委員会について

 前身の旧日本プライマリ・ケア学会国際疾病分類研究会は、プライマリ・ケア健康問題国際分類注解第2版(ICHPPC-2-Defined邦訳版)を出版した日本プライマリ・ケア学会国際交流委員会 分類小委員会の後を受けて1994年に発足しました。
 当時の委員は、WONCA国際分類委員会の日本代表として関わって来た重本洋定委員長、それを引き継ぎ日本代表として参加していた山田隆司理事を中心に12名の委員がいました。
 2~3ヵ月毎の会合の他、メーリングリスト上でのディスカッションや、Web上の共有フォルダでファイルをやり取りするなど、ITも駆使して活動していました。
 その後、学会の再編に伴い、日本プライマリ・ケア連合学会の中では、国際関係委員会ICPCプロジェクトチーム、のちにICPC委員会として活動を継続し、委員長は藤田伸輔(千葉大学医学部附属病院地域医療連携部)、山田隆司と引き継がれてました。
 2020年7月、委員会再編により診療データベース委員会として旧ICPC委員会の活動を引き継ぎつつ、ICPCも含めたプライマリ・ケアに関連するレセプトデータ、電子カルテデータなどを収集・加工し、プライマリ・ケアの診療の質・量を測定しデータベースを構築するための方略を検討する役目を負うこととなりました。

診療データベース委員会メンバー(2020年9月現在)

役職 名前(順不同) 所属
委員長 大野 毎子
(理事)
佐賀県  唐津市民病院きたはた・唐津市総合診療教育センター
副委員長 髙栁 宏史
熊本県  熊本大学病院 地域医療支援センター
  金子 惇 神奈川県 横浜市立大学医学群データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻プライマリ・ケアリサーチユニット・
浜松医科大学地域家庭医療学講座
  大倉 佳宏 徳島県  徳島大学病院総合診療部
  南郷 栄秀
(理事)
東京都  独立行政法人地域医療機能推進機構東京城東病院
  青木 拓也
(理事)
東京都  東京慈恵会医科大学
委員 山田 隆司 東京都  台東区立台東病院
  藤田 伸輔 兵庫県  兵庫県西播磨県民局 赤穂保健福祉事務所長
  大西 弘高
(理事)
東京都  東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター
  和座 一弘 千葉県  医療法人社団弘知会 わざクリニック
  佐藤 健一 シンガポール Healthway Japanese Medical Centre
  佐藤 幹也 茨城県  筑波大学ヘルスサービス開発研究センター・住友重機械工業株式会社健康管理センター
  山岡 雅顕 兵庫県  洲本市応急診療所・洲本市国保五色診療所・洲本市国保堺診療所・洲本市国保上灘診療所
  吉本 清巳 奈良県  奈良県立医科大学総合医療学講座
  森田 瑞樹 岡山県  岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科 生体情報科学・岡山大学医学部保健学科検査技術科学専攻
  竹島 太郎 埼玉県  埼玉県立大学保健医療福祉学部共通教育科(内科学)
  宮澤 麻子 茨城県  ひたち太田家庭医療診療所
  佐瀬 雄治 北海道  学校法人電子開発学園 北海道情報大学 医療情報学部医療情報学科

委員会の活動歴

1994年 1月22日 第1回日本プライマリ・ケア学会国際疾病分類研究会開催
1994年~1997年 ICPC初版翻訳作業(各委員で分担し、2重チェックを行う)
1997年 6月 プライマリ・ケア国際分類(ICPC邦訳版)出版
1997年~ 受診理由の類語収集作業・プライマリ・ケア国際用語集翻訳作業
電子メールでの連絡開始
1999年~ ICPC-2翻訳作業・愁訴/病名の類語収集と整理
2000年 3月 ICPCメーリングリスト/共有フォルダ開設
2000年 9月 プライマリ・ケア国際用語集出版
2002年 6月 プライマリ・ケア国際分類第2版日本版(ICPC-2最新版邦訳+解説編、CD-ROM付き)出版
2003年 6月 第26回日本プライマリ・ケア学会(札幌)において、ICPC-2教育セッション開催。
2004年 6月 第27回日本プライマリ・ケア学会(横浜)において、ICPC-2ワークショップ開催。

 その後、毎年の学術大会にてワークショップを開催し、ICPCの啓発普及を継続。
2013年 日本プライマリ・ケア連合学会の中で正式にICPCプロジェクトチームとして認められる。その後ICPC委員会に。(2013年9月26日学会HPより当HPリンク)
2020年7月 ICPC-2e-v7.0日本語版公開(フォームより申し込み方式)
2020年7月 診療データベース委員会に再編

重本洋定初代委員長のもと、しげもと医院(岡山市)にて開催中の研究会の様子