診理由/問題 | ||||||||
Z65 | 6 | 患者や医療提供者以外が発見した受診理由/問題 | ||||||||
Z66 | 6 | 医師以外の医療提供者/看護婦/療法士/ソーシャルワーカーへの紹介 | ||||||||
Z67 | 6 | 医師/専門医/診療所/病院への紹介 | ||||||||
Z68 | 6 | 他に分類されない施設への紹介 | ||||||||
Z69 | 6 | 他に分類されない受診理由 |